こんにちは。冬キャンプでもっともよく使う暖房は使い捨てカイロのshizuwaです。
寒い時期のキャンプで活躍する暖房器具。カイロも良いけれど、暖かさで言ったらやっぱり火を使ったストーブがいちばんです。
薪や灯油などいろいろな種類がありますが、いちばん気軽に扱えるのはCB缶を使ったストーブでしょう。
今回は、ぼくが使っているイワタニのカセットガスストーブをレビューしていきます。
安心のイワタニ産業
イワタニ産業と言えば、カセットガスコンロなどで有名な会社です。キャンプで使っている人も多いはず。アウトドア用ガスコンロ「カセットフーマーベラス」を初めて見たときは、あまりのカッコ良さに
『マーヴェラス!』
と思わず叫んだかどうかは置いといて、やっぱり安心感のあるメーカーです。
実際にイワタニのカセットガスストーブは安全対策が充実しており、ぼくが所有しているタイプは4つの安全装置を搭載しています。
- 不完全燃焼防止装置
- 立ち消え安全装置
- 転倒時消化装置
- 圧力感知安全装置
それぞれ、『室内酸素濃度が低くなったとき』 『風などによって火が消えたとき』 『倒れたり強い衝撃が加わったとき』 『カセットガスが過熱され容器内の圧力が異常上昇したとき』自動的にガスを遮断し消火するそうです。
最近はネットショップを覗くと、テントサイトに置きたくなるオシャレなストーブがいろいろと見つかりますが、安全性から見ればイワタニ製を選ぶのがイチバンです。
カセットガスストーブ CB-STV-3

重量:2.6kg
連続燃焼時間:約3時間20分
燃料:カセットガス
屋内用
ぼくの使っているこのモデルは少し古いタイプなので、新品ではもう売っていません。現在は『マイ暖』という商品が後継になっているようです。
火力が2段階に調整できるようになって、より使い勝手がよくなっています。
家の中で『手軽に使える』というコンセプトの製品なので、大きさや重さは、持ち運びしやすいものとなっています。
でもキャンプに使うとなると、
『けっこうコンパクト!』
と言う人と
『思ったより大きいね』
と言う人に分かれそうな、絶妙なサイズ感です。
燃料となるのはカセットガス。アウトドア界隈ではCB缶と呼ばれるアレです。安くどこにでも売っているので助かります。万が一忘れても確実に手に入る安心感。大事!
CB缶は寒さに強くないので、気温が低くなると火が着きにくくなります。テント内に入れておくなり、カイロを当てるなりして冷やさないようにしましょう。

着火さえすればガスを温めるヒートパネルが付いているので、ある程度寒くてもストーブの火力は安定しています。

脇にあるツマミを回すと点火します。やり方はカセットコンロとまったく同じです。いかにも火力調整しそうな佇まいですが、点火と消火しかできません。
圧電点火方式なので、電池は必要ありません。 もちろんライターなどの火もいりません。ここもカセットコンロと同じで、操作はいたって簡単です。

ストーブとしては、直接の熱より上昇気流で暖めるタイプ。
反射板が付いていないのもあり正面はそれほど熱くはなく、気流が立ち上る上方向が熱いです。
前面にさほどスペースを必要としないため、テント内など狭い場所でも使いやすい。

キャンプのときは予備のガス2本と一緒に、100均で買った袋に入れて持ち出しています。
キャンプでの使用感は?
このストーブの出番は、だいたい晩秋から初冬にかけて。北風が身に染みて、おでんが恋しくなる季節です。気温にすると10度~0度くらいの時期。
雪が積もると地面が不安定になるので使いません。
雪のない地域なら、もちろん真冬でも活躍できます。
テントはドームタイプの2人用、主に前室部分で使用しています。
本来は室内用ということもあり、屋外で使うとほとんど暖かくありませんし、風で火が消えてしまいます。

インナーテントのドアを開け、前室に置いて火を点けるとすぐに暖かくなってきます。
ストーブの正面はそれほど熱くないため、狭い前室でも置き場所には困らないのはうれしいところ。
外気温が0度くらいまでなら、これで十分に暖かく過ごせます。

風が強くてフライの隙間から吹き込むようなときは室内に入れてしまいます。さすがにこの空間にはオーバースペック、あっという間に暑くなるので前後のドアは半分くらい開けておくとちょうどいい。
換気にもなるしね。
ガス警報器は必ず使おう
テントの気密性って思ったより高いもの。いくら換気をしたとしても、万が一ということもあります。ストーブを使用するときは、必ずガス警報器を用意しましょう。一酸化炭素は恐ろしいですよ。
いくら気持ち良くても、絶対に寝落ちなんてしないように!
まとめ
ソロ用のテントであれば過剰なくらいの火力があります。換気に気を付け引きこもってしまえば、冬でも快適空間の出来上がりです。
ただ、大きな空間になるとこのストーブだけではちょっと厳しい。3m×3mのスクリーンタープ内で使ったときは、たいして意味ありませんでした。
小川のステイシーやテンマクのパンダなど、活動できる広めの前室を備えたソロ向けテントで使うと、より快適な引きこもりキャンプが満喫できると思います。
ガス中毒や火災などにはくれぐれも気を付けて、たのしい冬キャンプを満喫しましょう!
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