ここでいいのかな?という気持ちになる細い道を行った先の、ちいさな温泉旅館がはじめたキャンプ場に泊まってみました。
「どこか、面白い場所はないかな?」
と、グーグルマップを拡大してみていたところ、たまたま見つけたキャンプ場です。
どうやら、昨年から始めたらしい。
温泉、出前、大きな樹。リーズナブルで最高!だけど・・・
行ってみたら、なかなか面白いところでした。
温泉は入り放題。ご飯も注文できて、しかもテントまで運んでくれるという素晴らしさ。
カツ重頼んじゃった。
これをキャンプサイトで食らうという、非日常感のなかの非現実感。
おもしれぇ!
そしてなんと生ビールもある。当然、注文した。
キャンプで生ビールとか初めての体験だったけど、やばいねコレ。
テントを張るキャンプフィールドは、旅館の前庭になります。
キレイに手入れされ、適度に樹が茂ったとても気持ちの良い空間。
日当たりがいい。
サイトの中央には大きな樹が鎮座していました。樹齢どのくらいだろう?
ぶわっと広がった枝が作り出す豊富な木陰のおかげで、コットン幕でなくとも場所をえらべば涼しくすごせそう。
洗い場は屋外だけど、トイレは本館内になる。
一部の出入り口がキャンプ客用に24時間開放されていて、夜中でも自由に入れる。
当然キレイに清掃されているので、暖かくなってきた時期のキャンプにありがちな、
「こんなとこに虫が!」
と驚かされる心配もない。
すっごく良さげじゃないですか?
最近、ダラダラ連泊に目覚めたもので、とても魅力的に感じます。
しかも、これで結構リーズナブルなんですよ。
好みと相性のミスマッチ
でもね・・・、実際キャンプしてみたら、ぼくには合わなかった~。
好みというか相性というか、なんとなく違和感が拭えなくて、あまり楽しみきれませんでした。
ぼくの好みは、自然豊かで静かで、プライベート感のあるところ。
とはいっても、ペグを打つ音だとかキャンプ中の楽し気な会話とか、家族の笑い声なんかが場内から聞こえてくるのは嫌いじゃない。
ただね~、それもプライベート感があってこそ。
適度な距離や境界はほしい。
だからぼくは、見通しの良い開けたタイプのキャンプ場は好きではない。
いつも空いてるか、すごく広ければそれも問題ではないんだけれど・・・。
ここは、思っていたよりちょっと狭かった。
お隣が近い。
ネットでよく見る混雑した有名キャンプ場とくらべたら全然マシだけど、会話の内容が分かってしまう距離感はぼくには近すぎる。
そして、サイトが本館の目と鼻の先なもんだから、そちらの音もよく聞こえてくる。
食事時のバタバタした忙しさとか、おばちゃんの世間話とかはキャンプシーンにはちと合わない。
温泉の位置もサイトに面しているもんだから、風呂の桶の音とかよく分かる。
「あ、いま頭洗ったな」みたいな。
なんとなく落ち着かなくて、2泊の予定を1泊で切り上げて帰ってきました。
でも連泊している方もいましたので、あくまで好みの問題です。
それにしても、あまり意識したことなかったけど、思ったより自分の好みはピンポイントだなぁ。
それを高レベルで実現してくれる【フォレストパークあだたら】は、やっぱりイイなって。
あと、いきなり連泊はするもんじゃないなって思いました。
やはりまずは1泊して、そのキャンプ場の雰囲気なりを確かめてから連泊に踏み切るのが間違いない。
連泊初心者として思い知った。
また来年
あらためて、自分の属性を再確認したキャンプとなりました。
それを外れると、どんなに素晴らしい環境でもあまり楽しめないみたい。
好みって大事よね。
この旅館キャンプ場、まだまだサイトを拡張中だったので、完成して広くなった頃にまた行ってみようかな。
温泉入り放題と、出前と生ビールは最高!でしたから。
コメント
コメント一覧 (2件)
shizuwaさん、こんにちは。
すごく面白い経験されましたね!
カツ重て。笑
距離感、ほんとに大切ですよね。
少し近くても、サイトの植生や高低差をうまく利用して
プライベート感が保たれていればよいのですが。
写真の感じだと、ちょっと・・・ですね。
風呂桶カコーン。笑
テントサイトで食べるカツ重は最高です。
ここに生ビールが入ったらもう!
眼前に並んだお膳とグラスに入ったビール、背後にはテント。
奇妙な組み合わせのコントラストに脳が混乱する様で、新鮮でしたw
拡張中だったサイトが出来上がったら、また行ってみたいなって場所です。