まずは、新年あけましておめでとうございます。
そして、ずっと見てくれている方も、はじめましての方も、どうもありがとうございます。
キャンプ遊びの忘備録として始めたこのブログですが、気づけばもう6年目。
よく続いたものだと自分でもびっくりです。
今後も相変わらずの内容と頻度で書いていくと思いますので、ゆる〜い気持ちでお付き合い頂けたら幸いです。
今年も『テントトリップ』をどうぞよろしくお願いいたします。
2025年最初の更新は、昨年末に行った裏磐梯雪中キャンプ。
降ったばかりのフカフカなパウダースノーにまみれながら、スノーシューでのバックパックキャンプを楽しんできました。
今回の目的は、『ワークマン・イナレムプレミアム防水防寒コート』と『コールマン・508A+ヒーターアタッチメント』を雪の中で試すこと。
とくにコールマンの方は、そこそこ大きく重いギアなので、「はたしてバックパックで運用できるのか?」が気になるところでしたが、何とか背負える範囲には収まりました。
いつものガスと違って、古いガソリンバーナーは何かと面倒な部分があるけれど、そこがまた面白かったり。
そんなこんなで、いろいろ試せた今季初の雪中ソロキャンプ。
心地よい一人時間を満喫してきましたよ。
サラサラパウダースノーを満喫!裏磐梯で雪中キャンプ
2024年12月末。
待ちに待った、今季初の雪中キャンプに行ってきました。
場所はいつもの裏磐梯『みちのくキャンプ場』です。
雪不足だった昨シーズンと違い、積雪は十分。1メートルくらいはあるでしょうか。
暗めの空に雪の舞う、あいにくのお天気だけど、それもまた冬らしくて良しです。
さっそくスノーシューを履いてバックパックを背負い、喜び勇んで突入開始!
けれどフッカフカの新雪に足を取られ、なかなか思うように進みません。そのうえ、燃料満タンのガソリンバーナーとビールを詰め込んだバックパックが重くて重くて。
途中何度か足を止め、息を整え、ふうふう言いながら、ようやくいつもの場所に着きました。
疲れるけど、これが楽しいのです!
さぁ、次は整地だ。
ワークマン・メリノウールとイナレムプレミアムの凄さを実感
ぺったんぺったん雪を踏み固める整地はとても重要で、テント内の快適さを決定づける作業です。
でも、ひじょーーーに疲れる。
ペース配分を考えないと、あっという間に汗をかいて、身体を冷やしてしまう。
冬の屋外での汗冷えは、凍えることもある重要な問題です。
でも今回、汗冷えに対する新たな対策をしてきてまして、それを試すのも目的だから、汗に構わずぺったんぺったん続けます。暑い!
今季は冬キャンプウェアを一新、すべてガラリと変えてきました。
インナーに選んだのは、ワークマンの【ミドルウールメリノラウンドネック】と【メリノウール ロングタイツ】。
アウターは、優れた防水透湿性を持つ【イナレムプレミアム防水防寒コート】。
はい、この2つが汗冷え対策です。
これがね、すごく良かった!
まずインナーのメリノウール。
多少汗をかいても冷たくならないんです。
メリノウールとは言っても安いから、それほど期待していなかったんですけれど、想像以上に効きました!
前シーズンまで使っていたユニクロの【エアリズムTシャツ+ヒートテック長袖】と【ヒートテックタイツ】にくらべ、暖かさはそれほど違わないのに、汗の吸い取りは段違い!
イナレムプレミアム防水防寒コートも素晴らしい。
今回は雪が降っていたのでアウターを着たまま整地をしたのですが、服の中に湿気がこもらず快適。
透湿度40,000g/㎡/24hは伊達じゃありませんね。すごいです。
脇のベンチレーションもいい仕事してました。
もちろん防水性もばっちりで、暖かさだって相当なもの。
ちょっと感動すらしてしまった。
替えて大正解!
タープ下の小さな楽園と、時々さんぽ
まったく予報の通りなんだけど、さっぱり雪は降り止みません。
着たときからずっと降り続いていて、どうやら夕方までこのままらしい。
なので今回はタープも張って、その下でダラダラと過ごす予定です。
こういう雪見キャンプも、これはこれで風情があって嫌いじゃない。
それに、さらさらした雪はサッと払えば濡れることもないし、雨と比べたら格段にラク。
あとはいつもの通り、コーヒー淹れて、本を読んでのんびり過ごす。
自分でも「相変わらずだなぁ」としみじみ思うけど、この静かな時間がたまらなく快適なのです。
恒例の甘いおやつは、妻さんが持たせてくれた、不思議な形のたい焼き。
フライパンで軽く炙ってやれば、パリッとなって香ばしい。
う~ん熱々で美味しい!食べれば身体の中も熱々です。
15時過ぎ。
雪の止んだ合間にノソノソとテントから這い出して身体を伸ばし、ついでにちょっと、ぶらっと散歩。
そうでもしないと、腰が痛くなってしまう。
辺りは誰も居ないし、踏みあともない。そんな雪原を歩くのは本当に良い気持ちです。
すこしだけ顔を見せた青空に向かって深呼吸。
思いっきり吸い込んで、限界までふぅーっと吐くと、束の間の青空みたいに頭の中もすっきり。
気温は-2.5度。ヒンヤリして気持ちいい。
真っ白い雪が、木々のコントラストを際立たせてる。
そのシルエットを見て、クトゥルフ神話の怪物みたいだ!って思ったぼくは、『女神転生』好きw
そんな姿を探しながら、森のなかをうろうろ。
積もったばかりの雪は柔らかくて歩きにくいし、ときどきズボッと踏み抜いて股まで埋まったりして、けっこう大変。息も上がる。
けど、身体はメリノウールのおかげで快適ですよ♪
コールマン508A+ヒーターアタッチメントを雪中で試す
今回のもうひとつの目的。
それは、コールマン・ヒーターアタッチメントの実践投入。
『もりもりランドかつらお』でテストしたときはイマイチな結果に終わりましたが、雪中ならばまた違うはず。
頭上は低くタープを張ってるし、反射板代わりの風防も持ってきた。
さぁ、これでどうだ!?
あったかい!
予想以上に暖かいぞ、ちょっとしたストーブみたい。
これはいいね!やかんも載せられるし(笑)
予備の燃料を持ってきてないから長時間は無理だけど、ピンポイントで温まるだけなら文句なし。
ビジュアル的にも素敵で最高。
ただ欠点は・・・、背負えないほどではないものの、バックパックで運ぶには重いことだよなぁ。
508Aがダイソーのドライバッグにぴったり収まるのを発見して、バックパックへ入れられるようにはなったけど、重さは如何ともしがたい。
かと言って燃料を少なめにすると、暖房として役に立たなくなってしまう。
- ソリを使うときは508A
- バックパックのみのときはガスバーナー
という具合に使い分けしようかな。
お蔵入りから復活のガソリンバーナー
青空が見えていたのも僅かな間、また雪雲が流れてきました。
その後は降ったり止んだりを繰り返しつつ、翌朝にかけて、徐々に回復傾向になるみたい。
冬の澄んだ星空を期待していたけど、ちょっと難しいかなぁ。
でも、一番星は見れたから良しとしよう。
日が暮れてからの気温は-4.5度くらい。
ハクキンカイロを背中にセットすれば、まだまだ、どうということはない程度の寒さ。
あとは、ビール飲みながらのだらだら夕食タイム。
雪はちらついてるし、調理は手のかかるガソリンバーナーだしで、焚火はなしです。
テントの入り口に座りながら、まずはフライパンでおつまみ作って、ビールをぐびりと。
ガソリンバーナーは雪の上でもまったく火力が落ちなくて頼もしいけど、それにしてもポンピングが忙しい。
わかっちゃいたけどさ。
そういえば、この忙しさが面倒でお蔵入りしてたんだったよな、このバーナー。
そんなことを思い出しながら、でも今は、この面倒も悪くない『楽しさ』として捉えている自分がいる。
なにが、いつ、役に立つかは本当に分からない。
捨てずにとっておいて良かった(笑)
キレイに晴れた空がちょっと悔しい
朝。
灯りを点けると、テントの中は凍ってキラキラしてました。
うん、いつもの冬キャンプの朝だ。
気温を見ると-5.5度。放射冷却でもっと下がると思ってたけど、それほどでもなかったみたい。
外に出てみたらきれいに晴れていて、快晴間違いなしって空。
最初からこのお天気だったらなぁって思うと悔しいけど、雪の降るなか撤収しなくて済むから、ま、いいか。
日が昇ったら、それはそれは完璧なる快晴が広がって、やっぱりちょっと悔しい、かな。
「次はどうか晴れますように」と祈って、今季最初の雪中キャンプは終わりです。
撤収!
まとめ
『コールマン508A+ヒーターアタッチメント』という新たなオモチャを手に始まった、今季の雪中キャンプ。
楽しかったです。
他にもワークマンのウェアが初投入だったんですが、なかでも『イナレムプレミアム防水防寒コート』は、暖かさ・機能性・透湿性のどれもが高レベル。
想像以上に優れモノでした。
新たなギアを投入したら、慣れたキャンプもなんだか一層たのしくなった気がします。
新陳代謝って大事だなぁって、たいして変わり映えしないブログを書き続けつつ、そう思わずにいられなかった今季初の雪中キャンプでした(笑)
今後ともよろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
わあ、ものすごい雪。
九州ではこんなに積もること、なかなか無いです。いいなあ雪中キャンプ。
今年もチラチラっと見させていただきますね。よきキャンプを。
さぶさん、いつも見て頂いてありがとうございます。
雪中キャンプはやっぱり格別なので、今年は雪があってうれしいです。
でも生活するには雪は邪魔(笑)
九州の暖かさがうらやましいです。
今年もよろしくお願いします。