まぁ見たまんまなんですが、ウォーターキャリーバッグは、エバニューやプラティパス、その他メーカーのソフトボトルを入れるケース。2Lのペットボトルも入ります。
おもな効能は以下。
- ボトルの保護
- ある程度の保温保冷
- バックパックへの外付け
- デイジーチェーンによる運用方法の拡大
ぼくはこれを、『水場のない野営での水の運搬』と、『雪中キャンプでの水の凍結防止』に使っていて、シンプルながら意外と役に立つギアです。
もともとはクラウドファインディング商品だったらしく、見た目は正直「大手が作ったらもっとカッコ良くなるだろうな」って印象の、ちょっとDIYっぽいというか、洗練されきってない感じ。
でもちゃんと丈夫で機能的、色も目立たずアウトドアっぽいカラーだし、使用上は問題ない。
「あったら便利」を形にしてみた製品って感じ。
購入して2年近く経ちますが、毎回使うわけではないものの、お蔵入りすることもなく、コンスタントに出番のある面白いギアですよ。
ウォーターキャリーバッグで水入れをもっと使いやすく!
ぼくがキャンプ道具を増やすときは、たいていキャンプ中に「こんなのがあったら良いのにな」って感じるところから始まります。
で、検索してみて「あるじゃん!」となれば購入決定。
今回のはまさにその典型で、雪中キャンプしていて
「水入れをバックパックに外付けできないだろうか?」
と思い立ったのがきっかけです。
それで見つけたのがこれ。
とくに製品名はないようなので、勝手に
【ウォーターキャリーバッグ】
と呼ぶことにします。
こんなふうに、探してみるとだいたい製品化されているんだから、みんな考えることは一緒、同じ人類なんだなぁと妙に大きなスケールで納得してしまう。
『MG TRAIL』から発売されているこのギアは、2Lサイズのソフトタイプ水入れを収納できるケースです。
- サイズ【幅21cm×高さ31cm×マチ9.5cm】
- 重さ【148g(実測)】
- 素材【420Dナイロン】
- 主な対応ボトル
エバニューウォーターキャリー2L、1.5L
プラティパスソフトボトル2L、1L
市販2Lペットボトル
350ml缶4本
その他サイズが合うボトル
ぼくはエバニューのウォーターキャリーで使っていますが、他にもプラティパスなど、似たような形状ならだいたい入るみたいです。ペットボトルでもOK。
ピタリと決まる専用設計も良いけれど、キャンプに限らず、趣味っていろいろな道具を試してみたくなったりするから、こういう『サイズが合えばなんでもOK』みたいな緩い汎用性はありがたいし、好き!
購入は
それぞれにストアがあるものの、ウォーターキャリーバッグは2025年1月現在、品切れのようです。
ケースとして頑丈
本体は420デニールのナイロンで、クッション材も入っているから、かなり厚手で丈夫。
水入れの保護としてはとても有効です。
スノーシューのスパイクとか、ペグの先端なんかが当たっても問題なし。
刃物を持ち出し「穴を開けてやるぞ!」と意気込んで攻撃でもしない限り、破れたりしないと思う。
その分ちょっと重さもサイズもあるけれど、荷物の中に雑に放り込んでも問題ないのが、大雑把な自分には好ましいのです(笑)。
多少の保温・保冷効果あり
内側はアルミ溶着の反射材になっていて、多少の保温保冷効果があります。
簡易的なものですが、厚みがあるからか、想像よりは効きます。
この保温保冷効果も購入を決めた理由のひとつ。
というのも冬キャンプのとき、水入れだけだと凍るんですよ。
テント内に入れておいても、-10℃くらいになるとかなり凍結します。
キャップなんてバーナーで温めてやらないと開かないし。
一応、服でぐるぐるに巻くって対策もあるんですが、いちいちめんどくさい。
そういうわけで、『簡単に出来る水の凍結防止』と言う効果に期待して購入しました。
結果は、少しは凍りますが、無いよりは全然まし。
夜間はウォーターキャリーの上部を折り畳んで中に入れてしまえば、先にも書いた『キャップが凍り付いて開かなくなる』なんて事態も防げます。
ついでに、夏はお湯になってしまうのを防ぐこともできますよ。
デイジーチェーンで幅広い運用
本体にはデイジーチェーン状にベルトが付けられていて、これがなかなかに便利。
まず、持ちやすくなります。
ウォーターキャリーみたいなソフトタイプの水入れって、持ちにくくないですか?
掴むとこないしツルツルしてるし、本体をガッと掴むと中身出るし。
それが解決します。
上部を掴めば持ち運びしやすいし、サイドを掴めば注ぎやすいです。
さらに、バックパックに外付けできるようになる。
これだけぐるりとデイジーチェーンがあれば、大体どんなバックパックでも付きます。
そのぶんバックパックが2キロ以上重くなるという重大な問題はありますが、ぼくはこれを『バンテリン腰椎コルセット』を巻くことで克服しました!w
吊るしてジャグのように使える・・・のか?
ベルトは底面にもあるので、吊るせばジャグのように使うことも可能。
この使い方にはぼくも心をグッと掴まれて、さっそく試してみたんですが、
ペットボトルの口に合うコック(蛇口)がないと、単なる吊るした水袋状態で意味ないです。当然ですよね。
で、探したら丁度いいのがあったものの、漏れるというレビューが圧倒的に多く、その意見を恐れたぼくは決心が付かなくて、まだ購入しておりません。
他に良いの知ってる人いたら教えてください。はやくジャグしてみたいです。
まとめ
絶対に必要か?って問われればそうでもないんでけど、あったらあったで、ワリと便利なギアではあります。
個人的には『必須枠』でなく『遊び枠』でしょうか。
この【ウォーターキャリーバッグ】は、そんな遊び枠のなかでも実用性が高く、いいとこ突いたギアなんじゃないかなって感想。
必要最低限の厳選したギアで行くキャンプもストイックな楽しさがあるけど、ちょっと遊び心が欲しくなるもの。
「こうしたらどうだろう?」ってあれこれ想像が働くギアは、使っていて面白いです。
ちなみに今は、ウォーターキャリーバッグの中にカイロを放り込んで水温を保てないかな?なんて考えてます。
あ~でも酸欠になっちゃうか・・・。
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