灯りは、テントや寝袋と並んで重要なアイテムです。無ければキャンプそのものが成り立ちません。
ぼくはゴールゼロのライトハウスマイクロフラッシュ(以下ライトハウスと記載)というランタンを使っているのですが、これが人気で、どうやら定価より高い価格で売られているらしい。
そう聞いたのでアマゾンを覗いてみました。
すると、驚きの価格が付いているではありませんか!
なんだよ7000円って!
2年前、確か4000円くらいで買ったぞ。
どんだけ値上がりしてるんだよと。
人気があれば品薄になって、それでも欲しい人がいるから値段が上がる。
資本主義としては間違いではないのかもしれませんけど、なんか釈然としませんよね。
ライトハウスは確かに良いランタンですが、はたして7000円も出して買う価値はあるのか?
この製品の良い点は、ネットに沢山のレビューがあるのでソチラを参考にしてもらうとして、今回はゴールゼロ・ライトハウスの欠点に目を向けたレビューをしていきます。
ゴールゼロ・ライトハウスはこんなランタン
まずは確認から。
ぼくが使っているのは懐中電灯付きのモデルで、【LIGHTHOUSE micro FLASH】という名称の製品です。

購入したのは2年前で、当時の価格は約4000円でした。
スペックと特徴
コンパクトで明るく、USB充電が可能というのが特徴です。
サイズ : 93×38(mm)
重量 : 約68g
充電時間 : 約3.5時間
耐水性 : IPX6
操作はボタンひとつ。一回押すごとにフラッシュライト(懐中電灯)、ハイモード、ローモード、OFFと切り替わります。
各モードとも、長押しで輝度調整が可能です。
モード | 点灯時間目安 | 明るさ目安 |
ランタンローモード(最小) | 170時間 | 10ルーメン |
ランタンローモード(最大) | 15時間 | 75ルーメン |
ランタンハイモード(最小) | 80時間 | 20ルーメン |
ランタンハイモード(最大) | 7時間 | 150ルーメン |
フラッシュライト(最小) | 100時間 | 20ルーメン |
フラッシュライト(最大) | 8.5時間 | 120ルーメン |
耐水性能
耐水性はIPX6等級の性能です。
IPXとは、電子機器の防水・防塵性能を規格化したもので 、防水に関してはIPX1から始まりIPX8が最高となっています。
ゴールゼロはIPX6等級なので、高い防水性を持っていることになりますね。
そのIPX6の基準は、【暴噴流に対して保護】です。
試験方法は
放水ノズル(直径12.5mm)を使って距離2.5m~3mの間で、100L/min±5L/minの噴流をあてる。1min/m2。最低3分間の試験。
と、なっています。
正直よく分かりませんが、なにやらスゴイのは伝わってきます。
要は、普通の雨なら問題ない!って事でしょう。
ライトハウスの欠点
ぼくの勝手な感想ですが、こんな部分に不満を感じています。
スイッチが押しづらい
まず真っ先に思いつくのがスイッチの押しづらさ。小さく固いうえ殆ど出っ張りもないので、少々使いづらい。

ぼくは爪先で押すので、この部分が破れないか心配です。とは言っても、2年たっても何ともないから耐久性はあるのだと思います。
押しづらい代わりに、荷物の中で誤作動する心配はまずありません。
眩しい
ホヤが半透明なため、ランタンが視界に入ると眩しく感じます。

頭上の目に入らない位置に吊るしておけば問題ないのでしょうが、地ベタやロースタイルでキャンプするぼくは、ランタンも低くなりがち。
LED特有の刺すような光が気になります。
フック
普通のフックです。しっかりと作られており、通常の使用で破損したりする事はないでしょう。これに不満を言うのはイチャモンに近いので、要望という形で。
吊るすとき引っ掛けるだけなら問題ありませんが、リング状のものやロープに使う場合はカラビナ等を利用する必要があります。

かと言ってカラビナを付けたままだと、フックが立ったままになり収納時に邪魔。せっかくのコンパクトさが失われます。
いちいち付け外しするのも地味にメンドクサイ。
ブラックダイヤモンドみたいに、ダブルフックになっていたら良かったのに。
自立しづらい
本体がコンパクトなだけに底面積も小さく、自立しづらいです。
テーブルの上など平らで固い場所なら重心が下にあるおかげで結構安定するのですが、柔らかい・傾いている等、不安定な所だと置いて使うのは少し難しいです。
USBが剥き出し
折り畳めはするけど、USB部分は剥き出しです。

なので、高い耐水圧があるにもかかわらず、雨ざらしにしておくのは少し抵抗を感じます。
「いや、ちゃんとしまえよ」って話ですけどね。
夜は酔っ払っているので、ついつい面倒で出しっぱなし。
もっとも、この状態でIPX6の基準をクリアしているのだから大丈夫なハズですが。
なんとなく、気分の問題ですかね。
【結論】7千円なら買わない&代替品ならコレ
以上、ぼくがゴールゼロに感じている不満点でした。
2年間ほど使ってみた今、これを7000円で買うかと問われたら、
買わないです。
確かに便利で良く出来た製品なので、人気が出るのも分かりますが、所詮ランタンですよ。
7000円とか、ないない。
やはり4000円がいいとこではないでしょうか?
ぼくなら、代替えとしてこの辺りを選びます。
UCO レスシャイ
キャンドルランタンで有名なUCOからレスシャイ。
明るさが最大110ルーメン、点灯時間はハイで2.5時間・ローで4時間と性能的には落ちますが、なんと言ってもカワイイし安い。
電源も単三1本なので、予備電池を持って行っても邪魔にならないし、充電池を使えば充電式と変わらない手軽さです。
レッドレンザー ML4
本命はコチラ。レッドレンザーはドイツのライトメーカーです。
このML4は軽量コンパクト、充電式でフックはカラビナになっている。
点灯時間こそ、【ミドルモード:50ルーメン/8時間】とゴールゼロに譲るものの、予備で単三電池1本の駆動が出来るなど、優れた点もある。
いま買うなら、ゴールゼロよりむしろコッチじゃね?と思うくらい。
まとめ
「ライトハウスは7000円なら買わない」というのが僕の結論。
いまならレッドレンザーのML4を選びます。
従来の4000円くらいだったら、どっちにしようか悩むかな。
しかし、なんでこんなに高騰してるんだろう? 転売って訳でもなさそうだし。
供給が追い付いていないんでしょうかね?
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