こんにちは、shizuwaです。
福島県のほぼ中央に位置する猪苗代湖は、素敵なキャンプ場の多いエリアです。
有料はもちろん無料の場所も豊富なので、『キャンプ行こうかな』と思いついたらフラッと気軽に行けるのが魅力。
でも、キャンプ場の多さの割に情報が少なく、とくに無料キャンプ場は他所の人にはなかなか分かりづらいのではないでしょうか?
ここは地元キャンパーとして、猪苗代湖のキャンプ場を軽くではありますが、ちょっとご紹介。
ただし、僕自身はシーズンオフの無料キャンプ場しか利用しないので、かなり偏った情報であることをご了承ください。
猪苗代湖のキャンプ場は、有料・無料ともにたくさん
猪苗代湖は、磐梯山のふもとに広がる日本で4番目に大きな湖。別名『天鏡湖』とも呼ばれ、水質がキレイなことでも知られています。
周囲は国立公園になっていて自然が豊か。そのため、アウトドアの盛んな場所でもあります。
高地なので夏は涼しく、冬は雪景色が見られ、年間を通して気持ちの良い湖畔キャンプの楽しめるエリアです。
オートキャンプから野営まで
地図上の赤文字が有料キャンプ場、青文字が無料キャンプ場です。
湖に沿って多くのキャンプ場が点在しており、質素な野営場のような所から、キャンピングカーでも泊まれる本格的なオートキャンプ場まで揃っています。
他にも何か所かありますが、普通のキャンパーには向かない所だったりするので省きます。
有料キャンプ場は、猪苗代町やインターのある北側に。
無料キャンプ場は、奥まった南側の浜にと分かれています
大きな湖なので北側と南側は意外と距離があります。
湖水浴のできる夏は【有料】・【無料】どちらも大変混雑します。
とくに無料キャンプ場のカオスっぷりはかなりのものなので、静かに過ごしたい人は注意した方が良いです。
反面、シーズンを外せば人もまばらになり、キャンプ地の多さもあって必ず気持ちよく過ごせる場所が見つかるでしょう。
猪苗代湖のキャンプ注意点
強風に注意
猪苗代湖でキャンプする場合、『風』に注意が必要です。
周囲は大したことがなくても、 湖面は強風の場合が多く、ときにはテントが張れないほど。
ぼくも、キャンプに行ったものの強風で撤退したことが何度かあります。
買い物場所は少ない
エリアの広さの割りに、買い物のできる場所は少な目です。
猪苗代町にはスーパーマーケット・ホームセンター・100均・ドラッグストア・コンビニと一通り揃っていますが、町から離れると、湖周辺にお店は「ほぼ」なくなってしまいます。
特に無料キャンプ場が並ぶ南側はコンビニすらなく、買い物をするなら地元の個人商店に頼るほかありません。
青松ケ浜~船津浜あたりの湖南町に何件かありますが、品ぞろえは推して知るべし。とくにキャンプ用品などは望むべくもないので、忘れ物には気を付けましょう。
猪苗代湖の有料キャンプ場
主に湖の北側、国道49号線にそって有料キャンプ場が並びます。
実質、猪苗代モビレージと天神浜オートキャンプ場の2強状態です。
RV Resort猪苗代湖モビレージ
このエリア随一の本格的なオートキャンプ場です。
値段は張りますが、管理がしっかりしておりジェットスキーなどは入ってこれないため、何かと騒がしい夏の猪苗代でも落ち着いたキャンプが楽しめます。
有料の中では唯一、冬でも営業していますが、2・3月はお休みです。
天神浜オートキャンプ場
湖の向こうに沈む夕日が絶景なことで知られるキャンプ場です。夏にはフェスの会場になったりします。
主に松林の中がサイトで区分けはありません。フリーサイトなので予約不要です。
ロッジや、区画の電源サイトは要予約。
蟹沢浜キャンプ場
湖水浴シーズンのみ現れるキャンプ場です。翁島港マリーナから西へ200メートルくらい行ったところに湖側に入る道があり、そこが蟹沢浜です。
行ったことないので、詳しくは分かりません。
猪苗代観光協会のHPに少しだけ情報があります。
蟹沢浜キャンプ場
小石ケ浜オートキャンプ場
猪苗代湖モビレージの近くにあるキャンプ場です。利用したことがないので詳しくはわかりません。
聞いた話では、ここもジェットスキーが来ないので静かに過ごせるそうですが、設備はイマイチだとか。
営業は4月頃~10月頃。
オートキャンプ場 南
小石ケ浜オートキャンプ場の南側にあります。
近づいたことすらないので、まったく分かりません。
やまがたやキャンプサイト
湖畔にある売店(?)がやっているキャンプ場。何度か通りがかりに見ているけど、利用したことはありません。たぶん夏のみ営業。
見た限りきちんと管理しているし、それほど広くないので、テント・売店・車・浜がコンパクトにまとまり居心地はよさそう。湖水浴キャンプとしては使いやすいと思う。
HPはあるけど情報は少なめ
やまがたやキャンプサイト
猪苗代湖の無料キャンプ場
おもに湖の南側に点在していて、湖水浴の浜がそのままキャンプ場になっています。
どこにテントを張ろうが自由ですが、キャンプ用に整地されている訳ではないので、多少、場所は選びます。
湖越しに磐梯山を眺めることができるので、夜には国道49号線を流れるヘッドライトの灯りが旅情を誘うこと請け合い。
ただし、夏のハイシーズンは湖水浴やジェットスキーの客でごった返し、夜は夜で『ウェーイ!』と騒ぐ輩が多いので注意が必要です。
その時期に静かに過ごしたいなら、少々高くつきますが管理のしっかりした猪苗代湖モビレージの利用を考えても良いかもしれません。
設備について
どこの浜にも、トイレ・炊事場は完備されています。立派なカマドを設置してあるところも多く、設備は整っています。
利用期間はだいたい4月~10月くらいで、冬季はトイレ・炊事場ともに使えません。
駐車場
館浜・横沢浜・浜路浜以外はちゃんとした無料駐車場を備えています。先の3浜は路肩の開いているスペースに停めるかたちになります。
どこの浜も、駐車場からテントサイトまでは近いです。
冬キャンプ
基本的に水場が使えないだけで、キャンプ自体は1年を通して楽しめます。シーズンを外せば人もまばらになり、とても快適なキャンプ地です。
ですが真冬は雪が積もり、風も強いので、軽い気持ちでの冬キャンプは控えた方が良いです。
買い物・食事
先にも少し触れましたが、このエリアはお店がほとんどありません。
青松ヶ浜~船津浜の間の湖南町にいくつか個人商店がありますが、品ぞろえは期待できないので、買い物は事前に済ませた方が良いです。
食事を外食で済ませるなら、湖南町の「かしわや食堂」「えびな食堂」「大阪屋食堂」はどこもおいしい。蕎麦なら「中地手打そばMARU壱」「わらい家」。このあたりがキャンプ場から近いです。
同じく湖南町の「湖南精肉店」は会津名物『馬刺し』が売っています。が、ぼく的には手羽先がおすすめ。
崎川浜
かなり長い浜でテントを張る場所は豊富。スペースも十分でファミリーテントでも余裕です。
ただ全体的に湖に向かって緩やかに傾斜しているので、完全に平らな場所は少ないです。傾きが気になる人は注意。
松林の中にも小さいテントなら設営できるけど、こちらも木の根で凸凹しています。
会津若松市から一番近い無料キャンプ浜という事もあり、オフシーズンでもキャンパーを見かける機会の多い場所です。
秋山浜
近年なぜか知名度が上がり、利用者が増えました。
林の中にも波打ち際にも設営できる自由度の高さが魅力。
平地が多く場所探しも苦労しません。
真正面に磐梯山を望む、眺めのよい浜です。
道具を下す間だけなら路駐も大丈夫です。
青松ヶ浜
『せいしょうがはま』と読みます。開けた明るい浜で、ロケーションは最高。
ただ、駐車スペースの目と鼻の先にある砂浜がテントサイトになるので、落ち着かないし砂まみれになるしで、キャンプ場としてはイマイチ。民家も近い。
雪で白くなってるけど、写真中央部分が砂浜のキャンプサイト。右側、一段高くなっている所が駐車スペース。
奥にある防風林はとてもいい感じなんだけど、残念ながらキャンプは禁止です。
船津公園
売店や旅館の並ぶ公園だが、オフシーズンは静かです。防風林の中でキャンプができる。
どこからどこまでがキャンプエリアなのか分かりづらく、民家も近く落ち着かないので、ぼくは使ったことがありません。
船津浜
船津公園から川を挟んで、東側に位置するのが船津浜。広い防風林の中がキャンプサイトになっています。
駐車場からサイトまで近く、道路を渡る必要がないので道具の搬入がしやすいです。地面が平坦で段差もなく、ワゴンやカートも入って行けるため薪の運搬も楽。
防風林の中は意外と開けていて、テントを張る平らなスペースが点在しています。木々の間隔もほどよく、ハンモックにも適していそうな印象です。
人気があり、冬でもキャンプしている人をよく見かける場所です。
館浜・横沢浜
船津浜を含めたこの3つの浜はずっと続いていて、防風林の中を通る道で繋がっています。
駐車場は無く、道沿いの開いたスペースに車を停めます。
船津浜→館浜→横沢浜の順に木々の密集度が下がり、開けた空間が増えていきます。
名前こそ違いますが、ずっと続いている浜なのでどこもたいして変わりません。
道路を走りながら湖に入る道を見つけたら覗いてみて、好みの場所を探すのが良いでしょう。
浜路浜
船津浜から続く湖岸のいちばん端が浜路浜。『浜路公衆便所』の建っているあたりがそうです。
この辺は道路と湖の間にフェンスがあり、オフシーズンはロープも掛かっているので入ったことがありません。
公共の浜なので入っても問題ないとは思いますが。
防風林もほとんどなく砂浜もせまいため、空いているオフシーズンにあえてここを選ぶ理由はないです。
ちなみに、浜路浜の北側は団体所有の有料キャンプ場になっています。
最後に
このエリアは、有料キャンプ場はほぼ使わないしオフシーズンしか行かないので、情報が少し偏っているかもしれません。
参考程度に見て下さい。
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