秋も深まる裏磐梯。良い食材が手に入りウキウキで出かけて行きましたが、次から次へと忘れ物が発覚。
残念なキャンプになってしまった反省の記録です・・・。
忘れものだらけの失敗キャンプ
行ってきたのは毎度お馴染みの「みちのくキャンプ場」。3回に1回はココじゃないかってくらいお世話になっている場所で、ぼくのホームグラウンドです。
先日、釣り好きの親戚からニジマスを頂いたので、
「これは是非とも串焼きをやらねば!」
と思い、通い慣れたみちのくへ行ってきました。
今回のテーマは、コレです!

香ばしく焼けた串焼きにかぶりつく。想像しただけで美味しそう。
ですが結果は、忘れ物だらけの散々なキャンプとなりました。
その1~主役がない!~
ぼくは普段、あまり炭を使いません。
面倒だからです。
ですが、魚の串焼きをする以上、面倒なんて言っていられません。
絶対に必要です!
新たに炭を買い、串や粗塩なども用意しました。

すべては魚を美味しく頂くため。
そうして、串焼きのためのキャンプに出掛けて行きました。
ところが・・・
夕食の準備をしていると、肝心の魚が無い。
炭も串も塩もあるのに、七輪まで持ってきたのに、肝心の魚が無い!
まさかと思い、家に電話して確認したら「台所にあったよ」と。
忘れたようです...。
じっくり焼くために早めに出てきたので、時間はたっぷりと有り余っています。
もうね、ふて寝して過ごしました。
夕食のおかずが無いのでコンビニにレトルト食品を買いに行った後、寝てました。

もともと忘れ物は多い方なんですが、今回はさすがに凹みました。
その2~充電してない!~
魚を忘れた失意も新たに、気を取り直して火を熾し夕食の準備をしていると、手元を照らすゴールゼロの光が急に消えてしまいました。


充電切れです。
「マジかよ」と。
ゴールゼロは使用可能時間が長いので、すっかり油断していました。
消えてしまったものは仕方ありませんし、想定内のトラブルでもあります。
こんな時のための、ランタン2個持ちですから。



テントに灯していたSOLAランタンを持ってきて、代わりとしました。


が、それもだんだんと暗くなってくるではありませんか。
ぼくがまだ小さかった昭和の時代。おばあちゃん家の、薄暗くて恐ろしかったトイレよりさらに暗い。


どうやらこちらも充電切れ。
ついには手元も見えなくなってしましました。
悪い事は重なるもので、モバイルバッテリーも忘れてた。
持ってきた2つのランタンはどちらも使えず、残ったヘッドライトを頼りに夜を過ごすこととなりました。
その3~補充してない!~
翌朝は雨模様。
曇りだった天気予報は、いつの間にか雨マークに変わっていました。
テントの中でゴロゴロしながら暫く様子を見るも、午前中には止みそうもありません。


「雨撤収か~」
と乾燥を諦め撤収準備をしていると、濡れたテントやタープを突っ込むためのゴミ袋が見当たらない。
いつもならバックパックのレインカバーと一緒に入っているはずなのですが、どうやら前回使った後、補充するのを忘れていたようです。
車のトランクはビチャビチャ。・・・まぁいいけどさ。
忘れたら仕方ない~無いなら無いで楽しもう~
とにかく忘れ物が多く、失敗続きのキャンプでした。
魚を焼きに行ったのに、肝心の魚を忘れたのは軽く自分で引きました。



でもまあ、代わりに普段食べないお値段高めのレトルト食品は味わえたし、ランタンが使えなかったおかげで焚き火の炎をじっくり堪能できた。
濡れたテントはどうしようもなくて車はビチャビチャになったけど、掃除すればいいだけです。
たいていの道具は無いなら無いで、それなりに楽しめるもの。
その方法は、気持ちの切り替えと撤退の見極め。
それだけです。
なんだか、初心を思い出したようなキャンプでした。
ぜったい忘れちゃいけない~無いと詰む道具~
食べ物なら買いに行けば済みますし、ペグなら枝で作ればいい。
大概の道具は、無くてもなんとかなるものです。
万が一忘れてしまったときは気持ちを切り替えて、いつもと違った不便を楽しむのも悪くはありません。
ただ、「これが無いと詰む」という道具だけは忘れないよう注意しましょう。
たとえば、
テント
テント本体もそうですが、「ポールが無い」とか「フライシートだけ忘れた」なんてケースもあります。
無いとキャンプそのものが成り立たなくなってしまいます。
シュラフ&マット
この忘れ物も致命的です。夏なら何とかなりますが、それ以外の季節ではキャンプ撤退の危機となります。
やらかした事ありますが、マットが意外と忘れやすい。
なのでぼくは、クローズドセルとエアマットの2つ持ちです。
灯り
完全に灯りがないキャンプは詰みます。
最悪スマートフォンのライトで何とかなりますが、なかなか過酷であまり楽しめないでしょう。



ランタンやヘッドライトなど、灯りは複数持って行くのがオススメです。
防寒具
春先や秋のキャンプのように、日中と夜の寒暖差があると必要になる防寒具も、意外と忘れやすい気がします。


コンビニでは売っていないので、現地で揃えるのはなかなか難しいです。
冬キャンプだと常に着てるので忘れないけど、現地で履き替えるスノーブーツを忘れがち。
まとめ
今はどんなに山奥でも、車やバイクで1時間も走れば何かしらのお店は見つかります。
大概のものは忘れてもなんとかなります。
でもテント関係やシュラフなど、「専門店じゃないと売っていない」、「手軽に買える値段じゃない」と言った物は忘れると大変です。
キャンプ自体、出来なくなってしまうので気を付けましょう。
無くても何とかなるものは、気持ちを切り替えて。
無いと大変なものは、撤退も考えて。
忘れ物は、慣れたころに突然やってきます!上手に付き合いましょう。
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