冬の雪中キャンプにスノーペグは必須。
絶対に用意した方が良い道具です。
最近は安く手に入る製品も増え、実用性の面でも十分。
積雪2メートル越えの裏磐梯で雪中キャンプを楽しむ僕も、『GeerTop』というメーカーのスノーペグを愛用しています。
キャンプで使うなら、値段の高い有名メーカーのモノよりも、断然オススメできますよ。
雪中キャンプにはスノーペグ
外で遊ぶことにどっぷりハマった人たちの冬の醍醐味、雪中キャンプ。
まったく興味のないウチの妻さんからは「意味わかんない」とか言われますが、僕にはたまらなく楽しい時間です。
雪の中で焚き火してご飯つくってビール飲むとか、日常の生活じゃ到底ありえないシチュエーションがたまらない魅力。
楽しすぎて震えます。
そんな魅力いっぱいの雪中キャンプですが、当然、普段とは違うギアや装備が必要になってきます。
スノーペグもそのひとつにして、最重要なアイテム。
普通のペグは雪には無力
当然のように雪は地面よりずっとやわらかく、普通のペグではほとんど効果がありません。
つまり、固定できません。
すぐに抜けてしまうので、『テントが飛んでった!』なんて悲劇に見舞われるかもだし、しっかりとしたテンションが必要な非自立式テントの場合は、そもそも張ることさえ困難です。
なので、雪でも保持力のあるスノーペグが必要になってくるのです。
雪にも砂にも使える
スノーペグは、地面にくらべ柔らかい雪でもしっかり効くように、表面積が大きかったりすごく長かったりといった形状をしています。
雪と同じくペグの効きにくい砂地にも有効で、ビーチにタープを張るときなども活躍します。
さらには幅広い形状をいかして、簡単なシャベルとしても代用可能。
代表的なスノーペグは、MSRの【ブリザードステイク】。
他メーカーから出ているのも、だいたいこんな形状をしています。
リーズナブルなGeerTopのスノーペグ
ブリザードステイクはさすがのMSR品質でとてもカッコイイのですが、お値段が少し気になるところ。
命を預ける登山使用ならともかく、年に数回の雪中キャンプ程度では、なかなか購入に踏ん切りのつかない価格です。
最近は安いスノーペグも多く見かけるようになってきたので、レジャー用途ならそちらがオススメ。
ぼくが持っているのも、『GeerTop』というアマゾンではおなじみのリーズナブルメーカーの製品です。
こちらはGeerTopではないけど、おそらくは同じ製品。
カラーも色々選べますが、やはり雪面で目立つ色がオススメです。
GeerTopのスノーペグ レビュー
- 全長:31cm
- 全幅:3.5cm
- 重さ:47g
- 素材:アルミニウム
サイズから分かるように意外と大きいペグです。この大きさで雪でもしっかりと保持力を発揮します。
持ってみると、見た目のサイズから想像するよりずっと軽くて驚きます。そのため本体のアルミは少々うすく、強度はあまりなさそうです。
とはいえ、雪や砂に使う分には何も問題ありません。
早朝の硬く凍った雪を、このペグで掘ったりしてますが、ぜんぜん平気です。
ただ、土に使ったことはありませんが、たぶん無理でしょうね。
サイズ的にはけっこう大きいペグですけど、とても軽いしスタッキングで重ねることが出来ることから、持ち運びはしやすいです。
さほどスペースはとりませんよ。
スノーペグの使い方
普通に刺してOK
通常のペグと変わりません。
普通に刺してOKです。
ただ地面に当たると入っていかないので、雪の浅いところで使う場合は、横に寝かせて埋めるといいですよ。
雪に埋めて使う
この手のスノーペグは、横にして寝かせて使う機会もあります。
まずペグ本体の穴にロープを通し、雪を掘ってペグを横にして埋めます。
雪に埋めたらしっかりと踏み固め、ロープをテントに自在結びなどでつないで、テンションを掛けて出来上がりです。
ハンマー不要スコップ必須
スノーペグを使うのに、ペグハンマーはとくに必要ありません。
雪ですからね。手で押すだけで入っていきます。
凍った雪でも、足で踏めばOKです。
けれど代わりに、スコップは必需品。
1泊した朝の雪面は想像以上に固く締まっていて、素手ではスノーペグを掘り出せないからです。
家庭用のプラ製スコップでは歯が立たないことさえ良くあります。
なので、雪山やバックカントリーで使われる『スノーショベル』がおすすめ。
コンパクトで取り回しが良いので、アウトドアで使いやすいスコップです。
まとめ
フィールドの状況に合わせペグを使い分けるのは、快適なキャンプを楽しむのに欠かせないコツ。
地味な道具ですが、とても重要な役割です。
ある程度の積雪がある雪中キャンプには、スノーペグを準備しましょう。
普通のペグでも『2本をクロスさせて埋める』とか、方法はあるんですが、いかんせん面倒です。
しかも、雪の中に落としでもしたら、びっくりするくらい見つかりません。
お気に入りの『ジュラパワーペグ』を雪の中に落として、30分間さがした事のある僕は思うのです。ケチったりせず、状況にあわせた道具をちゃんと準備するものだ、と。
ジュラパワーペグは結局見つかりませんでしたし!(涙)
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