キャンプでのアルコール燃料入れとして、【エバニュー・広口ポリ角ボトル100ml】が使いやすくて気に入っています。
『サイズ感』『荷物のなかでの収まりの良さ』『丈夫さ』『メモリ』『手にしたときの感覚』『お値段』と個人的にはベストに近い。
ちょっと注ぎづらいとこはありますが、このタイプのボトルはどれも似たようなモノなので、欠点ってほどでもない。
100点満点とはいかないけれど、80点くらいにはお気に入りの道具です。
エバニュー 広口ポリ角ボトル100ml
この製品の名称は【広口ポリ角ボトル100ml】
スペックは以下のとおりです。
- サイズ : 胴寸46mm 口内径31.8mm 全高93.5mm
- 容量 : 100ml
- 質量 : 20g
- 目盛 : 10ml刻み
- 耐熱温度 : 75度
- 耐冷温度 : 0度
- 素材 : 本体/高密度ポリエチレン キャップ/ポリプロピレン パッキン/熱性エラストマ
エバニューの説明によると、
『頑丈なHDPE(高密度ポリエチレン)製のボトル食品・アルコール燃料・液体調味料などを安全に運搬が出来る』
という製品です。
本体のラベルには『HDPE multiuse bottle』とあり、これを直訳すると
『高密度ポリエチレン製の色々なコトに使える容器』
となります。
実際そのとおり、なにを入れても問題なく、漏れもなく確実に運べるボトルです。
調味料などを入れるだけなら、100均でも良い製品がたくさんある。
なのにあえて、この【エバニュー・広口ポリ角ボトル100ml 】の購入を考えるのは、『アルコール燃料を入れたいから』という理由も、けっこう多いのではないかと思います。
ぼくもそのクチで、アルコール燃料入れとして購入し、その目的でのみ使っています。
アルコール燃料入れとして
材質は、本体がポリエチレン、蓋がポリプロピレン 。
どちらもアルコール耐性のある素材です。
エバニューさんが、公式にアルコール燃料入れとしての使用を認めてますからね。
100均などの容器を「たぶん大丈夫だろう?」って心配しながら使っているより、精神衛生上、たいへん良いです。
公式を信じてアルコールを3カ月間くらい入れっぱなしにしてますが、とくに問題はないです。漏れも揮発もありません。
バッチリよ!
手に持った時のサイズ感はこんな。
容量は100mlとありますが、メモリがそこまでなだけで、もっとたくさん入ります。
ただ、入れすぎると当然注ぎずらくなりますから、実用量は120mlくらいが妥当かな。
アルコールストーブを調理のメイン火器として使うなら、一つでは少し心許ない量ですが、焚火やガスなどのサブとしてであれば十分です。
10ml刻みのメモリが便利
本体側面のメモリは10ml刻み。
アルコールストーブは使用する燃料の量で燃焼時間を調整するため、細かいメモリがあるのはとても助かります。
『このくらいの量でこれくらいの時間燃える』って判断できますから。
エバニューのチタンアルストのように、途中消火の出来ないモデルではとくに有難い。
けどまぁ、燃焼時間とか、慣れてくれば量らなくても感覚的にわかってくるものですけどね。
それでも、メモリは有るにこしたことはない。
広口の使い勝手
製品名に『広口』とあるように、開口部が大きいです。
開口部の内径は、31.8mm。
広口はとても入れやすいし、内部を洗うこともできるのは良い点です。
ただ同時に、ちょっと注ぎずらいかな、とは思う。
少しだけ注ごうとすると、口をつたって少し垂れることも多いです。
でもそれは、ナルゲンなど使ったときも同様だったので、この手のボトルでは仕方ないのかもしれません。
収まりの良い角型ボトル
こういったボトルは円筒形をしているモノが多いですが、この【広口ポリ角ボトル100ml】の本体は四角い形状になっています。
見事に正方形。
円と角のどちらが良いかは、まぁ個人の好みでしょうけれど、ぼくはこの角形が好きです。
手にしたときに、なんだか『しっくり』する気がするし、
倒れても転がっていかないし、
パッキングした時の収まりも良いような気がします。
『気がする』というのは、ほぼ同じサイズの円筒形の容器を使っていたときも、とくに不便は感じなかったから。
なので『角型のほうが良い』と思うのは、ちゃんとした理由があるワケではなく、個人の感覚的な印象です。
なんとなく、好き。
でも、その感覚的な印象って、とっても大事だと思うのです。
いわゆる、フィーリングが合うってやつでしょうかね?
スタッキング
持ち運びは、僕の場合、クッカーの中に入れてしまうことが多い。
前述しましたが、手持ちのクッカーとの収まりが良いんですよ。
うん、ぴったり気持ちいいー!
ボトル自体は頑丈なので、漏れや破損を気にする必要なく、荷物の中へ『ポイッ』と適当に放り込んでも大丈夫。
いまのトコ、なんの問題もおきてません。
なんですが、やっぱりね、パッキングとかスタッキングとか、いろいろ組み合わせたくなるじゃないですか?
で、手持ちのクッカーでいろいろ試した結果、キャンプで【広口ポリ角ボトル100ml】を使うときは、こんな感じのセットを持ち出すことが多いです。
右上から
- 広口ポリ角ボトル100ml
- 100均調味料ボトル60ml(コーヒー・お茶などが入っています)
- Air Stove L FK-0005(アルスト五徳)
- エバニュー・チタンマルチディッシュ
- トランギア・TRB25
- エバニュー・デミタスカップ
- エバニュー・400FD
- エバニュー・チロルコッヘル小※絶版
キレイに収まるスタッキングが出来上がると、なんだかテンション上がります!
まとめ
アルコール燃料入れをどうするかは、意外と悩ましいトコロですよね。
なにを使うは人それぞれで、ググってみても、まさに十人十色な様子。
なかなか決定的に『これ』というのが見つかりません。
キャンプスタイルにもよりますしね。
アルコールストーブはサブ火器扱いのぼくとしては、いまのところ、この【エバニュー・広口ポリ角ボトル100ml】か【リンデンパウチ100ml】が2強。
気分と装備によって使い分けています。
現状この2つですっかり満足しているので、しばらく買い替えることもなさそうです。
とくに広口ポリ角ボトルは、同サイズのナルゲンにくらべて安価なうえ(自分の環境では)入手性もよく、10ml刻みのメモリが便利なためお気に入りです。
耐熱温度などのスペックはナルゲンのほうが上だけど、アルコール燃料入れとして使うぶんには関係ないしね。
それに、なんと言ってもエバニュー好きだしw
ぶっちゃけ100均の調味料ボトルでも問題はないんですが、やっぱりお気に入りは使っていて気分があがります!
コメント