スイステックのマイクロプラスというマルチツールを購入しました。プライヤーがメインの、小さく携帯性にすぐれた製品です。
【ナイフは不要】【携帯性重視】【安い】という条件で、ちゃんと使えるものを選んだ結果コレになりました。
キャンプに持って行く予定なんですが、そもそも僕はプライヤーの必要性をあまり感じていないんです。メインの使い道は『熱いものを掴む』になるんだけど、だったら手袋と枝で事足りちゃうんですよね。
事実、もともと所有していた大型のプライヤー付きマルチツールは、重いし邪魔だしで、いつのまにか持って行かなくなりました。
でも、なんだかんだ言ってもマルチツール自体は大好物なんですよ。やっぱりワクワクする道具じゃないですか!意味もなくカチャカチャしたくなりませんか?
なので、あまり出番がなくとも持っていて負担にならない『安く軽量コンパクトでちゃんと使える』プライヤーを買ってみた次第です。
SWISS+TECH(スイステック)マイクロプラスEX9-in-1
いろいろな工具の機能を併せ持ったマルチツールは、キャンプの定番道具。カチャカチャとトランスフォームするギミックが、少年の心を忘れない大人達のハートを容易く鷲掴みにしてしまう。
要するに、とんでもなく魅力的なのです。
購入したのは、SWISS+TECH(スイステック)の【マイクロプラスEX9-in-1 】。
小型で軽く、プライヤーをメインとしたマルチツールです。
SWISS+TECH(スイステック)とは
SWISS+TECH(スイステック)は、1996年にアメリカのオハイオ州で創業したメーカーで、キーホルダータイプの小型マルチツールで知られています。
アマゾンなどで、カギの形をしたマルチツールをよく見かけませんか?
これのオリジナルが、スイステックです。(多分・・・違ってたら教えて下さい)
一瞬、失礼ながら「中華の安物?」と思ってしまう見た目ですが、大丈夫!
同じマルチツール系で言うと、レザーマンのような圧倒的な知名度は無いのですが、ちゃんとしたメーカーさんですよ。
【マイクロプラスEX9-in-1 】レビュー
購入理由
一言でいうと、『小さくて邪魔にならない、軽いプライヤーが欲しかった』です。
定番機能のナイフは、独立していた方が使いやすくて好みなので、必要ありません。
プライヤーメインのマルチツールは持っているんですよ、一応。
でもね、思ったほど使わないんです。『キャンプに必須』みたいな情報もいっぱいありますけど、そんなことないですよ。
スタイルによりけりです。
ぼくが経験した、プライヤーが必要になるシチュエーションを例に挙げると
【火にかけたクッカー等を掴む】 ⇒ 手袋でいい
【熱い蓋を取る】 ⇒ 枝や手袋でいい
【落ちた薪を拾う】 ⇒ トングか手袋でいい
【レトルトを鍋から取り出す】 ⇒ お湯から出ている部分を掴むか、手袋でいい
このような状況。「あれ、手袋でいいじゃん!?」ってなりましたw
もうひとつのシチュエーションとして考えられるのが、エマージェンシー用途。
【道具が壊れた】 ⇒ 使わなければいい、何かで代用
【(テントなど)重要な道具が壊れた】 ⇒ 撤収
マルチツール一つで修理できる程度の破損なら、直さなくても工夫してなんとかなるんじゃないかな? というか、「一泊くらいならそのままでいいんじゃね?」って考えです。無理ならおとなしく撤収。ぼくはこういうスタンス。まぁユルユルですな。
という事で、めったに使わないし無くても問題ないので持って行かなくなったのですが、プライヤーはあれば確かに便利です。
なので荷物にならない、ナイフ無しで軽量コンパクトな、SWISS+TECHマイクロプラスEX9-in-1を選びました。
対抗として、レザーマンのSTYLE PSも良かったんですけど、値段がね・・・。
どうせ滅多に使わないから安い方ということで、マイクロプラスEX9-in-1 です。
スペックと機能
- 収納サイズ : 53×38mm
- 重さ : 70g
- 1 プライヤー
- 2 ワイヤーカッター
- 3 ワイヤーストリッパー
- 4 ワイヤー曲げ
- 5 ボトルオープナー
- 6 #1マイナスドライバー(ANSI規格適合)
- 7 #2マイナスドライバー(ANSI規格適合)
- 8 #1プラスドライバー
- 9 #2プラスドライバー
小さいながら、一応これだけの機能が備わっています。まぁ、プライヤー以外使わんけど・・・。
畳むと本当に小さいです。荷物の中にあっても、まず邪魔にはならない。でも結構な塊感があって、サイズから想像するよりズッシリしています。
展開は持ち手をくるんと回すだけ。ある程度のキツさがあって、プラプラするってことはありません。
プライヤーの先端部はきっちりと噛み合います。小さいわりにちゃんと力が伝わって、けっこうガッチリ掴めます。
プライヤーの可動部にバネ等は付いておらず、指で開閉しなければなりませんが、お世辞にもやり易いとは言えません。この辺りはレザーマンの圧勝だと思います。
マイクロプラスEX9-in-1 も使いづらいという程ではないし、そもそもが携帯用の簡易工具なのでこんなものでしょう。
常用するわけじゃないから問題なし。
小さいながらも全体的にしっかりしているので、サイズの割にはきちんと使える道具です。
プライヤー以外の機能も、一応使えるレベルではあります。携帯用としては十分。
まとめ
プライヤーを常用するならオススメはしません。けど、『ソロキャンプでたまに使う事もある』程度ならじゅうぶんかと。
レザーマンのような高級感はなく所有欲を満たすこともできませんが、道具は道具と割り切って使う人ならば、悪くないんじゃないかなという感じです。
ザックの外側にキーホルダーのように引っ掛けておいて、必要な時にサッと使う。傷を気にしない乱雑な扱いが似合いそう。
買っておいて言うのもなんですけど、余裕があるならレザーマンにしましょう。STYLE PSというモデルが、ほぼ同じコンセプトの製品です。ハサミがついている分、実用性では上だと思う。
天邪鬼なぼくは『キャンプのマルチツールと言えばレザーマン』みたいな風潮に抗ってみましたが、「やっぱコッチにすればよかったかな?」とも思ってます。ちょっとだけ。ほんとちょっとだけ。
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