【100均キャンプギア】ダイソー300円マルチツールの実力は!?

ダイソーで販売している300円商品のマルチツールを、キャンプで使ってみました。

ペンチ機能で『アルコールストーブの蓋を掴む』のが主な役目。

「100均だからな・・・」

との不安をよそに、しっかりしていて、とても使いやすいです。

持ち運びが苦にならないコンパクトさと、まずまずの軽量さ。

動きもスムーズだし、値段の割にじゅうぶんな出来栄え。

正直、ダイソーの工具はあまり期待していなかったのですが、良い意味で裏切られました。

ただ、あくまでペンチ(プライヤー)がメイン

それ以外の機能はおまけ程度ではありますが・・・。

目次

ダイソーで300円【11in1マルチツール】

マルチツールとは、いろいろな工具の機能をコンパクトにまとめた、ロマン溢れる道具のこと。

レザーマンやビクトリノックスが有名ですよね。

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アウトドアでも便利なので、使っているキャンパーも多いのではないでしょうか?

ダイソーの300円ギア【11in1マルチツール】の使用感ですが、

  • そこそこ軽量でコンパクト
  • ペンチ(プライヤー)の出来は良い
  • キャンプでペンチメインで使うならじゅうぶん有り
  • ブランド気にしないなら良い選択
  • ただ、ペンチ以外の機能はおまけ程度
  • ナイフや栓抜き・缶切り等も頻繁に使うならオススメできない

というのが僕の感想。

ダイソー・マルチツールをキャンプで使う

このダイソーのマルチツールは、11種の機能を持っています。

小さいながら色々とあるんですけど、このうち、キャンプで使いそうなのは、【ペンチ・ナイフ・栓抜き・缶切り・ノコギリ】あたり。

なので、これらの機能に絞ってレビューします。

が、正直なとこ、ペンチ以外は使いません。

携帯性

まず携帯性は、けっこうコンパクト。

登山ほどではないですけど、キャンプでも携帯性にこだわる人は多いかと思います。

とくにバックパックキャンプだとコンパクトさは重要ですが、これ、悪くないですよ。

畳んだ状態のサイズは、長さ約6.7cm×幅約3cm×厚み約1.8cm

掌に収まるし、ポケットに入れても邪魔にはなりません。

重さは、計ってみたところ90g。

『すごく軽い』とは言えませんが、値段を考えたら上出来です。

同じようなコンパクトマルチツールの、【ガーバー・ダイム】が約4,000円で63gですからね。

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300円で90gは、じゅうぶん頑張っていると思います。

ペンチ

肝心のペンチ機能、これはとても良いです。

普通に使えます。

精度はちゃんとしていて、かみ合わせも問題なし。

スプリングの動きも良く、開閉はじつにスムーズです。

このギアを購入した主な目的であるアルストの扱いも、難なく蓋を掴めてgood!

使い勝手は文句ありません。

アルストの他に、キャンプでペンチの出番といえば、

  • 薪を束ねている針金外し
  • 小型焚き火台の移動など
  • クッカーや蓋の持ち上げ

などでしょうか。

小型の焚火台では、ゴトクなど小さなパーツを掴むことも良くあります。

このペンチ、そういった使い道では上出来ですよ。

ナイフ・缶切り・栓抜き

ほかにキャンプで使う機能は、ナイフ・缶切り・栓抜きなど。

なのですが、どれも小さすぎて、あまり実用性はありません。

とくに缶切りと栓抜きは小さく、ぼくの持つ【ビクトリノックス・スポーツマン】と比較するとその差は歴然。

写真では缶切りを比べています。

これらは『使えないこともない』という程度で、オマケ機能と考えた方が良いです。

ナイフは、いちおう刃が付いています。

木を削ったりは無理ですが、袋の開封くらいなら研ぎ直さなくとも何とかなる。

ですが刃渡りが約3.5cmと短いうえ、本体の厚みが邪魔で使いづらいです。

切れ味が大したことないうえに、出すまで【本体を開く→ナイフを取り出す→本体を閉じる】というアクションが必要なため、めんどくさい。

そこまでの手間をかけてまで使いたいナイフじゃないです。

いちおう、完全に閉じず、このようにして使えば多少はマシになりますが。

それでも、別途フォールディングナイフなどを持っていたほうが、ずっと現実的でしょう。

あくまで非常用と割り切った方がよさそうです。

缶切り・栓抜きにかんしても、おおむねナイフと同じ感想。

小さすぎるのと、やっぱり本体の厚みが邪魔で使いづらい。

とくに缶切りは、本体の厚みが邪魔をして、満足に使えませんでした。

ただ、少なくとも自分の環境だと缶切りも栓抜きもめったに使わないから、「これで我慢するというのもアリかな?」って気はします。

他にノコギリもありますが、あまりに簡易的すぎて使い道がほぼないため、レビューからは外します。

それでも一言付け加えるならば、割りばし程度なら切れます。手で折った方がはやいけどw

まとめ『割り切って使うなら悪くない』

ぼくだったら、キャンプで使いたいプライヤーメインのコンパクトマルチツールで最良の選択は、【レザーマン・スタイルPS】です。

次点で、【ガーバー・ダイム】か【バイス】。持ってないから想像だけど。

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ここに調理用のフォールディングナイフを持てば完璧かと。

レザーマンを買ってしまえば、何が良いかと悩むこともなく、色々なマルチツールに手を出して散財することもなく、すべて解決するのは分かっています。

分かっているのですが、やっぱりお値段がね・・・。

月1~2回のキャンプで、しかも毎回使うわけでもない道具に約8,000円は出せません。

それに、こういうコンパクト系の道具は、常に紛失の危険性と戦う運命にあるものです。

もし紛失したら泣く!

それを考えたら、所有欲は全く満たされませんが、道具として値段の割にちゃんと使えるダイソーのマルチツールは、悪くない選択肢と言える。

ペンチ以外はおまけ程度の機能ですが、コンパクトな折り畳み式ペンチだと割り切って使えば、キャンプだったら全然アリです。


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