暦は11月に入り、ここ東北はもう晩秋と言える時期。磐梯山はうっすらと白くなりました。
そんな会津地方と比べ、まだ比較的に暖かい中通りは須賀川へ、紅葉キャンプに行ってきました。
須賀川市市民の森キャンプ場
今回お邪魔した須賀川市市民の森は、宇津峰中腹に位置するキャンプ場。
その名から分かる通り、市営の施設ですので料金は格安です。
料金・利用時間
1泊620円
IN/12:00 ~ OUT/翌12:00
所在地・電話
須賀川市塩田字音森20
0248-79-2187
利用期間
4月29日~11月10日
テントサイト
区画・全22サイト
車の乗り入れは不可
リヤカーの貸出し有り
須賀川市市民の森・秋の紅葉キャンプレビュー
今回のキャンプ地は22番サイト。管理棟から一番奥の位置になります。
山の中腹だけあり場内は全体的に傾斜地で、その中に平坦な区画サイトが段々畑のように連なっています。
車やバイクの乗り入れは出来ず、管理棟の駐車場に止めてから歩きでサイトに向かう事になります。
管理棟から離れるほど登りになるので、リヤカーを借りられるとは言え、荷物の多い場合は少し大変かも知れません。
各サイトは概ね十分に広く、ソロでは持て余すくらいでした。ツールームテントでも大丈夫そう。
2つの区画がくっついた様なサイトも幾つか見かけたので、グループでの利用も良さそうです。
サイトの地面は土、というか、細かい砂利?砂?。ペグが手では入って行かない位には固く締まっています。
草地と違って夜露が少ないのは有難いですが、反面、雨の日は道具が汚れそうかな。
森の中だけど見通しが良く、子供連れも安心して過ごせそうです。その代わりサイト間の目隠しが無く、また間隔も近いのでプライベート感は低め。
平日で空いていたので快適でしたが、ぼくと同じ様な完ソロ好きには繁盛記は辛いかも知れません。
炊事場は十分な大きさのものが場内に2か所。とてもキレイに掃除されていました。
洗い場・テーブル・かまどのあるオーソドックスなタイプ。
洗剤やタワシなどの備え付けはありません。
灰は指定のドラム缶に捨てることが出来ます。ありがたい。
トイレは建てて間もないのか、小綺麗なログハウス風の建物になっています。
こちらも清潔に掃除されていました。
バイオトイレだそうで、中はこじんまりとした個室になっています。トイレ臭のしない、ほのかにおがくずの匂いがする不思議なトイレです。
木々が多く茂る場内は、見事な紅葉に包まれていました。
ブラブラと歩ける道も整備されていて、読書の合間に散歩が捗ります。
西音森山頂まで約40分、その先の宇津峰山頂までは約60分のハイキングコースが伸びているので、キャンプついでに登ってみるのも面白そう。
ぼくはグダグダ過ごしたいので行きませんが...。
上空ではときおり風の吹く音がしていましたが、キャンプ場は谷間にあるおかげか、サイトにはさほど吹き込んできません。
下が土ということもあり、安心して焚き火が出来ます。
この日は気温もたいして下がらず、ずっと快適に過ごせました。
まとめ
公共施設なので格安で利用でき、そのうえ居心地の良いキャンプ場でした。
こういう市営とか町営とかのキャンプ場は、フリーサイトはともかく区画となると、「絶対キャンプに興味ない人が設計しただろ」的な所も多いのですが、ここはちゃんと「キャンプ場」です。
いたずらに森を切り開き過ぎず、木々に囲まれとても気持ちが良い。軽登山できる山のふもとと言う立地もしっかりと活かしています。
混雑時は分かりませんが、空いている平日ならぜひリピートしたいところです。
ネコ館長にもまた会いたいし!
残念ながら今年はもう終わりなので、次は来年かな。
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