チクチクしない!【シリコンコーティングのスパッタシート(焚き火シート)】レビュー

最近の焚き火シーンでは必須ともいえる道具となった『スパッタシート(焚き火シート)』

主にガラス繊維素材で出来ていて、素手で触るとチクチクするのが欠点です。

取り扱いには手袋が必須なんですね。

ところが、『チクチクしないスパッタシート』というのがアマゾンに売っていたので、どんなものかと購入してみました。

なるほど、従来のガラス繊維のシートをシリコンコーティングしているらしい。

たしかに素手で触れても何ともありません。

「これ、いいかも」

と思ったのでご紹介&使用レビューです。

目次

焚き火には必須の装備!スパッタシート(焚き火シート)

そもそもスパッタシートとは、焚き火をする際に焚き火台の下に敷いて使うシートのこと。焚き火シートとも言います。

その目的は、地面を熱のダメージから保護したり、延焼を防いだりなど環境と安全のため。

キャンプ場のきれいな芝生は、その維持や管理にとても手間暇が掛かっています。

ぼくなんて自宅の小さな庭の芝生でさえ面倒なのに、広いキャンプ場全体の手入れは大変だろうなぁと思います。

それを傷つけないように、焚き火シートはもはや必須の装備。

フィールドを気持ちよく使わせてもらう為にも、ぜひ準備したいアイテムです。

割と直火に寛容だった昔からは想像もつかないことですが、これも時代か・・・。

焚き火シートの弱点はチクチクすること

そんな必須装備の焚き火シートですが、素手で触るとチクチクするのが唯一の弱点。

素材の、目に見えないほどの細かいガラス繊維が刺さるからです。

手袋は必須。

飛び上がるほど痛いわけではないのですが、地味にチクチクがず~っと続いてかなり不快。

でも不意に素手で触れてしまう事もあり、気を付けて扱うのがちょっと面倒だったりします。

酔っていたりすると、なおさらなんですよね~。

もしガラス繊維が刺さってチクチクしてしまったら
●掻かない・擦らない
●粘着テープなどで取り除く
●洗い流す
●数日経っても痛みが治まらない場合は皮膚科を受診する

皮膚の薄い幼児はとくに危険なので、ファミリーキャンプでは注意しましょう。

チクチクしない焚き火シートがあった!

ところが最近、『チクチクしない焚き火シート』というのが出てきました。

ガラス繊維をシリコンコーティングすることにより、素手で触れてもチクチクしないらしい。

ぼくが購入したのはコチラの製品。

サイズは2種類。

  • 58×78cm
  • 92×100cm

カラーは3種類。

  • イエロー
  • グリーン
  • グレー

選んだのは、【イエローカラー】【58×78cm】サイズです。

これは、以前使っていたロゴスの焚き火シートとほぼ同じ大きさ。

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ソロで使うのに丁度良いサイズです。

シリコンコーティングのスパッタシートは素手でも平気

届いたシートは、なんだかオシャレなケースに入っておりました。

この状態でのサイズは約32×24cm。

厚みは、まぁシートなんで、押してやればペッタンコになります。そうすれば1cmくらいでしょうか。

スパッタシートは絶対に汚れるものなので、収納付きはうれしいです。

中身は本体と、おまけ程度の細いペグ。

それと、中華メーカーにはおなじみのメッセージカードが入っていました。

数年前は『怪しい日本語』でしたが、『たどたどしい日本語』くらいには成長しています。

とりあえず、「良い評価をつけてくれ」的なことは一切書かれていないのは好印象。

本体は、厚手でしっかりしたシートです。

イエローカラーを選びましたが、黄色というより『明るめのベージュ』って感じ。

触れた感じは、シリコン鍋掴みのもっと分厚いみたいな感じ。

チクチクする事はまったくありません。

なんなら、この上に座ってもいいくらいです。

これなら素手でも大丈夫!

裏表、余すトコなくシリコンです。いいぞコレ!

ハトメもしっかり付いていて、取れてしまうことはなさそうです。

実際の使用時は、焚き火台や薪を乗せているのでペグを打つ必要はなく、このハトメの出番はないかな。

シリコンらしく防水仕様。

水を垂らしてみましたが、染みこむ気配はまったく無し。

焚き火シートは、朝まで出しっぱなしだと露や不意の雨で濡れてしまう場合もあるから、防水なのはうれしいポイント。

無駄にカッコイイ収納ケースは布製です。

焚き火シート自体が汚れるものなので、ここは出来ればポリエステルやナイロンが良かったなぁ。

それにシリコンの表面はグリップがあって滑らないので、布のケースにはすこし入れずらい。

でもまぁ、ちゃんとした収納ケース付きの焚き火シートってあまり見ないので、これはとっても評価したい。

使うのが楽しみだ!

使用レビュー

実際に使用してみた感想です。

使った焚き火台は、ベルモントのTABI。

ピコグリルと並んで人気のある焚き火台ですので、使っている人も多いのではないでしょうか?

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TABIは火床が低く、そのままでは地面を焦がしてしまうため、下に薪を敷いて使用します。

スパッタシートは熱を完全に遮断するものではないため、火床の低い焚き火台だとシート越しに地面を焦がしてしまいます。トレーや薪を敷くなどの対策が必要です。

耐火性能

調理のための熾火を作りたかったので、太めの薪を数本燃やしました。

けっこうな火力が出たと思います。

そのさいTABIの脇から、熾火や火のついた枝がシート上にいくつか落ちました。

大きなものはすぐに拾って焚き火台に戻しましたが、小さな欠片はそのままです。

食事が終わってしばらく炎を愉しんだので、鎮火したのはそれから4時間後くらいでしょうか?

シートの状態は・・・、なんともありませんでした!

翌朝、明るくなってからじっくりとチェックしてみましたが、穴などは無し。

シリコンコーティングにも異常はなく、もちろん素手で触ってもチクチクしません。

地面の焼けもないし大丈夫。

うん、合格!

TABIの真下には薪を敷いておきました。

これは良い!シリコンコーティング・4つの利点

焚き火用のスパッタシートとしては問題なし。

まぁ焚き火用のシートですからね。こぼれ落ちた小さな炭くらいでダメージを受けないのは当然です。

ぼくが「これは良いぞ!」と思ったのは以下の4点。

利点1・素手でさわれる

とにかく、素手で扱えるのがたいへん便利。

いちいちグローブをしなくても良いので、シート上に気軽にモノを置けるようになりました。

焚き火をしているときはだいたい酔っているので、ついつい素手で触ってしまい、翌朝になって「なんだか手がチクチクするなぁ」ってことがよくありました。

その心配がなくなるのは、僕にとってはけっこう大きい。

「飲み過ぎなきゃいいじゃん」ってのはナシで!

利点2・防水

シリコンはゴムですから、当然水を通しません。

なのでこのシートは濡れることがない

雨にあたっても、スープなどをこぼしても、朝露のなか出しっぱなしでも、軽く拭けばそれでOK。

そして素手でも扱える。

すっごいラクです。

利点3・汚れがすぐおちる

水が染みこまないので、拭くだけで簡単にキレイになります。

汚れがひどいときは水洗いも出来るため、汚れ落としが実に簡単。

利点4・枯れ葉がつかない

いままでのスパッタシートは使った後、裏面にびっしりと枯れ葉が付いて、それを落とすのが面倒でした。

いちいちグローブをする必要もあったしね。

シリコンコーティングしてあると、表面がつるんとしているので葉っぱなどが付かず、片づけがとてもラクです。

まとめ

いやコレ良いですね。

チクチクしないと聞いて飛びついた『シリコンコーティングスパッタシート』ですが、本当にチクチクしませんでした。

素手で気軽に扱えるのが最高です。

今までのガラス繊維で出来たスパッタシートは、確かにチクチクしますが「手袋をして扱えばいいだけじゃん」と、たいして気にしていませんでした。

ですが今回、その手袋をする手間が無いだけで、「こんなに快適になるものか!」と驚くほどラクでした。

いや、たぶん『もし誤って触れたらチクチクになってしまう』という心配や不安がなくなった解放感だな、これは。

これで何も恐れることなく、酒に酔えるというものだ。

だって飲みたいんだもの!

とにかく、チクチクの不安が無くなったことでシート上のスペースが使いやすくなったことは事実。

以前のスパッタシートではクッカーとか薪を置く程度でしたが、シリコンコーティングの本品では気軽に色々なものが置けるようになりました。

それに加え、

  • 汚れが落ちやすい
  • 枯れ葉などがつかない
  • 朝露・雨に濡れても拭くだけでOK

といった特徴が、扱う上で非常にラクで助かります。

これは本当にオススメですよ。

いま現在、スパッタシートの購入を考えている人がいたら、ぼくはこの『シリコンコーティングスパッタシート』をオススメします。

コーティングのない従来品より、間違いなく良いですよ!

焚き火シートは、カーボンシート、ガラス繊維と使ってきましたが、このシリコンコーティング製が一番いいです。

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