ケトルで煮出して淹れる北欧式 『フィールドコーヒー』の楽しさと趣きが良し!

こんにちは、いちばん好きな飲み物はビールですが、今回はコーヒーを語りたいシズワです。

先日、初めて『煮出しコーヒー』というものを淹れてみました。

とは言ってもそんなに難しい訳でもなく、湯を沸かしたヤカンに挽いたコーヒー豆を直接入れて、ちょっと煮出すという、北欧が発祥の淹れ方です。

好みが分かれる味だと感じましたが、ぼくはたいへん美味しかった!

目次

北欧式の煮出しコーヒー

北欧では『フィーカ』という習慣があるそうです。

親しい人や同僚などと甘いものを食べコーヒーを飲む、ようは休憩時間のことですが、その『ひととき』に固有名詞がついているの、素敵ですよね。

たんなる休憩ではなく『フィーカ』。

それだけ、リラックスできる時間を大切にしているのでしょう。

なにかと余裕のない日本人も見習ってほしいもんです。

・・・午前中の休憩時間が5分ってなんだよ(怒!

煮出しコーヒーは、そんな『フィーカ文化』の根ずく北欧において、山仕事をする人たちのあいだで親しまれていた淹れ方なのだそうです。

単純に、シンプルに、焚き火に掛けたヤカンの中へコーヒー豆をいれて煮出す。

それが北欧の『フィールドコーヒー』です。

フィールドコーヒー淹れてみた

GW中のある日。

朝、目が覚めて窓から外を眺めると、昨日までの天気が一変。

澄んだ空が広がっていました。

どこにも出かける予定はないけれど、せっかくの晴れ間です。

せめて庭活動をしようかと、以前より気になっていた、煮出して淹れる『フィールドコーヒー』を試してみることにしました。

本来なら薪の炎を使いたいところですが、住宅地なのでガスで我慢。

そのぶん手軽なので、サッとケトルで湯を沸かします。

北欧つながりで、トランギアケトル0.6。

ソロでは定番のお一人様用ヤカンです。

ほどなくして、300mlほどの湯が沸騰し始めました。

いったん火を止めて、あらかじめシェラカップに移しておいたコーヒーを『バサッ』と投入。

量はよく分からないので、適当です。

今回は、ドリップで使う時の倍くらい入れてみました。

ここから再度沸騰させて、1分間くらいグツグツ煮ます。

その後、火を止めて少々待ちます。

4~5分ほどたったあと、蓋を開けて確認すると湯の中のコーヒー豆はあらかた沈んでいました。

良い香り。

完成です。

カップに粉が入ってしまわないように、そっとコーヒーを注ぎます。

「フィルター無して大丈夫なのかな?」と心配でしたが、沈殿した粉はほとんど出てきませんでした。

出来上がったコーヒーは濾していないため、少し濁りが見て取れます。

若干、油分も含みます。

いつものコーヒーとは違うなと、口にする前から感じます。

飲んでみる

うん、濃い!

けっこうガツンと来る味です。

エスプレッソに近い感じがするけど、あそこまで上品じゃなく、もっと荒々しい。

これ、あれだ。

練乳を入れない状態のベトナムコーヒーに近いかも。

まとめ

フィルターで濾してないからか雑味が感じられる味。でも、それがかえって旨味に思える。

人によって好き嫌いがわかれそう。

ぼくは、好きだ。

野味あふれる淹れ方もいい。

今回はバーナーを使ったけど、焚き火で淹れて、『炎を眺めながら出来上がりを待つ』なんてとても良さそう。

もしくは、アルコールストーブで『じっくりゆったり静かに淹れる』なんてのも良いなぁ。

次のキャンプで絶対やろう!

焚き火好き、コーヒー好きには『ぜひ試してみて』と言いたくなる『フィールドコーヒー』でした。

より雰囲気を楽しむために、ククサが欲しくなりました。

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