こんにちは、キャンプでは身軽な装備が好みのシズワです。
そんなぼくが愛用する【エバニュー チタンカップ400FD】は、わずか50gしかない極薄チタンの軽量アイテム。
径が9.5cmと広いためカップとしてだけでなく、ちょっとしたクッカーとしても活躍します。
使い勝手としてはシェラカップに近く、用途の多い万能選手です。
軽さも相まって持ち出す機会の多いアイテムですが、欠点は蓋が付属していないこと。
別で購入する必要があります。
で、この400FDの蓋となる製品がこの2つ。
- エバニュー チタンマルチディッシュ
- TOAKS (トークス) チタニウムリッド
『400FDの蓋』を調べると、必ずこれらに行きつきます。
いったいどちらが良いのか?
ぼくはどちらも所有していますので、両者の違いをレビューしていきます。
TOAKS (トークス) チタニウム リッド LID-D95
トークスのチタニウムリッドは、400FDに合う蓋として以前から知られた製品です。
80mm~145mmまで5種類のラインナップがあり、400FDには95mmのLID-D95がちょうど良くハマります。

そもそもが蓋なので、他社製とはいえ径さえ合えば使い勝手は文句なし。
チタン製で軽いのも、400FDとはピッタリの相性です。

中央に三角のツマミがあり、立てたまま固定できるのは高ポイント。
おかげで、火にかけていても素手で扱うことができます。
蒸気を逃がす穴があるので、蓋をしたままでも沸騰が分かりやすく、噴きこぼれる事もありません。
裏返してみると、取っ手の影響でピタリとは置けず、端がすこし浮きます。
蒸気穴もあるため皿としては使えません。

裏面はフチが凸状になっており、蓋がズレないようになっています。

持って傾けてみても、落ちるような事はありません。
蓋をすることで、湯の沸く時間は確実に早くなります。

取っ手が自立するため素手でも扱え、蒸気穴で沸騰もすぐ分かる。
蓋としてとても使い勝手のよい製品です。
欠点らしい欠点はないのですが、あえて言えば、『ただの蓋に1,400円も出せるか?』という心情的なところでしょうか。
エバニュー チタンマルチディッシュ EBY280
チタンマルチディッシュは、400FDと同じエバニュー製。
別売りではありますが、蓋としては純正品ともいえる製品です。

内側には2段の段差があります。

レビューを見ると、『取れないくらいガッチリはまる』との意見もありますが、個体差があるのか僕の手元にあるものはそこまでハマらず、普通の蓋として上に載るだけです。
所有している400FDが、このマルチディッシュが発売されるはるか前、もう10年以上も昔に購入したものなので、年式なども関係しているのかもしれません。
上に乗っているだけですが、ちゃんと段差が引っかかるので、傾けても落ちたりはしません。

ただ、トークスと違いツマミが付いていないので、加熱時に使うには手袋が必要になります。
蒸気穴もないため沸騰するとカタカタと動き、落ちないか心配になってしまいます。
保温用途には問題なしです。
蓋としての使い勝手はトークスに及びませんが、このマルチディッシュの特徴は、その名の通りマルチに色々な使い道があるところ。

- ちょっとした小皿
- まな板の代わり
- アルコールストーブや固形燃料の受け皿
など多目的に使用できます。
軽くて薄いので、荷物にならないのもポイント。
エバニュー マルチディッシュは『いちおう蓋としても使える多目的な便利アイテム』といったところです。
まとめ
400FDは、蓋があった方が断然使い勝手が良くなります。
湯沸かしや保温はもちろん、ほこりや虫の侵入などアウトドアならではの問題もありますからね。
純粋に蓋として使うなら、【トークス チタンリッド】がおすすめです。
使いやすく、文句のつけようがありません。
多用途に使いたいなら【エバニュー マルチディッシュ】。
いろいろ使える何かと便利なアイテムです。

軽量化を突き詰めるなら、蓋以外にも出番のあるコチラでしょう。
で、ぼくが400FDの蓋に使っているのは【トークス チタンリッド】のほうです。
やはり『餅は餅屋』ということでしょうか。
【エバニュー マルチディッシュ】は持っていると便利ではありますが、蓋として使うことはほぼありません。
加熱時には手袋が必要で面倒だし、コーヒータイム中はおやつ皿になっているので、保温用の蓋になる機会がないからです。
マルチに使える一つを持つより、『蓋は蓋』『皿は皿』と分けた方が使いやすい。というのがぼくの答え。
どちらも小さく軽いので、2つ持ったとしても荷物にはなりませんからね。
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