こんにちは、shizuwaです。
ソロキャンプ界では、もっとも有名な道具の一つであろう『鹿番長のアレ』。
言わずと知れたキャプテンスタッグの名品、アルミロールテーブルのことです。
とても使いやすい良くできた道具なんですが、欠点が一つだけあります。
持ち上げると、ゴムで繋いであるだけの天板が歪んでしまう。
このテーブル唯一にして最大の欠点です。
移動しようとしてビールをぶちまけた思い出をもつ友は、きっと日本中にいるはずと信じてる。
今回は、この『持ち上げると天板が歪む』というアルミロールテーブルの欠点を克服する内容です。
簡単かつ効果は絶大なので、全アルミロールテーブルユーザーに今すぐ試すことを強く勧める所存なり!
アルミロールテーブルの天板を固定したい
キャプテンスタッグのアルミロールテーブルの良さは、
- ソロなら十分なサイズ
- ほどほどの収納性
- ラフに扱える耐久性
- 価格の安さ
このあたりのバランスが抜群に良いからです。
発売から20年が過ぎ、すでに意匠権も切れている。
今や模倣品が数多く存在していますが、それでも売れ続けている、キャンプ界のレジェンドギア。
これからソロキャンプを始める人に『テーブルは何を買ったらいい?』と聞かれたら、ぼくはまずコレを進めます。
永らく定番とされているだけの事はある、まぎれもない名品ですからね。
アルミロールテーブルの欠点
この偉大なテーブルにもひとつ、大きな欠点があります。
片手で持ち上げると、天板が歪んでうまく移動させることが出来ません。
原因は、天板をゴムで連結させているため。
構造上、仕方がないのです。
このせいで、テーブル上のモノをひっくり返した経験のある人も多いのではないでしょうか。
ただ、これは『両手で持つ』だけで簡単に防げる事案。
慎重に持ち上げて移動させれば良いだけです。
「なんだ、たいした問題ではないじゃない」
・・・って思うでしょう?
ところがですよ。
楽しいキャンプ中だと、そんな事すぐ忘れちゃう!
さらに、お酒を飲んだりするとなおさらです。
ついつい片手で動かして、クッカーやらコップなどをぶちまける悲しき事案が発生するのです。
非常に高い確率でね!
まさに悲劇。
【対策】天板の固定方法
対策として、コの字型の金具をテーブルの両サイドに装着する改造が、ネットでよく知られています。
これで天板は一枚板のように固定され、持ち上げても歪まなくなります。
ぼくも、この方法で快適に使えるようになりました。
先人たちの英知に感謝です。
やり方はいたって簡単。
用意するもの
コの字型をしたアルミ製の建材(アルミチャンネル)12mm
ホームセンターに売っているので、幅12mmの物を買いましょう。長いので切断して使用します。
金ノコ
金属を切るのに使うノコギリです。アルミは柔らかいので、100均に売っているもので大丈夫。
ヤスリ
切り口のバリを取り、キレイにするのに使います。紙ヤスリでも大丈夫ですが棒状の金属ヤスリの方が良い。こちらも100均で手に入ります。
作業方法
①アルミチャンネルをテーブル天板の短い面に合わせて切ります。290mm以下であれば、だいたいで大丈夫ダイジョウブ。
②切り口にヤスリをかけてバリを取ります。ついでに角も丸くしておくと、より安心。
③切ったアルミチャンネルをテーブルの両サイドにセット!
これで完成。
切ってヤスリをかけるだけなので、20分もあれば十分です。
これで天板をつかんで持ち上げても、歪むことはありません。
あの惨劇に泣かされることは、もう無くなった。
これこそ、全アルミロールテーブルユーザーの悲願と言っても過言ではない!
このアルミチャンネル、収納時は畳んだテーブルの間に入るので邪魔にはなりません。
ひじょうに簡単かつ有効性の高い改造です。
まとめ
とある6月のキャンプの日。
よいお天気の下、七輪で炙られた肉が『ジュウ』と音を立てるたび、漂う旨そうな匂いがたまらない。
傍らのアルミロールテーブルには、冷えたビールとタレの入った小皿、それとおつまみ。
そんな至福の時間を満喫していると、黒い雲が立ち込めてきた。
突然の夕立の気配。
あわててタープ下に避難しようとした、その時。
とっさに片手で持ち上げようとしてしまったアルミロールテーブルが、無残にもぐにゃりと弧を描いた。
忘れもしない、肉とビールを盛大にぶちまけたあの大惨事。
けれど、そのトラウマに怯える日々ともついにオサラバ。
これで安心してアルミロールテーブルを使えることでしょう。
改造とは言っても簡単な作業なので、『鹿番長のアレ』をお使いの方はぜひともやってみて下さい。
思った以上に使い勝手が上がりますよ。
コメント