今年、岩谷から発売されたウォーターバッグが、ジャグとしてソロキャンプに丁度良さそうだったので購入してみました。
あの、ガスのイワタニです。
良いなと思ったポイントは
- 軽量コンパクト
- ソロにちょうどの3リットル
- 口が大きく開く
- 注ぎ口があり自立するジャグタイプ
- リーズナブル!
エバニューやバンドックに似たような水入れはありますが、上記をすべて満たす商品は今までなかったんですよね。
岩谷ウォーターバッグ・レビュー
発売は、イワタニグループの岩谷マテリアル株式会社です。
ユーチューブに公式の紹介動画がありました。
【サイズ】
未使用時:36.5cm×24.5cm(約)
使用時:30cm×24.5cm×10.5cm(約)
容量:3リットル
本体は丈夫な厚手のフィルムで出来ています。
見た目ちょっとビニール袋っぽいですけど、触ればわかるこの違い。比べ物にならないくらいブ厚くて頑丈です。
刃物で切ったりしない限り、簡単に破けたりはしないでしょう。
水が入っていない状態なら、箱型のジャグと違って非常に軽くコンパクト、持ち運びにも場所を取りません。
広げたままでも丸めても、荷物の隙間にサッと入ります。
蛇口の部分が出っ張りますが、まぁ仕方ない。
容量はソロにちょうどいい3リットル
ぼくが1泊のソロキャンプで消費する水の量は約2リットル。
もちろん時期やスタイルにもよりますが、そう大きくは変わりません。
なので3リットルは、少し余裕もあってちょうど良い容量です。
蛇口のついたジャグタイプで小容量ってのは、あまり見当たらない。
口が大きく開く
これ!これが良いんですよ!
上部がガバッと開くので水を汲みやすく、使用後は手を入れて洗うことが可能。
清潔に保つことが簡単なのです。
しかも、ソフトタイプのウォーターバッグにありがちな、乾燥の難しさとも無縁です。
これ出来るジャグってなかなか無いんですよね。
エバニューのウォーターバッグが似た造りだけど、あちらは手までは入りません。
注ぎ口のあるジャグタイプ
底のマチが10cmくらいあるので、水を入れると自立し、ジャグとして機能します。
安定感は良く、倒れそうな感じはありません。
コック部の出っ張りは約5cm。取り外したりは出来ないようです。
両側のレバーを上にあげると水が出ます。
真ん中を親指で押さえ、人差し指と中指でレバーを操作。
漏れなどは無く、操作性も悪くありませんが、水を出しっぱなしで固定できないのがちょっと残念。
エニーロックでしっかり密封
エニーロックは、差し込むだけで密封する仕組みです。
エバニューのウォーターバッグと同じです。
結構しっかりと密封でき、ここからの漏れはまずありません。
最初はけっこうキツく、締めるのに力を使いますが、何度か使っているとスムーズになってきます。
吊るしても使える
エニーロックに取っ手が付いており、水を入れた状態での持ち運びはとてもスムーズ。
強度もあって、この取っ手を使い吊るすことも可能です。
ポールに吊るときはランタンハンガーでも良いですが、コールマンのコンビニハンガーがとくに具合が良かったです。
重さ的に「大丈夫かな?」と思いましたが、しっかりと挟み込んでズレ落ちたりする心配はなさそうでした。
100均の同じようなクリップでも試しましたが、一瞬で外れてしまい駄目でした。
気になる部分
使ってみて少し気になったのは、安定性です。
自立はするのですが、ソフトタイプで背高なため若干の不安定さは否めません。
平らな場所に置かないと、ひっくり返ってしまうことも。
バンドック・フォールディングジャグ7Lと比較
同じような製品が、バンドックからも発売されています。
小さくたためるウォータージャグという事で、ぼくも購入を考えていたコチラの商品。
とても気になっていたのですが、購入に至らなかったのは、
- 7リットルはソロには少し大きい(2~3リットルが理想)
- 乾燥が大変
の2点。
イワタニはこの部分を完全にクリア!
エバニュー・ウォーターバッグと比較
現在のメイン水入れであるエバニューのウォーターバッグ。
違いは
- 開口部の大きさ
- コックの有無
です。
開口部の大きさはイワタニの圧勝。とにかく洗いやすく乾かしやすい。
ただエバニューも、手こそ入りませんが、メンテナンスはやり易いです。
コックに関しては確かに便利なのですが、「台の上に置く」「吊るす」など、設置場所が必要になります。
対してエバニューは、自分で持って注ぐ必要はあるものの、置き場所を選びません。
ケースバイケースでしょうか?
- 野営・バックパック・地べたスタイルならエバニュー
- テーブル・スタンド等があるなら岩谷
かな。
ダイソー・折りたたみウォータージャグと比較
ダイソーに売っている折りたたみのジャグ。3.5リットルのタイプがソロでも使いやすいです。
100円ではなく400円ですが、それでも充分に安い。
イワタニと比べたときの利点は
- 安定性がある
- コックが片手でも使いやすく、出しっぱなしも出来る
- 安い
逆に欠点は
- 畳んでもイワタニより大きい(バックパックには入らない)
- 内部が洗いにくい
と言った感じでしょうか。
最大の違いはやはり、携帯性。
- コンパクトさを求めるならイワタニ
- コンパクトさを求めないならダイソー
まとめ
岩谷のウォーターバッグを紹介しました。
1度キャンプに持って行ってポールに吊るして設置したところ、とても使い勝手が良かったです。
この価格で吊るせるジャグは他に無いのではないでしょうか?(あったらスイマセン)
総じてソロにはちょうど良い水入れですが、唯一の欠点は、ポップな見た目ですかね?
ぼくはワリと好きですけど、最近は無骨とかオシャレキャンプとか流行っているので、それらに合うかと聞かれたら、
「バッチリ!」
とは言えないと思うんですよ。そういう『スタイル』に興味のないぼくから見てもね。
まぁでも一応ね、ほら、アウトドアっぽい柄がプリントされてるし・・・。
使いやすいのは確かです!
あと安い。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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