11月も半ば過ぎ。初冬の裏磐梯へキャンプに出掛けてきました。
行先は、いつもの「みちのくキャンプ場」。
湖畔でこそないものの広々とした場内からは磐梯山がよく見えて、わりと空いていてのんびりと落ち着ける、いちばんお気に入りの場所です。
初日は雨と、強めに吹く冷たい風。
一転、翌日は雲ひとつない晴天と、「終わり良ければすべて良し」なキャンプでした。
unigearタープで雨も快適
天気予報では雨は午後に上がり、夜には晴れへと回復に向かう見込み。
ですが13時の時点では、止む気配は全然ありません。
この時期の雨キャンプは嫌だな、とは思いましたが、止まないものは仕方がない。
タープの中にテントをすっぽりと入れ込み、本をお供に雨雲が通り過ぎるのを待ちました。
タープ下の空間は風も当たらず意外に快適。設営さえ乗り切れば、雨のキャンプはけっこう楽しいものです。
時折日が差しますが、依然空は暗いまま。
しばらく籠って過ごします。この時間は嫌いじゃない。
雨の降るさまを眺めながら、ぼーっとするのが雨キャンプの醍醐味です。
コーヒーが美味い。
この日に用意したタープは、去年アマゾンで購入した格安の「unigear」。サイズは3m×4mと、ソロとしては比較的大きなもの。
ループやハトメが多く、色々な張り方が出来てとても便利。なにより値段が安く、かつ品質も悪くない。
DDタープの代用品として、こいつは「大当たり」な買い物でした。
タープ下でポテトチップスなぞ食べつつノンビリしていると、いつの間にか雨は上がっていた。
11月の裏磐梯は冬のはじめ
裏磐梯の11月は、普通に雪も降る時期です。
雨が止んだとはいえ、風は冷たい。
ようやく晴れた空を見上げていると、「ゴオッ」と音がして木々が揺れる。
温度計の表示は4℃くらいだけど、風が吹くと体感はマイナスだ。寒い!
薪き割りしてても寒い。
けど、コーヒーが美味い。
風がある時の焚き火は控えるようにしています。
言うまでもなく、危ないです。火の粉が舞うようなら止めたほうがいい。
予報通りなら、このあと風は収まるはず。
あたりは雨でビチャビチャだ。
今回は問題ないと判断する。なにより、火を熾さないとご飯が作れない。
ガス缶忘れちゃったよ。
いや、あるにはあるけど、あと何回点くか分からんような、使い切ろうと持ってきたスカスカのやつが一本だけ。
毎回、忘れ物がなくならない。
薪グリルの暖かさ
ユニフレームの薪グリルは傑作だと思う。品切れ状態が続くのも納得できる。
リンクを張ろうとネットショップを見たら、どこも定価より高くなっていたので止めました。
はやく供給されるといいな。
ぼくがバックパックキャンプの時に使っているのはベルモントのTABI。
対して車が横付けできるオートキャンプの時は、薪グリルです。
火が暮れる頃には風も止んで、焚き火には丁度いい環境になりました。
辺りはかなり濡れているので、延焼の心配はありません。
気温は3℃付近まで下がっていましたが、薪グリルの前は快適そのものです。
この頃になると酒も進んで、料理の写真などほとんどない。
ブロガーは大変なんだなと毎回あらためて思うけど、じゃあ撮影しようとは思わない。
だって、調理を失敗したら元も子もないじゃない?
熱いうちに食べたいじゃない?
あくまで、自分が優先のブログです。
とりあえず、焚き火と熾火を一台で簡単に使い分けらけるのが、薪グリルのすごいところ。
調理特化は伊達ではありません。
ホント、傑作だと思う。
翌朝~まとめ
翌日は朝から良い天気。風もなく穏やかです。
タープの水滴は凍っていました。
明け方の気温は、たぶん0℃付近だったんじゃないかな?
このくらいなら、マットと寝袋さえきちんとしたのを持っていれば、快適に過ごすのは難しくありません。
気温が下がれば下がるほどテンションは上がる。
不思議な冬キャンプの魅力を感じるのは、まだまだこれからです。
11月の裏磐梯は、もう冬の気候です。
もしキャンプに訪れるなら、それなりの装備を忘れないように注意しましょう。
夜の寒さに凍えては、楽しむものも楽しめなくなってしまいますからね。
10月いっぱいで営業を終えるキャンプ場が多いので、事前確認を忘れずに。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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