11月中旬。
素朴でのどかな田舎道をのんびりと運転して、約2時間弱。
ちょうど1年前に訪れた『もりもりランドかつらお』へ、ふたたび遊びに行ってきました。
ぼくとしては長旅です(笑)。
小奇麗なログハウス風の管理棟で受付をすませ場内へ入ると、時期的に諦めかけていた紅葉はまだまだ健在で、秋晴れのもと絢爛に輝いていました。
里山を思わせる、あいかわらずの心地よさ。
今回はこの『もりもりランドかつらお』で、ワンポールテントにレジャーシートを敷いて、はじめてのお座敷キャンプを楽しんできましたよ。
控えめに言っても、最高でした。
再訪・秋の【もりもりランドかつらお】
前回泊ったのはA11番サイトでした。
眺めは最高に良いものの、山の北側に位置するからかちょっと寒くて、冷たい風が吹いてたのを覚えています。
晴れのはずの天気予報が、まるで外れたということも。

今回は、その反対側に位置するA15番サイトを選びました。
前に場内を見て回ったときから「ここ良さそうだなぁ」ってずっと思っていたんですよ。
南向きの場所だから、陽が良く当たって暖かいだろうなって。
結果、大正解でした。

初めてお座敷スタイルしたら萌えた!
持ってきたテントは、小さなTCワンポールのアースピノマッド。
このテントを使ってやってみたいことがあって、それが今回の主な目的です。
それは、お座敷スタイルキャンプ。
フロアレスのテントに、クッション性のあるシートと暖かなラグを敷き、テーブルを置き、小物を配置し、さらには暖房を入れて、居心地のよい小部屋を作ってしまおうというのが今回のコンセプト。
インスタ見てたら、自分でもやってみたくなったのです。
で、実際にやってみたら・・・

か・・・カワイイぞ!?
50のおっさんが心の中で「萌えーーー!」と連呼してしまうほどの出来映えになりました!w
カラフルなラグに影響されて、なんだか心までウキウキしてきます。
ちなみにこのラグは、子供が小学生だったころの運動会で敷いていたもの。
ちょっと想い入れがあります。
もう使うことはないだろうと考えていたから、また出番が出来てうれしい!
思った通り、南向きの15番サイトはポカポカとした陽が当たり、とても明るくて暖か。

さっそく靴を脱いでテントに入ると、見た目も楽しいカラフルな部屋にテンションは上々!
そして同時に思いました。
これはもう、僕の知っているキャンプとはまったく別物だぞ!?・・・と。
今までソロテントでやっていた地べたスタイルとは、完全に似て非なるものです。
何しろベクトルからして違う。
地べたスタイルが『身軽さを重視した自由を感じる旅仕様』なら、
このお座敷スタイルは『好きを濃縮して作り上げた楽し気なピクニック空間』だ。

ソロでボッチでひとりなのに、なんだこのワクワクでカーニバルな空気感!
普段とのあまりの違いに笑えてきましたw
部屋の中から前方の景色に目をやると、オレンジに染まった見事な紅葉。

外とテント内はまるで違う空間なんだけど、地面に直接座っているからか、それがシームレスに繋がっているような感覚で面白い。
地べたスタイルもシームレスだけど、あれは『外と内』なんて区別はなく、つねに外って感じだったからなぁ。
お座敷キャンプ、ちょっと癖になりそうですw
『もりもりランドかつらお』の雰囲気が好き
1年前に来たときは、予報外れの雨と予想外の雪に楽しくも泣かされたキャンプでしたが、今回は完璧なる快晴です。

紅葉は終盤に差し掛かっているものの、まだまだ絢爛さを失っていない木々も多く、深まった色味が美しい。
それはもう、お天気番組のキャスターなら絶対に大げさなコメントをするだろう、ってほど。
一方で、葉の落ちた木々の辺りは、遮られることのなくなった陽が地面に積もった落葉を照らし、やわらかな雰囲気に満ちています。

ああ、晴れてくれて、ほんっと良かった。
このもりもりランドかつらおは、とても居心地の良い場所です。
ごろんと気ままに横たわってみたり、テントの外に出てチェアでぼーっとしてみたり。

何しろもう何度目かもわからないキャンプですから、過ごし方もいつもと一緒。
でも、ちゃんと毎度、癒される。
日光を浴びるのは心身の健康に不可欠ですごく大事と言うけれど、今回「それは絶対間違いないっ!」と言ってしまえるほど、ひたすた日の光を浴びて、とにかく癒されまくりました。
なんせ南向きにテントを張ったから、ずっと日が射してたんですよ。
気温は低いから暑さを感じることもなく、ずっとポカポカ良い気持ちでした。
そしたら頭がポワンとして、でも心はスッキリ。
これは『癒された』と言って間違いないでしょう!
このA15番サイト、夏なら暑くてしようがなかったと思いますが、晩秋は最高です。
気が付けば、テント内に差し込む日の向きがだんだんと変わってきて、やたらと眩しくなってきました。

どうやら日没が近いらしい。
ノートPCを閉じテントの外に出て、空を見上げてみる。

すでに葉を散らしてしまった枝の線が、朱に染まりつつある空のもと、複雑なシルエットを描いて紅葉の中を走り、寂しいような、でもどこか楽しいような、複雑な表情を創り出しています。
それを目にして、ぼくの癒され度合いは最高潮!
ビールを開けずにはいられませんでしたw
夕食は『葛尾村復興交流館あぜりあ』で買った阿武隈ホップジャパンの地ビールと、地元石井食堂のお惣菜。

フッ素加工のフライパンで惣菜を温めながら、660円とワリとお高めな地ビールを、躊躇なくぐびりと飲み干す。

ほどなくしてフライパンのコロッケも熱々になり、2つに割ると、フワッとした湯気が立ちのぼる。
おいしいおいしい。
続けて2本目のお高いビールも空になっちゃってた。
カラフルなお座敷でくつろぎながら、暗がりに浮かぶ紅葉を前に、
「こういう時間って大好きだなぁ」
と、しみじみ思ってみたりしてw

次は新緑を見に来たい
今回は予報が外れることもなく、翌日もちゃんと良い天気。
1年前は、起きたらまさかの雪だったからなぁ。
早朝の場内をふらっと徘徊。

なんというか、雰囲気と言うか空気感と言うか。
『もりもりランドかつらお』のそういった部分が、ぼくは妙に肌に合う。
まだ2回しか来てないけれど、すっかりお気に入り。
次は緑も勢いづく初夏のころ、北向きのA5番サイトあたりが良さそうだなぁって、今から再訪が楽しみです。
あとがき
今回『もりもりランドかつらお』をキャンプ地に選んだのは、お座敷スタイルで楽しむためです。
- 水はけがよく、清潔な砂利敷きのおかげで、敷物がよごれない。
- 電源が使える(ファンヒーターとノートPCに使用)
というのが主な理由。
もちろん、前回来たときものすごく好印象だった、というのもあります。
自然豊かなんだけど鬱蒼とした感じはなく、明るく心地よい里山の雰囲気なんですよね。
とても気持ちよく過ごせる場所です。
料金だって、クーポン券がもらえることを考えたら、かなりお安いしね。
場内もサイトも若干小さめではあるものの、平日ソロなら気にするほどでもない。
また訪れたいキャンプ場です。


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