こんにちは、けっこう虫好きなシズワです。
家の軒下に巣くったオニグモを日々こっそり見守っているのは、妻さんには内緒の事実。
ちなみに表題の画像がトンボなのは、当たり障りがないからです。
いきなり毛虫とかはマズイでしょ?
キャンプに行ったとき、トンボや蝶が飛び交うようすを、ただボケッと眺めている時間が好き。
静かに心穏やかに、高原のそよ風に舞う虫たちを見ていると気持ちが落ち着きます。
夏が終わるまでの命の彼ら、かたやあと何十年かの自分。
地球の輪廻の流れから俯瞰すれば、どちらも同じようなものなんだろうなぁ・・・
なんて悟りそうな錯覚をおこす。。。酒のせいで。
昼間のアルコールは効きますね。
そんな虫好きのぼくですが、どんな虫でも良いというワケではなく、できればキャンプ中にはお会いしたくないヤツらもいます。
けれどそんなヤツらほど、なぜかよく寄ってくるもの。
今回は【個人的にキャンプでイヤな虫ベスト3】を、理由と共にご紹介します。
コイツら、嫌い!
個人的・キャンプで嫌いな虫ベスト3!
基本的に虫は大好きです。
彼らを見るのが、夏キャンプに行く目的のひとつと言っても過言ではありません。
けれど、なかにはどうしても嫌いなヤツだって当然います。
刺してきたり気持ち悪かったり。
まぁそういうのは、好きな人のほうが少ないとは思いますが。
ただ『嫌いな虫』と一口に言っても、日常生活とキャンプの最中では、すこし種類が変わってきます。
それは、出会う虫も違ってくるし、環境によって危険度も変化するからです。
例えば、キライな虫の代名詞【蚊】も、キャンプ中に限って言えばそれほどイヤじゃありません。
なぜなら、
- 対策が簡単(虫除け・蚊取り線香など)
- 被害が小さい(痒くなるだけ)
- 治療が容易(薬塗るだけ・しかもすぐ効く)
と、実害が小さいから。
もちろんイヤはイヤですが、キャンプではもっとすごくイヤな虫どもがわんさかいるので、相対的に蚊の順位は高くないのです。
そんな色々な虫が跳梁跋扈するキャンプフィールドのなか、ぼくが「こいつはヤバイぜ!」と思っている虫がコイツらだ!
キャンプで嫌いな虫・第1位【毛虫】
もっともイヤなのは『毛虫』。堂々の『トップオブイヤなMUSHI』です。
こいつが1位の理由はこちら。
- エンカウント率の高さ
- 音もなく忍びよる機動力・隠密性の高さ
- 毒持ちに刺されたときの厄介さ
見た目のキモさはもちろんのこと、キャンプ場には刺すタイプのやつも普通にいるので注意が必要です。
高いエンカウント率と、想像以上の機動力・隠密性
草木があれば大抵どこにでもいるので、出会う確率が高い相手です。
いっけんモッサリとしてそうだけど、じつは意外と活発に動き回ります。
とくに大型種の機動力は脅威的で、【移動は早い・どこでも登る・荷物に潜む】と本当に油断ならない。
しかも、まったく音がしないので、近づかれても気づけません。
この機動力と隠密性の高さが恐ろしい!
いつのまにか道具の隙間や裏側に居たりするので、ビックリします。
無造作に置いた手袋のなか、なども注意すべきポイント!
以前、ちょっと目を離した隙に、コップの持ち手に茶色のデカいヤツが張り付いていた!なんてコトがありました。
自分の中指ほどもあるサイズです。
もし目線を本に向けたまま、見ないでコップを手に取っていたら・・・と思うと・・・。
しかもその時は地べたではなく、高さ40cmのテーブルの上ですよ。
まったく予測していなかったから、ビックリしすぎてヘンな声でました。マジで!
毒持ちがヤバイ!
そんな厄介な毛虫ですが、本当に怖いのは毒持ちが存在するという事実。
見た目ですでにヤバイのに、さらに毒もあるってもう恐ろしすぎ。
毒毛虫は何種類かいますけど、ぼくは『マツカレハ』に遭遇することが多いです。
刺されたときのダメージの大きさは深刻で、痛み痒みはもちろん、『びっしりと刺さった毛とのたうち回る大きな毛虫』というビジュアル面での精神攻撃もかなりキツイ。
毛を取り除くためのガムテープとピンセット・強めの虫刺され薬は必須!
エンカウント率が高く神出鬼没、高いステルス性能に攻撃力もある危険な相手です。
ぼくのイヤな虫1位は『毛虫』!
実際に刺された経験から、ピンセット付きのマルチツールを常に持っています。
キャンプで嫌いな虫・第2位【ブヨ(ブユ・ブト)】
イヤな虫のNO.2はブヨ。
地域によって『ブユ』や『ブト』とも呼ばれています。
キャンプに行くと普通に出てくる虫で、吸血する小さなハエの一種。
すごく大雑把にいうと、蚊の強力版といったところ。
こいつがイヤな理由は
- 蚊よりはるかに強い痒みと腫れ
- 数の多さ
- エンカウント率の高さ
- 虫除けの効き目が薄い
です。
集団に囲まれるとかなり厄介。
ただブヨは対処法があるので、まだマシです。
- 強力な蚊取り線香が(ある程度)効く
- ポイズンリムーバーと虫刺されで治療できる
など、しっかりと備えていれば、そう怖い相手でもありません。
屋外用の強力な蚊取り線香でも1つだけだと少し心許ないですが、3~4つくらい同時に使えばブヨの数はずいぶん減ります。
もし噛まれても、すぐにポイズンリムーバーを使いムヒEXあたりを塗っておけば、症状は蚊と同じくらいには治まります。
厄介なのは間違いないけれど、毛虫と違い対処法があるので、イヤな虫第2位に収まりました。
ブヨは蚊より毒性が強いため、体質によってはアレルギー反応が出るので注意が必要です。
キャンプで嫌いな虫・第3位【蟻(アリ)】
キャンプで自然のなかに行くと、やたらとデカい蟻、よくいますよね。
クロオオアリって言うんですが、大きいだけあって、噛まれると割と痛いです。
ですが・・・、嫌なのはそのオオアリではなく、小さな、ごく普通のアリです。
アリのイヤなところはココ!
- とにかく数で攻めてくる
- 諦めてくれない
そこに行列をつくるんじゃない!
ぼくのキャンプはテントの前にシートを敷いて、そこに荷物を置いたり座って寛いだりするスタイルです。
チェアも使いますが、そちらは主に読書用で、調理や飲み食いは基本、地ベタ。
地面に腰を下ろして、コーヒー飲みながら木々を見上げていると癒されます。
そんなふうに、より自然に近づけるのが魅力のスタイルなのですが、余計なモノとの距離も近づいてしまうのが欠点。
それがムシ!
シデムシ・オサムシなんかの甲虫類は、どれだけウロウロしようとぜんぜん構わないんですけれど、当然お呼びじゃないのも寄ってきます。いろいろと。
それがアリ!
1匹2匹が単独で来るぶんには問題ないんですよ。
害もないし、気持ち悪いわけでもない。
なんなら「そこにいると危ないぞ~」くらいの気持ちなんですよ、ぼく的には。
潰さないよう気を付けてあげるんですけど、これがいけないのでしょうか?
気が付くと、シートをまたいで行列が出来上がっていることが、よくあるのです。
本当によくあるんです!
しかも、ザックの裏とかテント入り口の下とか、気付きにくいところにウジャウジャーッと行列を作っているんですよ。
こうなると、ほんとうに厄介。
追い払おうが潰そうが、行列は数分後にすぐ復活。
アリどもの不屈の意志と覚悟の前に敗北し、やむなくテントを移動することになるのです。
実害はないのですが対処のしようがない点で、アリが嫌な虫第3位にランクイン。
けれど最近、ディード30%の虫よけを大量に振りかけると行列がなくなるのを発見したので、ずいぶんマシになりました。
まとめ
人によっていろいろ意見はあるかと思いますが、個人的にキャンプで嫌な虫ベスト3でした。
選んだ基準は、出会う確率の高さと対処の難しさです。
普通ならまっさきに頭に浮かぶであろう蜂が入っていないのは、気を付けることが出来るから。
蜂は、『来たよ~!』とか『刺すよ~!』とか『それ以上近寄るんじゃない!』ってアピールしてくれるので、対処は難しくないからです。
なので、キャンプのようにあまり動かない滞在型のアウトドアなら、習性を知ったうえ周りに気を配っていれば、それほど怖くない。あくまで個人的に、ですけどね。
それでも危険なことに変わりはないです。
しかし一方、畑や草むしりなど野良仕事の場合、蜂の怖さは跳ね上がります。
どの虫にも言えることですが、不意をつかれたエンカウントがいちばん危ない。
こちらから探さない限り出会わないような毒虫もいるし、何もしなくても静かに忍び寄るようなヤツもいる。
いっけん穏やに見えるキャンプフィールドも、じつは弱肉強食が跳梁跋扈する危険な一面もあるものです。
それらの被害にあう確率は低くとも、被害にあったときのダメージはかなりのモノ。
深刻な事態になってしまう可能性だってある。
ぼくがけっしてタープ泊をしないのは、過去に痛い目を見たからです。
個人的に、高温多湿で虫の多い日本は、北海道以外タープ泊には向いていないと思っています。
自然は舐めると怖いです。
まぁ蚊帳を使えば大丈夫なんだけど、あれはスケスケだからなぁ・・・。
ふと目を覚まして寝返りをうったとき、蚊帳の外側に毛虫が張り付いているのがいきなり目に飛び込んできたりすると、けっこう心臓に悪いです。
なのでぼくは、やっぱりテント派。
なんだか真面目な話になってしまいましたが、個人的キャンプで嫌いな虫ベスト3でした!
ちなみに、エンカウント率を考えない怖さだけでいえば、
- 毛虫
- マダニ
- ムカデ
がトップ3!
以前、野営をしたときに、ロープをかけようと木に手を回したら、目の前に15cmはありそうな大きなムカデが巻き付いているのに気づいて
「ヒエッ!」
っと引き笑いのような悲鳴をあげたのは良い思い出。かな?
近くでまじまじと見ても、真っ赤な頭が気味悪くて、さすがの僕でもぜんぜん可愛く思えませんでした。
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