今季初の雪中キャンプは【Chillax Garden CAMP.024】から

12月なかごろの某日。

冬の寒波がやってきて、日本海側を中心にまとまった雪が降りました。

ぼくの住んでいる盆地の街もそれなりに降雪があり、辺りはすっかり真っ白な雪景色です。

ここは雪国。待ちに待った冬が来た。

秋ごろからずーーーっとタイミングに恵まれず、

「キャンプ行くぞ!↑」

「やっぱり中止(涙)↓」

なんてのが続いていて、なかなかキャンプに行けない日々。気が付けば3カ月近くの時間が過ぎてた。

あまりの行けなさに、最近ちょっと気が滅入ってしまっていましたが、ついに、ようやく確実なキャンプチャンスが到来しました!

当日の天気予報は雪だけど、翌日は晴れ。全然OK、無問題。

雪中キャンプは大好物です。

むしろテンション上がるってもんですよ!

目次

お気に入り、チラックスガーデンで雪中キャンプ

キャンプ地に選んだのは、【チラックスガーデンキャンプ.024

広くてゆったり、豊かな木々の表情にリラックスできる、最近お気に入りの場所です。

通年営業なのもポイント高し。

中通りではありますが、立地的に猪苗代に近く山間なので、冬には雪中キャンプが楽しめます。

除雪の行き届いた高規格キャンプ場とは違うので、しっかりとした装備、準備、経験は必要です。

やっと来れた久しぶりのキャンプに、はやる気持ちを自覚しつつ、アクセル抑え目で雪道を行く。

スタッドレスとはいえ、滑る時は滑る。

「おそるおそる」ぐらいの運転でちょうど良いのだ。

個人でやっているチラックスキャンプ場は、オーナーが手を入れ続け、来るたびにドコかしら進化しています。

それを見るもの楽しみだったり。

今回は、入り口の目印にしていた『あやめ苑』の古びた案内板がなくなり、新たに【Chillax Garden CAMP024】のウッド看板が出来ていました。

いいねいいね!

ついでに、道路沿いには『キャンプ場』の旗が数本。

たしかに、外から見ただけじゃ、キャンプ場って分かりづらいもんねぇココ。

良い目印だと思います。

場内へ進んでみると、積雪はうっすらとした程度。

車も徒歩も、移動に支障はない。

受付に行って、

「雪、降ったねぇ」

なんて、オーナーさんと白い息を吐きながらの、ちょっとした世間話。

ぼくがココをお気に入りとしている理由は、この方の人柄によるトコロも大きい。

チラックスの居心地の良さって、好ロケーションはもちろんだけど、きっとオーナーあってこそなんだろうなぁ。

たぶん常連さんは皆、そう感じていると思う。

今回のサイトを決めに、まずは場内をぐるっと散歩。

おお、意外と人がいるぞ。

雪の中キャンプなんて、みんなモノ好きだねぇ。自分を棚にあげといて何だけど・・・。

この行為を、インドアの妻さんに言わせれば

「意味わかんない」

だそうで。

まぁそうだよね、冬に外で寝るなんて。それが普通の反応だよね。

チラックスは冬も素敵

空の広いフリーサイト付近も魅力的だったけれど、今回はキャンプ場のはずれの方の、ひっそりとした場所にテントを張った。

ここに設営するのは初めて。

夏の間うっそうと茂っていた木々の葉はすっかり落ちて、なんだか物悲しい雰囲気がステキ。

キャンプ場内の楽しげな声もここまでは届かず、シンと静まり返ってる。

シオラン読むには絶好だね。

とりあえずコーヒー淹れて、簡単なお昼にしよう。

う~ん、侘しい!(笑

チラックスガーデンの庭園っぽさは冬も健在で、相変わらず散歩がたのしい。

雪国の、基本モノクロな風景の中に、ポツリポツリと色合いが映り込んで、

「やっぱり世界は生きているんだなぁ」

な~んて思えてくる。

『静』のなかに、ちょこっと『動』がある感じ。

その対比がぼくは大好きで、それを探しながらブラブラしてると、時間なんてあっという間だ。

「ソロキャンプって、一人で何しているの?」

なんて定番の質問があるけれど、意外とやることは多いんだよね。

・・・いや、やることが多いってのはちょっと違うか。

なにもせず、ただただ『ぼーっ』としている時もあるけれど、キャンプ全体を静と動としてとらえるならば、そういう『間』みたいな時間は、対比をより鮮明に彩るアクセントのようなモノだ。

意味とか大層な理由は必要なくて、退屈に浸かっていること自体、ワリと心地良いのだ。

ソロキャンプではね。

家だとただのダラケだけどね

ようするに、『キャンプ万歳』ってことさ。

ソロのつもりがグルソロキャンプに!

ぼくはSNSをあまり使いません。

Twitterとか、『ブログと相性が良い』って聞いたから挑戦してみたりもしたんだけど、面白さが分からず続きません。

まず何を呟けばいいのかわからないし、他人の呟きとか見てナニが面白いのかもわからない。

でも写真メインのインスタだけは、自分のキャンプの忘備録みたいな感じで、ずっと続けられています。

そのインスタで、もう2年くらい、ずっとやり取りのある人たちがいて、

「そのうちお会いできるといいですね」

なんて言っていたのだけれど、ついに!

今回、チラックスで遭遇することとなりました。

個人的、今年一番の大ニュース。

ソロの予定が、グルソロ(グループソロ)になった!

そのまま夕食をご一緒させて貰ったら、まぁ出てくる出てくる!

酒も料理も次から次へと。

普段、キャンプ料理はできるだけ簡単に済ませている僕とは真逆のスタイルかと思いきや、意外と簡単に調理ができる工夫をされているようで、みんなサラッっと料理しちゃう。

しかも激ウマい。

ちょっとしたカルチャーショックな出来事でした。

トラットリアグルソロ村とは、よく言ったものだと感心しきり。

トラットリア(Trattoria):イタリアの大衆向きの小さなレストラン

こういうキャンプも、これはこれで楽しいものですね。

おかげさまで、今回、自分では料理も焚き火もやらない、テントで寝るだけのラクラクキャンプとなりました。

予報外れの雪の朝

天気予報によれば、翌朝の午前中は晴れマークがならぶ良コンディション。

雨や雪のなかでの撤収はメンドウなので、やはり2日目は晴れに限ります。

・・・のハズだったんだけど、

雪!

なにこれメッチャ降ってるよ。

確実に積もりそうな勢いで、大粒の雪が止まらない。

やはり天気予報はあまり当てにせず、参考程度に留めておくのが良いのかもね。

仕方がないのでテントを閉めて、前室でチマチマうどんを茹でて朝食。

これはこれで楽しい。

けれど、テントにニオイが付いてしまうのだけが、欠点だ。

まとめ

朝食を食べた後、撤収して帰路についたワケですが、この日、猪苗代・会津には大雪警報が発令。

午後には磐越道が通行止めとなりました。

その通行止めになる直前、お昼の12時ころ。まさに僕は、磐越道の猪苗代付近を走っていたんですが、もうホンット大変でした。

どんどん雪は積もっていくし、ときどきホワイトアウトで視界が消える。

生きた心地がしないとは、まさにこのコト。

いちおう地元なので、こういうの初めてってワケではないんですけど、何度体験しようと、ホワイトアウトはどうにもなりません。

猪苗代付近は、天候が荒れると分かっているなら、近寄らないほうが良いですよ。

警報がでたなら無用な外出は避けましょう。

ちなみに今回のキャンプ、家を出る時点では、大荒れの予報はありませんでした。

急変ってコワい。

まぁ帰りは大変な思いをしましたが、グルソロ村のみなさんと会えたのはホントに良かった。

趣味を通じた出会いっていうのも素敵ですね。

ソロの距離感は保ちつつ、気軽に自由に、気が向いたら集まるグルソロも、これはこれで楽しいなと思えたキャンプでした。

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