『二度あるコトは三度ある』が続いてキャンプ行けてない

不運が続くなんてこと、小説の中だけと思ってたけど、

ホントにあるんだね。

いや、不運なんて大袈裟な言葉を使うほどのモノではなくて、「ついてないな~」って程度の出来事なんだけど、それが何度も続くとさすがにテンションがた落ちですよ。

もう、どんどんがた落ち。

キャンプ、行けてねぇ・・・。

ぼくのいちばん好きな趣味は、いまさら書くまでもなくキャンプです。

ひとりで行って、好きに飲み食いして、気ままにすごすソロキャンプ。

フィールドに自分以外のだれもいない『完ソロ』なんて、もう最高。

誰もいない中、まわりに人の気配がない空間を満喫するのが、たまらなく好き。

あんまり人付き合いが得意ではなくて、そのうえ人恋しさもたいして感じない自分にとって、これはうってつけの趣味だなぁって思っています。

だからこそ飽きることなく、けっこう長く続いてるんだろうな。

月に1~2回ほど出かけて行くペースが僕にはベストなようで、ここ数年ずっと変わらずそんな感じです。

それが直近2カ月ほど、まったくキャンプに行けてない。

予定はね、立てているんですよ。この日いくぞ!って。

ところが前日あるいは当日に、思いがけないことが重なって「行けなくなっちゃったよ」ってのが、ここ最近ずっと続いているのです。

どの焚き火台にしようかなってウキウキしたり、夕食になにを作ろうかと迷ってみたり、悩ましくも楽しいキャンプ前の時間をぶち壊されるコト、もう何回め?4回くらいかな?

続きすぎて、正確な回数は忘れてしまった。

誰が言ったか不運は重なるって、ホントにあるんだなぁ。

最後に行こうとしたのは、だいたい1週間くらい前。

正確にいうと、キャンプ場までは行った。

なじみの裏磐梯に向かって車を走らせて、「ひさしぶりに来た~!テント張るぞ!」ってトコまでは行った。

設営前のはやる気持ちを抑え、まずはチェアだけ出して簡単に昼食をとってみたりして。

ヒンヤリした空気のなか、空の下で食べるカップラーメンは相変わらずの美味さで、「キャンプ来たな~」って実感してた。

しかし、まさかそれだけで、キャンプが終わってしまうとは思いもしなかったけれども。

なんとテントが、まるで使い物にならなかったのです。

いやもう、使うとか使わないとか、それ以前の問題でした。

夏ごろに、とあるテントを買いました。

『フィンガル』って言うんですけどね。言っちゃいますケド。

フレームが勝手に広がるポップアップテントの中心にワンポールを足したような感じで、なんだか面白そう。

それが第一印象。

見たコトない物珍しさと、ちょうどセール中の格安価格に惹かれ、ついつい買っちゃったテントです。

そのフィンガルを持って行った、本当に、本当に久しぶりのソロキャンプ。

ポップアップテントですから、押さえているバンドを外して『ポイッ』と投げてやれば『ボンッ』と広がる。

なにこれ面白い。

で、カタチを整えてペグ打って、中にポールを立てれば完成です。

ホントにあっという間だね。

ところが、勝手に広がるはずのテントのカタチが、どうやっても整わない。

何かを見落としているのかと思い、ポケットからスマホを出して、解説動画で確認してみる。

「なるほどなるほど、ここがこうなって・・・」

って、やっぱり間違ってはいないよなぁ。

けれど、どうにも上手くいきません。

あれ、意外と難しい?

しばらく苦戦して、なんとなくこのテントのつくりが分かってくると、ある異変に気が付いた。

生地の内側に縫い付けられてキレイな弧を描いているフレームが、ある一点で90度に曲がっている。

そこを手にとってみると、角度はさらに120度くらいになってプラプラしてるw

あれ?フレーム折れてね?

初めから破損していたのか、それとも今、なにかの拍子で折れたのか、分からない。

しかし目の前のフレームがぽっきり逝ってる、それは事実。

まさか初張りで破損は思いもしてみなかった。

けれど『テントのフレームが折れる』なんてのは、キャンプしてれば想定内のトラブルです。

ぼくだって、そう言える程度の経験はあるのさ。

補修キットは、ペグと一緒にして常に持っているから大丈夫。

ポップアップテントのフレームは細いけれど、ビニールテープでぐるぐる巻きにしてやれば何とかなるだろう。

修理自体はそんなに難しいことじゃないです。

けどこのフィンガル、フレームがテント生地に縫い付けられているから、そのままでは補修ができない。

なので、折れている部分の生地をナイフで裂いて、フレームにアクセスしようとしたのですが、切れ目を入れた瞬間。

『ビョーン!』とフレームが勢いよく飛び出して直立。

さすが、テントを支えるだけあって、結構な反発力だ。

もうね、なにをどうやっても元に戻せません。

フレームが元の場所に収まらないんじゃ、補修も意味をなさないよ。

お手上げだぁ。

こうして僕は、壊れたテントを無理やり畳んでトランクに押し込め、キャンプ場をあとにしたのです。

まいったね~~。

『ついてない』が重なって、キャンプ中止が続いていたなか、ようやく来れたと思ったらこの見事なオチ。

心境はまさにトホホ・・・。

家に帰ったらテントはすぐさまゴミに出して、気持ちちょっとはスッキリしたけれど、それ以外はもう片付ける気も起きず、バックパックは部屋の片隅にそのままだ。

こうしておけば、次は準備しなくてもすぐに行けるから、と思っている。

でも、なかなか機会はめぐってこない。

ま、くよくよしてても仕方ない。そのうちチャンスは来るだろう。

ガスもクッカーも着替えも全部入っているし、あとは、いつものテントを持てば準備OK。

こうして早めに荷造りが出来ていれば、忘れもの対策にもなるだろうしね。

・・・あっ・・やべ、食材入れっぱなしだよ。

肉とかタマゴとか、出すの忘れてた・・・。

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