キャンプシーンで『ファスナーを開け閉めするモノ』と言えば、テントと寝袋。
どちらも、サッと開閉してサッと出入りしたいですよね。
寒い日の寝袋とか、雨の日のテントとか、どちらもスピードが肝心です。
勢いよくシャーーーッと開けて、返す手で一気に閉める!
キレイに決まるとある意味快感すら得られる魅惑の行為ですが、まぁそう上手くはいかない。
だいたい噛みます。
で、「ああもうっ」ってなる。
ただ最近のファスナーは優秀で、丁寧にゆっくり使っていればほとんど噛むことは無くなりました。
しかし!
誰にだって、ほとばしる感情のまま駆け抜けたいときがあるんですよ!だって人間だもの。
この勢いについてこれるファスナーが欲しい!
・・・という理由なのかどうなのかは置いといて、ファスナーを噛みづらくする神パーツ、【NANGA・噛み込み軽減パーツ】のレビューです。
ファスナーを快適にする【NANGA・噛み込み軽減パーツ】
最近、ニーモのソニック-20という寝袋を購入しました。
様々な理由があって、選んだのは現行ではなく前モデル。
ちょうどモデルチェンジのタイミングだったので、けっこうお安く買えてゴキゲンです。
ただ唯一ちょっと不満、というか残念だったのがファスナー。
新モデルは標準で【噛み込み軽減パーツ】が付いているのですが、購入した旧モデルにはないのです。
だからって『生地を噛み込むか?』と言われれば、全然噛みません。
良く出来ていますよ、ソニック。
でもビジュアル的に、ファスナー部は剥き出しよりも【噛み込み軽減パーツ】が付いている方が、カッコいい気がするのですよ!
高級そうに見えるんです。
ソニックがそもそも良いお値段のするギアですから、そういう気分的な部分も大事だよね~。
じつは単体販売している【噛み込み軽減パーツ】
【NANGA・噛み込み軽減パーツ】は、寝袋メーカーのNANGAと、ファスナー界のキングであるYKKのコラボで開発されたアイテムです。
その有用性は、これを標準で装着しているNANGAの寝袋で証明済み。
ひとつ所有していますが、たしかに噛み込みが少ない。
今はモンベルなど他メーカーも同様のパーツを装備するようになった事からも、その優秀さが伺えます。
その【NANGA・噛み込み軽減パーツ】は単体販売もしており、後付けが可能です。
今回、購入したのはコレ!
550円で、2個セットになっています。
取り付けは簡単
パーツは2つ。
ファスナーを上下から挟み込むようなカタチになります。
白い方は蓄光になっていて、暗闇のなかでもファスナーの位置が判別しやすくなります。
ファスナーによっては要改造
取り付けるファスナーのサイズによっては、装着できないケースもあります。
その場合、パーツの一部を切り取ることによってだいたいは装着が可能になるようですが、公式の方法ではないし、もちろん保証はできませんので自己責任です。
ニーモのソニックもファスナーが大きく、そのままでは装着できなかったので、上記の加工をしてみました。
写真左が加工前、右が加工後になります。
作業自体は細い部分を切り取るだけなので、ニッパーや爪切りなどで簡単に出来ます。
切り取った跡は、生地を引っ掛けないよう、念入りにヤスリを掛けておくのがポイント。
ツルツルに仕上げましょう。
ニーモ・ソニック(旧モデル)に取り付け
取り付けはとても簡単です。
ファスナーの上下に装着して、パチンとはめ込むだけ。
これが↓
こうなる↓
上手くハマりました。
後方の切り取った部分もとくに問題なく、ちゃんと装着できています。
動きもスムーズ。
噛み込む心配なしにファスナーを動かせるのは、思った以上にストレスが軽減されて良いです。
すんごい地味なアイテムですけど、これは紛れもなく神パーツだなって思いました。
注意点として、両側に引手が付いているファスナーじゃないと取り付けできないので、購入の際は気を付けて下さいね。
まとめ
【NANGA・噛み込み軽減パーツ】は、テントや寝袋のファスナーの噛み込みにちょっとでも不快さを感じるならば、取り付けて絶対に損はないパーツです。
さらに、装着すれば『なんとなく高級そうに見える』という副次効果まで発揮します。
ぼくの場合、むしろそのビジュアル的な理由で付けたんですけどねw
購入先によっては、本体価格550円に対して送料のほうが高くなってしまうという点は気になりますが、それでもそんなに高価ではないですし、運送業界の為にもここは気前よく払いましょう!
まぁ、自分、送料無料のヨドバシで買いましたけど・・・。
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