ソロ向きの手軽なダッチオーブン【キャプテンスタッグ ココット】

こんにちは、シズワです。

最近、ソロでも無理なく使える小ぶりなダッチオーブンが、唐突に欲しくなりました。

選んだのは、キャプテンスタッグのココット14cm。

持って行きやすいサイズと重さで、身軽なキャンプスタイルとの相性もまずまず。

早速シチューを煮込んでみましたが、とても美味しく出来上がりました。

やっぱり鉄鍋は通常のクッカーとひと味違いますね。

目次

キャプテンスタッグの【ココット】は手軽なダッチオーブン

キャプテンスタッグのココットは、『オーブン』『煮る』『蒸す』『焼く』など多彩な調理ができる鋳鉄製の万能鍋。

形はちょっと違うけど、ダッチオーブンの様なものです。

【10cm・14cm・18cm・22cm】と4種類のサイズがあり、もっともソロで使いやすいと思われる14cmを購入しました。1人用の鍋・シチュー・炊飯などにちょうど良いサイズ感です。

この下の10cmだとおつまみやソース作りには良いですが、調理には少し小さいと思います。

ココット14cmのスペック

  • サイズ:幅190×奥行145×高さ90mm
  • 内径:直径13cm×深さ6cm
  • 重量:1.5kg
  • 容量:800ml
  • 材質:本体・蓋/鉄鋳物 ツマミ/ステンレス

サイズ感は、ソロ用のクッカーとほぼ同じくらい。手のひらに乗る大きさです。

重さも1.5kg程度なので、軽量系キャンパーも、頑張ればバックパックで運べないこともないかと。

『ちょっと重いクッカー』だと思えば全然いけそう。

容量800mlは、ソロにちょうど良いサイズ。

よく鍋料理に使っている僕のメインクッカーは、容量900ml。

なのでココット14cmは、『パン+シチュー』などのメニューにはピッタリだと言えます。

全体的な作りは、定番のLODGE(ロッジ)あたりと比べたらちょっと荒いです。値段なりかな。

まぁ実際に安いですからね。

でも使用上は問題なく、きっちり加熱してから油を馴染ませてやれば普通に使えます。

アマゾンのレビューで散見された蓋の隙間も、ぼくの個体は問題ありませんでした。

ダッチオーブンとの違い

キャプテンスタッグからは、ほぼ同じサイズのダッチオーブンが発売されています。

値段も同じくらい。

この両者の主な違いは2点。

  • 吊るし用つるの有無
  • 形状

つるの有無

ダッチオーブンには、吊るせる『つる』が付いていますが、ココットにはありません。

焚き火の上で吊るされたダッチオーブンは雰囲気ありますけど、吊った状態だと蓋が開けられないという欠点もあります。

それに、「14cmくらいのサイズなら吊らなくてもいいかな」ってぼくは思いました。この辺りは好みですね。

形状の違い

ダッチオーブンは径が小さく、深い。

ココットは径が広く、浅い。

このサイズだと、料理を取り分けることなくそのまま食べるので、ココットの方が使いやすいと思います。

使用感

キャンプに持って行って、ビーフシチューを作ってみました。

と言っても料理という程でもなく、ぶつ切りにした具材と水を入れて、炭火で1時間煮込んだだけの簡単調理。

こうやって置いて使う場合、ココットの方がダッチオーブンより扱いやすいと感じます。

『つる』って意外と邪魔なんですよね。

ダッチオーブンと同じく蓋が重いので、水分の蒸発も少ないです。

途中1回ほど水を足しただけで、あとは基本的にほったらかし。

でも、出来上がりは超美味い!

ダッチオーブン等、こういう鉄鋳製の鍋って『凝った料理』を想像しがちだけど、実際は手抜き調理とすごく相性がよい道具です。

ココットの注意点

この【キャプテンスタッグ・ココット】は『シーズニング不要(から焼き)。食器用洗剤で洗って、植物油を塗るだけで調理が始められます』とメーカー説明にありますが、信じてはいけません。

シーズニングしないと錆びるし、洗剤で洗っただけでは出荷時に塗ってある錆止めを落としきれません。

絶対にシーズニングはした方が良いです。

ぼくがやった方法はこんな感じ。

  1. 食器用洗剤とタワシでよく洗う
  2. 水を入れて沸騰させる
  3. 錆止めが溶けだすので、水を捨てる
  4. 1~3を数回繰り返す
  5. 空焼きして水分を飛ばす
  6. オリーブオールを塗ってさらに焼く
  7. クズ野菜を炒める

2の【水を入れて沸騰させる】は、出来れば大きな鍋にココットを入れて、丸ごと煮込んじゃうほうが良いです。そうすれば外側や蓋上部の錆止めも落とせますから。

それが無理でも、外側の錆止めは使っているうちに焼き切れますから、そんなに気にしなくても大丈夫。

このココット、とにかく錆止めががっつり塗ってあるうえワリと錆びやすいので、シーズニングは必要と感じました。

使用後もちゃんと食用油を塗っておけば、保存中に錆びることはないですよ。

まとめ

日々めんどくさいと呟きながら、ダラダラとしたキャンプを過ごすおっさんがダッチオーブンなんて・・・。

と思った皆様、誤解です。

ダラダラと過ごしているのは間違いありませんが、ダッチオーブンは決して手のかかる調理器具ではないんですよ。

下処理もしていない具材を適当に放り込んで、これまた適当な時間煮込んだだけで美味しい料理が出来上がる素敵な鍋です。

ただ重いので、あまりキャンプに持ち出しませんけどね。

ぼくのダッチオーブンは、今じゃ家でカレー専用鍋になっています。

一応アウトドアっぽい気分は多少なりとも出るので、これはこれで良しと思っています。

その点このココット14cmは素晴らしい。

軽量指向なソロでも、「これなら持って行ってもいいかな」という気分になるサイズと重さ。

しかもお安いので、焦げ付こうがちょっと錆びようが、躊躇なくガリガリ削れる手軽さが魅力的です。

ホントは錆びさせちゃダメですけどね。

『高くても良いモノが欲しい』という人には向かないけれど、安価ならではの雑な部分を面白味として許容できる指向であれば無問題。

近ごろ高級路線を意識している感のあるキャプテンスタッグですが、『安くて味のあるギアこそが鹿番長の真骨頂!』と思っているファンもきっといるはず。ぼくもそうだし。

なんかボロクソ書いた気もするけれど、ココットはちゃんと使える製品ですよ。

軽量なソロでダッチオーブンが使いたくなったら、オススメです。

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