バックパックひとつで行く冬のキャンプが大好きです。
身軽だと行動範囲が広がって、人の居ない場所までたどり着けるから。
ぼくは一人の時間に安息を覚える、ぼっち気質なのです。
ちょっと前までは、冬の、それも雪中のキャンプなんて、一部のモノ好きたちが興じる変態的な遊びでした。
なので、だいたいドコに行ってもぼっち気分を味わえていたんですが、最近はそう、キャンプブーム。
冬でも人が、ずいぶん増えた。
この、物好きどもめっ!(笑)
ぼっち人間としては、なんだか落ち着かないなぁ・・・。
そんな理由から、さらなる安寧の地を求めてバックパックを背負い、スノーシューを履いて雪原に入っていく今のスタイルとなったワケです。
メインキャンプ地としている裏磐梯の冬は、豊富な積雪に-10℃もザラな環境。
ブームで人は増えたけれども、雪原の中まで入ってくるような人間はさすがに少ない。
おかげで、存分にぼっちを満喫しています。
雪しかない無人のフィールドはまさに楽園!人が居ないの最高!
けれども最近、このスタイルに限界を感じ始めています。
腰がちょっとね、痛くなるんですよ。
もう年ってことか、コレ?
そもそもバックパックで行くキャンプだと、余計な荷物はあまり持って行けません。
だからこそモノが減って、スッキリシンプルに過ごせるトコロが気に入っています。
道具が多すぎると、
「あれ、無いぞ?」とか
「ドコにしまったけ?」とか
「忘れた!」とか
そういうのが頻発してしまうので・・・。
あまり多くは持って行けないから、必須でなく、かつ嵩張るチェアは持ち出さない。
それに雪上じゃ、脚が埋まってどうせ使えないしね。
なので当然、地べたに座ることになる。
まぁ地べたって言っても雪ですから、足元を掘って座りやすくはしています。
それでも足を投げ出せるワケではないし、ドームテントは天井も低いので、どうしても中腰の姿勢が多くなる。
気付けばアラフィフに分類されるお年頃、この中腰が地味にキツイのですよ。
背後のモノを取ろうと後ろに手を回すときとか、身体から『ギ・ギ・ギ・・・』って軋む音がする。そんな気がする。
ホントにw
雪中完ソロでぎっくり腰とか、想像しただけで相当にヤバいので、テント内では慎重に慎重に、ゆっくりゆっくり動いています。
我ながら
「なんだこれ・・・」
って思っちゃうほどw
これは、そろそろスタイル変更もありえるかぁ・・・。
なんてことを、寝袋に包まりながらボヤッと考えていた、2023年の初キャンプ。
思い出したのは、昨年のグルソロキャンプで見せて貰ったテントたち。
メンバーの多くはワンポールテントを使っていて、それらは僕のドームタイプより、当然ながら背が高い。
バックパックには入らないけど、テント内に立って入れるのはとても快適です。
腰にはだいぶ良さそうだなぁ。
これは、今年ワンポールデビューしちゃうのもアリ?
そう思いながら、ちょいとスマホで物色していると、どことなく感情に引っ掛かりを覚える自分がいる。
いざ、スタイルを替えるかってなったら、ちょっと寂しいみたい。
ぼっちを満喫するための、バックパックソロキャンプというスタイル。
スタイルなんてのは、好みのキャンプを追求した先にある、ただの結果でしかないと思っていたけれど、どうやらそれなりに愛着を感じていたようだ。
けど、大丈夫大丈夫♪
基本は今のスタイルのままで、腰に不安のある時にワンポールを使う。
それでイイじゃない!
ほら、新しいスタイルでのキャンプを想像してみると、ワクワクしてくるでしょう!
(ポチッと)いっちゃいなよ!
という悪魔の囁きと新年早々に向き合うこととなった2023年。
新しいテントが増えるかどうかは分かりませんが、
もしかしたらハンモックに行っちゃたりするかもしれませんが、
ともかく、今年もよろしくお願いしますw
ってこれ、もう4記事目だった・・・。
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