こんにちは、昆虫大好きなシズワです。
肌寒い秋の夜、焚き火に誘われやってきた巨大ナナフシを膝に乗せ、一緒に暖を取った時間は幸せでした。
ですがキャンプというものは、そんな可愛らしい虫ばかりでなく、隙あらば刺しに来るような危険な害虫どもが跋扈する弱肉強食の世界でもあります。
そんな奴らから身を守るため、こちら(人間)側も強くなければなりません。
武装です。
蚊取り線香に虫除け、虫刺され。
人類の英知を結集した対虫装備を携えて、快適なキャンプライフを勝ち取りましょう!
今回は、ぼくが愛用している対虫道具を紹介します。
一般的に市販されているものの中では、最強クラスの効き目を持った製品を使っています。
どれにするか迷ったら、とりあえずこれらを揃えておけば間違いないオススメ装備です。
虫除け・虫刺され薬は必須のアイテム
自然豊かな屋外ですごす事になるキャンプでは、家の中や街中とはまた違った虫に悩まされます。
蚊くらいであれば刺されても痒くなる程度ですが、そんなもんじゃ済まない強烈なやつらも沢山です。
たとえばブヨ。
蚊とは比べ物にならない痒みと腫れが、1週間くらい続くことも。
なので、虫除けや虫刺されは必須の装備です。
虫除けが必要な期間
キャンプで虫除けが必要になる期間はどれくらいなのか?
地域や場所にもよるかと思いますが、ぼくのホームである裏磐梯だと5月~10月あたりは必要になります。
季節で言うと、春先から秋の終わり頃までなので、冬をのぞくほぼ一年中ですね。
虫の活動期間は、思ったよりも長いものです。
おすすめ虫除け
虫除けグッズはいろいろな種類があります。
どれか一つ持っていれば安心というものではなく、複数を組み合わせて使うのが効果的です。
蚊取り線香
基本かつベースとなる定番の虫除け。
ビジュアルと漂う匂いが日本人の琴線に触れる、雰囲気アイテムでもあります。
ふだん家で使っている屋内用は、大自然の前ではほぼ無力。
より強力な屋外用を準備しましょう。
オススメはやっぱりコレ、森林香!
少々高いですがよく効きますよ。
その他、ホームセンターやドラッグストアで手に入る『ガーデニング用』などの蚊取り線香でも大丈夫です。
個人的には森林香より少しばかり効果は落ちる印象ですが、そのぶん安いので複数を同時に使って数で勝負すれば問題なしです。
虫除けスプレー
ぜひとも蚊取り線香と併せて使いたい虫除けスプレー。
『できるだけ強力なヤツが良い』というなら、ディート配合のタイプ。
もっとも強力な濃度30%の製品のなかで、キャンプに持って行きやすい携帯性にすぐれたものはコレ。
『ムヒ』の名前だけでもう安心しちゃうw。
コレ以外のディート30%は、どれも容量200mlなので、持ち出すにはちょっと大きい。
虫刺され薬
虫刺され薬も沢山の種類があります。
その中で、ぼくがキャンプ用に愛用しているのが『ムヒアルファEX』。
クリームタイプがコンパクトで携帯しやすいです。
このムヒアルファEXは、蚊だけでなく【ダニ・ノミ・毛虫・ムカデ・クラゲ】など、幅広く対応しているので頼りになります。
ポイズンリムーバー
アウトドアで、ぜひとも持っておきたいポイズンリムーバー。
刺されたときに、痒みの元となる成分や毒を吸い出すための道具です。
最近よく目にするようになりましたが、まだ虫除けや虫刺され薬ほどの普及率ではないような気がします。
たしかに、使った経験のない人からすれば「ほんとに効くの?」とか「無いよりはあった方がまし」くらいの認識だと思います。
これについては、2年前から常備するようになり、何度も使用してきたぼくの意見は「絶対あったほうが良い!」です。
確実に効きます。
蚊程度だと薬だけでもすぐに治るのであまり効果が分かりませんが、ブヨに噛まれたときは、ポイズンリムーバーの有る無しでその後の治り具合が全然違う。
ぜひ、持っておくのをオススメします。
ただし、刺されるなどした後、すぐに使わないと効果は薄い。
すばやく毒成分を吸い出し、虫刺され薬を塗っておけば症状が劇的に軽くなる、非常に頼りになる道具です。
ドクターヘッセルはポイズンリムーバーの中では比較的に安価な製品ですが、シンプルな構造で信頼性があります。
性能面でとくに不満は感じていません。
あまり効果のなかった虫除け
虫除けグッズの中には、使ってみたところ、残念ながらあまり効果を感じなかった物もあります。
ただ、状況や使い方もあるかもしれませんので、「効果がない」とは言い切れません。
ですが、何度か試してみて「イマイチだな」と思ったのがコチラ。
虫除けリング
手首とかに着けるアレです。
身に着けていても、容赦なく虫に食われてしまいました。
しかしリングの周辺は無事だったので、いちおう効果はあるのかもしれません。
虫除けキャンドル
これも色々と種類のある製品ですが、ぼくが使ったのはUCOの虫よけキャンドル。
たしかに虫除けっぽい匂いはするけど、効果は実感できず。
雰囲気は良いんだけどね。
まとめ
虫って聞くと夏のイメージですが、実際はかなり幅広い時期にわたり出てきます。
なので虫除けは、冬を除いてほぼ一年中持って行く常備アイテム。
ぼくは以前、湖畔でのキャンプ時に、大量の羽虫に群がられた事があります。
まだ4月だったこともあり、すっかり油断して虫除けを一切持っていませんでした。
虫刺され薬はあったものの、それだけではどうにもならず、結局は泣く泣く撤退することとなりました。
それ以来、真冬以外は常に準備しています。
行先にもよりますが、キャンプでは手持ちの道具で何とかするしかない場面がほとんどなので、なかなか替えの効かない虫除けは忘れないようにしたいですね。
普段から複数を組み合わせて使っていれば、どれか一つなくても他でカバーできたりして、いざという時に安心です。
キャンプ場と言えど自然の中。
最近は「(対虫的に)ちょっと無防備すぎない?」と感じる場面を見かける機会も増えたような気がします。余計なお世話かもしれませんが・・・。
奴らは不意を突いてやってきます。どんなに用心していても、やられるときはやられてしまう。
刺されたら痒くなるだけでは済まない虫もいますし、対策は過剰なくらいで丁度いいのです。
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