ガッシリとして、なかなか立派な『碁盤』を薪割り台にしてみたら、使い心地がバツグンでした。
安定感がすばらしく、どんなに斧を振り下ろしても、まるでビクともしない頼もしさ。
しっかりと力を受け止めるので、薪はみごとに真っ二つ。
そのままサブテーブルにもなるし、焚き火の脇でも使えるしで、とても便利。
さらには重さの割に持ち上げやすく、車のトランクでは荷台にもなる。
素晴らしい!
欠点らしい欠点は・・・見た目がそのまんま『碁盤』なトコロでしょうかw
両手斧には薪割り台が必須
薪割り台というのは読んで字のごとく、薪を斧などで割るときに使う台のことです。
輪切りにした丸太がよく使われており、車なら運べるから、オートキャンプで持ってきているキャンパーさんも多いですよね。
これが焚き火脇にあるだけで、サイトの雰囲気がいっきにアウトドアっぽくなって、気分が盛り上がるアイテムです。
手斧なら薪割り台はなくてもいい
けれどもぼくは、薪割り台ってずっと持っていませんでした。
車移動ではあるけれど、身軽なキャンプスタイルが好きだし、とくに必要性を感じなかったからです。
手斧を使った薪割りは、形の良い薪をえらんで台の代わりにすれば、それで十分でしたから。
代用のきくモノに、お金を出す気にはなれません。
だから、とくに要らないなって。
ぼくにとって薪割り台は、興味すらないアイテムでした。
両手斧には必須だった
事態に変化があったのは、昨年、家を建て替えたあと。
古い家を壊したさい、薪に使える立派な柱をたくさん確保できました。
けれど、どれもこれも中々に太くて、ちょっと手斧じゃ割れそうにない。
文字通り、歯が立ちません。
そこで!両手斧を購入したんですね。
しかしコレだと、今までのような『地面に置いた薪を台にしての薪割り』では、全く上手くいかないのです。
なぜなら、『薪をしっかりと垂直に立てる』必要があるから。
その為に、『がっしりと安定した台』が必須になってきます。
土台が不安定だと、両手斧での薪割りはたいへん危険だし、キレイに割ることもできません。
これは、薪割り台がいるんじゃないか!?
碁盤で薪割りしてみた
そうして薪割り台が必要になったぼくは、貰ったけど使っていない『碁盤』があるのを思い出した。
碁盤とは、囲碁などで使う、木製の台のことです。
こんなやつ↓
考えてみたら碁盤は、
- どっしりとした安定感
- 分厚く丈夫
- 広い天板
と、薪割り台としてピッタリじゃないですか!
使い勝手がすごくイイ
天板のサイズは【約41×45cm】。
とうぜん見事なまでに平らなので、薪は造作もなく自立します。
碁盤に使われている木材の種類はわかりませんが、厚みが【約11.5cm】もあるためとても頑丈。
斧の衝撃をしっかりと受け止め逃がさないので、ほんとうに薪が良く割れます。
設置も、碁盤は4本の『脚』つまり『点』で支えているので、地面の凹凸の影響が少なくグラつきません。
その重さも相まって、安定感はバツグンです。
平らで広い天板は、薪割り以外にも作業がしやすく、とても便利。
焚き火の傍らに設置して、焚き付けやナイフを置いておく台にしたり、熱々&真っ黒なクッカーを乗せたりと、サブテーブルとして優秀です。
天板の高さが【約25cm】なので、ロースタイルと相性がバッチリ。
とっても使い勝手が良いぞコレ!
欠点らしい欠点は・・・見た目がまんま『碁盤』なことかw
まとめ
碁盤を薪割り台に使ってみたら、予想外に良かったって話でした。
もともとは親戚から、
「薪にしたらいいよ」
って頂いたんですが、頑丈すぎて割れなくて、ほったらかしになっていたモノです。
まさか薪割り台になるとはね。なにが役に立つかわからない(笑
ぼくは基本、大きな薪は家で割っていくから、この碁盤は必須ってワケでもないのですが、サブテーブル兼作業台としてあまりにも使い勝手が良かったので、オートキャンプのときは持ち出す機会が増えました。
こういう複数の役目を兼用できる道具ってのは、アウトドアではやっぱり便利だし、好き。
「なんでキャンプサイトに碁盤が!?」
というミスマッチを楽しめるのなら、碁盤の薪割り台は大いにアリだと思いました。
なんなら碁石も用意して、一局打ってみるもの面白いかも。
けれどまぁ、碁盤は意外と高価なので、わざわざ買ってまで用意するモノじゃないけどねw
後で知りましたが、まさか諭吉さん数人分の値段だとは・・・。
ただ、もし古道具屋などで安く購入できるのならば「使ってみてもいいんじゃないかな?」ってくらいには、薪割り台として優秀かつ面白い一品でした。
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