どうもこんにちは、シズワです。
一時期、チタンクッカーでの自動炊飯に、並々ならぬ情熱を注いでいたことがあります。
キャンパーの皆さんならご存じの通り、チタンは調理、とくに炊飯には向かない素材でして、当時は毎回のように中を真っ黒に焦がしたチタンクッカーを量産しておりました。
あの焦げ、なかなか落ちないんですよね~。
しかし何度も試行錯誤を繰り返すうち、絶望するほど真っ黒になったチタンクッカーでも、キレイにすることが出来るようになりました!
チタンクッカーは焦げやすい
ある日、固形燃料での自動炊飯に失敗して、盛大に焦げ付いてしまったチタンクッカー。
火にかけているときから、なんとも香ばしい匂いと、パチパチという粋な音を立てていたので、
「ちょっとあやしいな~」
って予感はしていたのです。
が、途中で手を出してしまったら、それはもはや自動炊飯とは言えません。
自動炊飯とは
固形燃料やアルコールバーナーを使用して、火をつけた以降はまったく手を出さずにご飯を炊く技術。主に熱伝導のよいアルミクッカーを使う。別名「ほったらかし炊飯」
最後まで何もせず、じっと見守ってこその自動炊飯。『ほったらかし』の真髄です!

結果、お米もクッカーも酷いありさまになるんですが、そこは甘んじて受け入れる所存です。
焦げがとくにひどい部分をのぞいて、ちゃんと食べました。
多少のおこげは、お茶漬けなどにすると美味しく頂けます。
ちょっとボリボリバリバリする部分もありますが、嘘偽りなく美味しいです。ほんとだよ。
それよりも、問題はむしろクッカーの方。


目も当てられぬ、ひどい有様。
クッカーの底には米のなれの果てが、昭和のオヤジ以上の頑固さでこびり付いています。
まるで「コオロギでも煮詰めたのかよ!」って具合の黒々しさ。
こうなると、洗剤やタワシ程度ではどうにもなりません。
このチタンクッカーの『頑固な焦げ付き』をどう落とすのか?
それが今回の内容です。
チタンクッカーの焦げ落とし方法
チタンクッカーの自動炊飯は今まで何度も試してきて、そのたび、ひどい焦げ付きを生み出してきました。
ああ罪深い。
なのでこれをキレイにする方法も、自らの行いを懺悔するかのように、とても上達したのです。
ぼくがチタンクッカーの焦げ落としに使うモノは3つ。
- 重曹
- 金属タワシ(ボンスター)
- 日光
それと時間です。
けっこう時間がかかります。
あと、必須ではないですが、メラミンスポンジもあると尚いいです。


手順1
- クッカーに水と重曹を入れて、弱火で沸騰させる。
- 分量は【水1ℓに対し重曹大さじ1杯(約15g)】らしいのですが、ぼくはいつも適当です。
- その後しばらく加熱。時間は・・・適当ですw
- 火から下したら、ひと晩~数日そのまま放置。
- 思い出した頃に中の重曹水を捨てて、ガシガシ洗う。
これでずいぶんキレイになるのですが、完全には落ちません。
だいたい頑固な焦げが残ります。
次に第2段階。
手順2
日当たりよい場所で天日干しをします。焦げに直射日光を当てるのがコツ。
期間は数日。長ければ長いほど効きます。


焦げがカラカラになってぽろぽろと取れてくるので、金属タワシ(ボンスター)でガシガシ擦ります。
これでほぼ落ちますから、最後にメラミンスポンジでキュッキュと磨いて仕上げ。
たいぶキレイになりました。


ちょっと黒い部分は残っていますが、このくらいなら大丈夫。
なにも支障はないし、ここで沸かしたお湯も焦げ臭くなったりはしません。
使っていれば、いずれ自然と消えることも多いので、気にしないのが一番ですw
まとめ
チタンクッカーのひどい焦げ付きは、ぼくの場合こうやって落としています。
調べてみれば重曹も天日干しも方法として出てくるのですが、どちらかだけではキレイにならないのが殆どです。
だったら「じゃあ両方やろう」ってコトです。
見ての通り、けっこう手間かかってます。
なので、『焦がさないようにする』のが一番なのは間違いないのですけれど、手間をかけて焦げを落としているうちに、「また焦がしてしまった」という後悔の念もキレイさっぱり一緒に流れて行ってしまうのです。
そして再び、懲りずに『チタンクッカー自動炊飯』の方法確立を目指し、真っ黒い焦げをつくりだす罪深さ・・・。
まぁそのおかげで、今やかなりの高確率で成功させられるようになったんですけどね。
終わりよければ全てよし、ってコトでさぁ!




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