こんにちは、キャンプでは未だに熟睡できないshizuwaです。
今さらぼくが言うまでもなく、睡眠の質を左右するマットはキャンプにおいて最重要アイテムです。
若いころは銀マットさえあればどこでも眠れたものですが、さすがに今はもう無理。
身体が悲鳴を上げてしまう。
そこで快適な寝心地とコンパクトな携帯性を求め、クライミットのオゾンを購入しました。
実は快適 イナーシャオゾン
穴の開いたデザインが度肝を抜く、クライミットのイナーシャオゾン。
初見の印象はなかなかに衝撃的です。
初めは奇抜な穴ぼこデザインに『!?』って感じでしたが、これが馴れると実に快適。
ぼくはエアーマット独特の反発と浮遊感が苦手なのですが、オゾンは体が乗る面積が少ないためか、さほど気になりません。
それに、この穴ぼこのおかげで収納が非常に小さく軽いため、バックパックで行くキャンプにはもってこいのマットです。
クローズドセルマットと一緒に使えば快適性はさらに上昇。
以前は【クローズドセルマット+マクラ】でしたが【クローズドセルマット+オゾン】でも荷物の量が変わらないことに気づき、今はこの組み合わせで年間を通して快適に過ごしています。
ただ、使い始めの頃はとにかく空気が抜きづらくうまく畳めませんでした。
『メンドクセッ!』
となってしばらくお蔵入り。
ところが、少しだけやり方を変えたらきれいに畳めるようになりました。
改めて使ってみると、とても快適な寝心地ではありませんか!
かならず持って行く道具となりました。
クライミット【イナーシャ・オゾン】の使用レビュー
オゾンはアメリカのアウトドア用品メーカー、クライミットの製品です。
革新的なデザインのマットを開発し、さらに使い心地も優れていることから、評価の高いメーカーです。
はじめこそ奇抜さに戸惑ったイナーシャオゾンですが、使っていくにつれ、考え抜かれたデザインだと実感しました。
スペック
- サイズ : 183 cm x 54.6 cm x 4.4 cm
- パックサイズ : 8.9 cm x 15.2 cm
- 重量 : 346g
- 付属品 : スタッフサック、修理キット(あて布、接着剤)
- R値 : 不明(体感だとあまり高くない)
インパクトのある穴ぼこデザインのイナーシャオゾン。
見た目の通り、エアーマットとしては最軽量の部類に入ります。
収納サイズもとても小さく、携帯性が良い製品です。
軽さだけなら他社にも匹敵するマットはあるのですが、それらと比べオゾンが優れているのは、幅が少しだけ広いこと。
他社の軽量マットは幅51cm前後が多く、対するオゾンは54.6cm。
わずかな差ではありますが、寝てみるとこの差が大きい。
51cmだと横になって腕をおろしたとき、肘がマットからはみ出して地面に付いてしまうのですが、オゾンの幅ならちゃんとマットの上に収まります。(個人差あり)
このあたり、気になる人は気になるポイントではないでしょうか?
また前述のとおり、このデザインが体圧をうまく分散するのか寝心地もよく、それまでエアーマットの苦手だったぼくでも心地良く眠れました。
シュラフに入れる?入れない?
クライミットは、オゾンを寝袋の中に入れて使うよう説明しています。
『え!?』と思いましたが、やってみると、これはこれで悪くない。
いろいろなレビューを見てみると『入れた方が良い』『下に敷いた方が良い』とどちらの意見もあり、人により分かれるようです。
ぼくの感想としては『気温によりけり』です。
寒い時期は寝袋の外
『寒い時こそ中じゃないの?』と思われるかもれません。
ぼくも初めはそう考えました。
冬用の寝袋には、首元をマフラーのように覆うショルダーウォーマーがついています。
これを体に密着させることにより、寝袋内の暖かい空気を逃がさないようになっています。
ですがオゾンを入れると、このショルダーウォーマーが潰れ隙間ができてしまうのです。
気温が低い夜は冷気が入り込んでしまい、すこし寒い思いをしました。
なので、寒い時期のキャンプでは寝袋の下に敷いて使います。ただ、オゾンの断熱性は決して高くはなく、単体で雪中は無理なので、クローズドセルマットを併用します。
冬は向かない
冬用に断熱材入りのエアマットを購入したので、今はオゾンは暖かい季節専用に使っています。
やっぱり冬は冬用が快適。
暖かい時は寝袋の中
冷気の心配をしなくていい時期なら中に入れて、【ズレないマット】にすると超快適!
オゾンを寝袋の中に入れる最大のメリットはズレないこと。
なんと言ってもコレにつきます。
眠っていて、『体がマットから出ていた』『頭がマクラから落ちていた』なんてことは皆無です。
ただ、寝袋の中がすこし狭くなってしまうのが欠点。
一体化された枕がイイ
単体での販売もあるこのマクラ、X字の切れ込みが頭にフィットして実にいい。
なによりマットと一体化なので、『マクラだけどっか行く現象』が起きません。
イナーシャオゾンの畳み方
オゾンを使い初めてしばらくの間、畳むときにどうしても空気が抜けきらず、なかなかキレイに収納できませんでした。
買った時と同じように畳んでいるのに、なぜだか最後に空気がうっすらと残りコンパクトにならないのです。
あまりに面倒で、購入から半年は使わなかったほど。
でも、畳み方を変えてみたら、ちゃんと空気が抜けるようになりコンパクトに仕舞えるようになりました。
購入したときは、胸のあたりから折り返し、この状態から
こう細く折って、くるくると丸めて畳んでありました。
けれど、どうしても空気が残るので、胸部分から折り返すのをやめてみました。
改善した畳み方はこう。
伸ばした状態から枕ごと4つ折りにして、足元からくるくる丸めるだけ。ちゃんと空気が抜けました!
いままでは収納袋になんとか押し込んでいたものが、この畳み方にしてからは余裕ができて、袋への出し入れがとても楽です。
畳めるようになってレギュラー入り
購入した当初はあまりの畳みづらさからほとんど使っておらず、まさに【買ったけど失敗した道具】の仲間入りしそうなところでした。
ところが、ちょっと畳み方を変えただけであら不思議。簡単に収納できるようになりました。もともと必要な空気の量も少ないので、出すのも片すのもとても楽。
いまではレギュラーの道具です。
まとめ
見た目に反し(?)寝心地は意外なほど良く、マクラの出来も相まってとても熟睡できるマットです。
空間ができるからか、夏の暑い夜もあまり蒸れず快適です。
とてもコンパクトに畳めて荷物にならないので、クローズドセルマットと組み合わせて使うのがおすすめです。
そうすると、厚み5cmクラスのマットにも劣らない寝心地ですよ。
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