使い方しだいで無限の可能性が広がる便利道具、コールマンのコンビニハンガー。
見ただけで『何かと便利そうだな~』と思えるシンプルな道具ですが、実際に使ってみると想像をはるかに超える優秀さです。
『ランタンを高いところに設置したい』『道具をすぐ手の届く範囲に置いておきたい』『コダワリのギアを見えるように片付けたい』
などなど。
なにを吊るすかは、あなたの自由。
なんでも気軽に引っかけておける、地味だけど非常に有能な道具です。
コールマン・コンビニハンガーとセリア・フッククリップ
便利なコンビニハンガーですが、今は同じような機能の製品が、100均のセリアやダイソーでも手に入るようになりました。
ホントに絶妙なトコ攻めてきますよね、100均のアウトドアグッズ。
昨年にセリアで購入してしばらく使ってみましたが、とくに問題なく使えます。
これを100円で出されちゃコールマンもたまらないよな、って感じの製品です。
使い道はまったく同じなコンビニハンガーとフッククリップ、はたして違いはあるのか!?
2つを比べてレビューします。
コンビニハンガーとフッククリップの違い
何より、いちばん大きな違いは値段です。言うまでもないですね。
コールマンは2個入りで約1000円。セリアは1個100円です。

材質であるプラスチックの質感はコールマンの方が良いです。手で触り比べないと分かりませんが、触れて比べてみると分かる程度には違います。
ちゃんとランタンロゴが付いているのがコールマンファンには嬉しいところでしょう。
厚みもコールマンの方があり、全体的にしっかりした作りになっています。

形状にも違いが見られます。この形の差はクリップの開け閉めに大きく影響していて、少し力のいるセリアに比べ、コールマンは楽に操作でき、よく考えられた形だと分かります。

ステーの部分はコールマンが長く、セリアは短くなっています。
ランタンなど、ある程度おおきな物をぶら下げた時、セリアはポールに干渉することがあります。
ただ、短い分セリアのほうが全体的にコンパクトです。そのかわり使い勝手が犠牲になっているとも言えるので、ここは一長一短でしょう。
先端のフック部分にも形に違いがあります。
向きのあるコールマンに対し、セリアは両側とも同じ形状なので、ポールに取り付けるさい気にする必要がありません。大雑把さんには嬉しい部分です。
けど、フックの使いやすさはコールマンの圧勝で、掛けやすく取りやすい形状になっています。

クリップ部の違いもあります。
ポールを挟み込む面積がコールマンの方がおおきく、その分安定しています。気が付くとセリアの方は斜めに付いていた、なんてことが何度かありました。
耐荷重はコールマンが1キロ、セリアが500グラムとなっていますが、そこまでの差はないように感じます

両方に1キロの重りを下げてみましたが、どちらも大丈夫です。コールマンの方が多少、余裕がある感じです。
ちなみに、2キロにするとどっちも即落ちます。
ランタンをかけるのが定番ですが、安全面からもLEDだけにした方が安心でしょう。ガソリンは絶対ダメ。試しにノーススターをかけたら速攻で外れました。
対応しているポールの径はコールマンが20~25ミリ。セリアは記載なしです。
実際は、今回の写真に写っている黒いポールが28ミリ、ゴールドのポールが16ミリですので、このくらいであれば問題なく使用できます。
まとめ
比べてみると違いというか、やはり値段なりの差はあります。
何も知らない妻さんにこの2つを見比べてもらったら、コールマンを『こっちが高いやつ』とすぐ当てました。
安定性や使い勝手もコールマンの方が良いです。セリアが勝っているのは安さと、ちょっとコンパクトなところくらい。
でも・・・。
『高速道路を走るのに普通車の方がラクだけど別に軽でも大丈夫』みたいなもんで、セリアでも問題なく使えます。
実はぼくも『色が好みじゃない』という理由でコールマンではなく、セリアを使っているくらい。
なので、
- ちょっと高くても確実に使い勝手が良い方がいい
- 所有欲を感じたい
- コールマンが好き
という人はコールマン・コンビニハンガーを。
そうでもない人はセリア(ダイソー)フッククリップを、それぞれ選べば幸せになれると思いますよ。
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