こんにちは、shizuwaです。
安物のアウトドア用の道具って、古くなってもちゃんと使えるものなんでしょうか?どのくらいの年月なら耐えられるのでしょうか?
コールマンのランタンなどはビンテージと呼ばれるジャンルがありますし、ストーブ等もかなり古い物が取引されたりしているようです。
よく『一生もの』なんて聞きますよね。
火器なら結構、年数が経っていても大丈夫だったりするのかな?
物にもよるし、メーカーにもよるとしか言えないのでしょうが、ちょっと気になります。
昔の道具が出てきた
訳あって、少々がっつり目に荷物の整理をしていたところ、懐かしい道具が出てきました。
整理あるあるですね。
出てきたのは、むかし北海道をヒッチハイク放浪旅行していた時に使ったガスストーブです。
今から26年前、春から夏にかけて行った、十代最後の一人旅。
その後どこへ片付けたのか分からなくなっていた、思い出の品です。
しばし懐かしい気持ちに浸っていると、ある一つの、だけど当然の疑問が湧いてきました。
『・・・まだ使えるのだろうか?・・・』
ワゴンセールの安物ストーブ
このストーブ、たしか釣具屋で投げ売りされていたのかな?当時でも安物だった記憶があります。
メーカーも品番も分からない、ただワゴンの上に転がっていた商品でした。
CB缶を燃料とするコンパクトなガスコンロで、脚と五徳を折り畳めます。
見た目は、安い中華アイテムそのものと言った感じで、お世辞にも、良い出来とは言えません。
それでも、設置すれば意外にしっかりしており、安定感があります。
当時は湯沸かし用に小さな鍋しか使いませんでしたが、小型のダッチオーブンくらいなら乗せられそうです。
北海道では、お湯を沸かすだけで、調理などには使用していません。
帰ってきて早々に行方不明となったので、四半世紀という年月を感じさせないほど、キレイな状態を保っています。
『これ、いけるんじゃないか?』
期待が高まります。
火は点いた!けど・・・
『ボッ』という音と共に一瞬、炎が広がった。
ガスのツマミをひねった時にでた音が
『シュ・・・シュ・・・シューーーーー、シュシュシュシュ、シューーーーッ!・・シュ』
と、まるでフリージャズのよう。
嫌な予感しかしねぇ。
いちおう外に出て、念のためバケツに水を用意し、焚き火用の手袋を装着して火を点けます。
点火装置は生きているようで、ちゃんと火花が飛んでいる様子が見える。
何度かカチカチとやっていると、『ボッ!』
広がる炎。顔が熱いくらい。
ビックリしましたが、幸いすぐ消えました。
手袋していてホント良かった。
やっぱりダメでした。
ガスを出したときに不規則なリズムを奏でた時点で、『こりゃダメだな・・・』とは感じていたのですが、点火装置が動いたから、つい、点けてみました。
いやホント、外でやってて助かりました。
これが、「プリムス」とか「EPI」とかなら大丈夫だったのかもしれませんが、なんせ当時でも得体の知れない品でしたからね。
危うく大惨事になるところでした。
外見はとてもキレイだったんですけどね。
やっぱりダメでした。
メンテナンスしていない、古い火器は気を付けましょう。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして、個人的にタイムリーな話題でしたのでコメントさせていただきます。
さすがに26年には及びませんが先月頭ごろに荷物を整理してて
18年前に買って15年ほどしまい込んでいた
キャプテンスタッグの物がOD缶とともに出てきたので
試しにつけてみようと思い5日ほど前にやってみました。
こちらはちゃんと使えるようでした。
外観も五徳部分が過熱で多少変色はあるものの触っても錆が手につくようなこともなく割ときれいでした。
最初のころに買った道具をしまい込んでそのままになるって結構誰にでもあるんですね~。
フェーダーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
忘れていた物が不意に見つかるとテンション上がりますよね。
それだけの時間を経てもちゃんと使えるとは、さすがキャプテンスタッグ。
あやしい中華とは違いますね。
こちらは、危うく頭チリチリになるとこでした。