スノーピークから発売されている「スクー」は、フォークとスプーンを併せたようなカトラリーです。
そう聞くと先割れスプーンを思い浮かべるかもしれませんが、使いやすさは比べ物になりません。
これ1本で、ほぼなんでも食べれてしまいます。
購入して以来ぼくのキャンプは、調理も食事もこのスクーだけですべて完結と、まさに万能。
出動率100%、不動のレギュラー装備であるスノーピーク「スクー」のレビューです。
スノーピーク スクーのレビュー
キャンプでぼくが使うカトラリーは、ほぼスクー1本のみ。
これで調理から食事まで済ませています。
あまり凝った料理は作らないってのもあるけれど、それでもスゴイ万能性です。
こういった『2つの機能を併せ持つ』系の道具は、どっちつかずな性能になることが良くありますが、
スクーはどちらも、上手いこと両立できています。
もちろん、それぞれ単体のスプーン・フォークには敵いませんが、じゅうぶん実用的な範囲内。
チタンの軽さも相まって、使い勝手はとても良いです。
- カトラリーは1本でなんでも済ませたい
- あまり凝った料理はしない
- 装備を少しでも軽く、コンパクトにしたい
こんな要望に、スクーはまさにうってつけ!
スクーのここが良い~絶妙な形状
スクーは、スプーンとフォークを併せたような形状のカトラリーです。
よく見る先割れスプーンと比べると、よりフォーク寄りの形状をしています。
『刺せるスプーン』ではなく『すくえるフォーク』といった感じでしょうか。
スプーン部分とフォーク部分の比率がとにかく絶妙で、なんと言うか、両者のつながりが自然なんですよ。
うまく連携できてるって言うのかな?
先割れ部分が緩やかにカーブしていて、スプーン部分と一体感があり、食材を全体ですくう事が出来るんです。
なので、『スプーンとしてカレーなどを食べながら、フォークとしておかずをつまむ』なんて食事が、とてもスムーズに進みます。
フォーク部分は麺類もOK
ソバやラーメンなどの麺類も、問題なく食べることが出来ます。
その気になれば、パスタを巻くことだって可能ですよ。
まぁ、さすがにやりづらいし、キャンプでわざわざそんな食べ方をする必要もないので巻きませんけどね。
ちなみにウドンも大丈夫です。
箸やフォークに比べたら一度にすくえる本数は少ないですが、ぜんぜん普通に食べれますよ。
あと試していない麺類は、きしめん・ほうとうなどの幅広系。
あのくらい太い麺になると「箸の出番かな」と思いますが、フォーク部分で刺して食べれそうな気もします。
そのうち挑戦してみようかな。
スプーンとしての使い勝手も良好
スプーンとしても使いやすく、ご飯ものはチャーハンだろうがカレーだろうが、ぜんぜん問題なし。
普通に食べれます。
ぼくはフライパンで炒める際にもスクーを使っていますが、ソロの量程度なら至って使いやすいです。
スクーのここが良い~チタンの恩恵
スクーはチタン製です。
非常に軽く、16gしかありません。
そもそも普通に生活している中で、スプーンやフォークの重さを気にする機会なんてないでしょう。
でもアウトドアは別。
軽いのは、やはり楽です。
錆びや汚れに強いのも、キャンプで使うカトラリーとしてはありがたい。
ニオイうつりが無いので、安心して口に入れることができます。
先割れスプーンとの違い
スプーンとフォークを併せたカトラリーには、先割れスプーンという偉大なる先達が存在します。
年代によってはたまらないノスタルジーを呼び起こす、ある意味、魅惑の道具です。
もちろん、持っておりますよ。
一見スクーと同じように見えて、
「どっちでもいいんじゃね?」
と思われがちですが、使い比べてみるとずいぶん違うんだな。
先割れスプーンは、先が短いためフォークとしては力不足感が否めず、せいぜいソーセージを刺せる程度。
フォークの部分はあくまで『おまけ』であり、スプーンとしての使い方がメインとなる道具です。
かと言ってスープをすくえるほど深い訳ではないので、やや中途半端感が否めません。
これだったら、スプーンとフォークを別々に持って行った方が良いとなる。ぼくはね。
対してスクーは先の部分が長く、キチンとフォークとしての役割を果たせるようになっています。
麺類だって大丈夫!
ともかく絶妙な形状で、スプーンとしてもフォークとしても、想像以上の使いごこちです。
これ1本あればOK
フォークとしても、スプーンとしても高い次元で両立している「スクー」。
身軽に行きたいときは、これ1本あれば全て事足りるでしょう。
麺類とご飯ものなど、持ち替えることなく1本でなんでも食べられるのは本当にラク。
心底、「もっと早く買っておけばよかった」と思った道具です。
実は、初めて手にするスノーピーク製品だったりするのですが、伊達じゃありませんね、スノーピーク。
厚みや長さ、カーブ具合など、『計算されて作られているなぁ』という印象です。
まちがいなく、逸品。
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