ケルティの「ノアズタープ・9フィート」を導入しました。
2020年カラーです。
ヘキサ、レクタと共に、代表的なタープのひとつであるウイングタープ。
さほど広い居住スペースは作れませんが、そのかわり、美しい張り姿と設営の簡単さが特徴のタープです。
ウイングタープとは?
六角形がヘキサ、四角形がレクタ。
そして、正四角形を対角線に、ようは菱形に使うのがウイングタープ。
「じゃあ、正方形のレクタタープと同じじゃない?」
と言われれば、まぁその通りです。
レクタを菱形で使えばウイング張りになりますからね。
「ならレクタでいいのでは」
って、言ってしまえばそうなのですが、違いもちゃんとありまして。
ウイングタープは初めから菱形に張る前提で作られているので、「菱形でも使える」だけのレクタと違い、張り姿がとても美しいのです。
ウイングタープの利点は
- シルエットの美しさ
- 設営の手軽さ
だと個人的には思っています。
なので、そこに価値を感じなければ、別に正方形のレクタでも構わないのです。
ぶっちゃけね。
ケルティ【ノアズタープ・9フィート】
ケルティはバックパックの元祖とも言われる老舗のアウトドアメーカー。
日本ではバックのイメージが強いですが、魅力的なキャンプギアをたくさんリリースしています。
ノアズタープもそのひとつ。張り姿の美しいウイングタープです。
辺の長さで
- 9フィート
- 12フィート
- 16フィート
と3種類あり、購入したのはもっともコンパクトな9フィート。
ソロ向けのサイズです。
スペック
- サイズ:274×274cm (対角線387cm)
- 収納サイズ:25 x 23 x 8 cm
- 重量:0.99k(最小重量0.77k)
9フィートは約274cm。ウイングタープは菱形で使用するので、全長は387cmとなります。
数字だけ見れば結構な大きさですが、タープ下の有効面積はそうでもなく、雨天を考慮すればやはりソロ用といった感じです。
収納サイズは、そのまま収納袋の大きさです。かなり余裕があるので出し入れはとても楽ですが、スペース的にはかなり無駄。
ロープやペグを除けば、この半分くらいのサイズまでコンパクトに出来そうです。
最小重量0.77kとなっていますが、本体と収納袋のみなら0.6kくらいでした。意外と軽量です。
付属品
ペグとロープが付属しており、どちらも実用に耐える物です。
とくにロープはしっかりおり、このままでも問題ありませんが、ちょっと嵩張るのでコンパクトに持ち歩きたい9フィートとは相性が悪いかも。
ぼくは交換しました。
自在はよくあるプラの3穴タイプが付いています。
タープ本体
2020年から新色に変わりました。
青いタープなのかと思っていたのですが、実際に見たら青緑に近い色でした。
写真はちょっと明るく映っています。実物はもうワントーン暗め。
四隅の角にはハトメではなくリングが取り付けられています。
裏側にはロープを収納するポケットがあります。
ここに入れておけば絡まずゴチャゴチャしないので、ロープ付けっぱなし派には良いかも。
その分、生地が厚くなって濡れたら乾きづらいので、個人的には微妙かな。
ループが13か所(四隅除く)もあるので色々とアレンジも利きそうです。
ただしこの9フィートは、辺の中央にループが無いので、通常のレクタのような張り方はできません。
う~ん惜しい!
12フィートや16フィートだと、画像を見る限り当該箇所にループがあるっぽいので(たぶんです)、より幅広くアレンジをしたい場合は、そちらを選んだほうがよさそうです。
ケルティのHPには、9フィートの画像に12フィートのものが使われていて、「大きさ以外に違いはございません 」って書いてあったのに・・・。
感想
モデルチェンジをしながら長く親しまれているタープだけあって、非常にしっかりした作りです。
生地も厚く濃い色味もあって、遮光性も悪くありません。
ループが多いので色々なアレンジが出来そうですが、やはりシンプルにウイングタープとして使いたいですね。
とにかく稜線が美しい、小さなソロ用タープです。
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