雨のキャンプは、慣れると結構たのしいものです。
タープの下で、降りしきる雨をぼうっと眺めながら飲むビールは、何とも言えない贅沢さ。
急に強くなったり、一瞬やんでみたり、ふと陽が射してきたりして。
頑丈な家の中にいると雨はただの雨ですが、あえて外で過ごしてみると、そこにはいろんなリズムや表情があることに気づきます。
刻一刻と変化する大きな流れの中にいるようで、それを感じるられるのも雨キャンプの醍醐味だと思っています。
雨のキャンプを楽しむ3つの道具
快適な雨のキャンプを過ごすなら、いつもとはちょっとだけ違う装備が必要になります。
雨具や水濡れに強い靴など「当たり前の雨対策」以外の、ぼくが雨キャンプを「快適に楽しむ」ために使っている装備3つ+αを紹介します。
大きめのタープ
雨のキャンプを楽しむなら、大きめのタープは欠かせません。
ずぶ濡れになってしまっては、元も子もありませんからね。

小型タープでも雨をやり過ごすだけなら問題ありませんが、あまり身動きは取れません。
テントにこもって呑んだくれるくらいしか、する事がなくなってしまいます。
やはり、ある程度の活動スペースは欲しいところ。
ソロの雨キャンプには3×3mくらいのタープがオススメ
このサイズならチェアにテーブル、小物などを置いても余裕があり程々に動き回れるので、充分に雨を楽しめます。
ただ、荒天になって横殴りに降ってくると、防ぎきれない事も。
タープ下にテントも入れる場合は、1人用なら問題ありませんが2人用となると少し手狭かもしれません。
4×3mだと、かなり安心
ぼくが雨キャンプ用に使っているのも、このサイズのタープです。

このくらいの大きさになれば、存分に雨のアウトドアを満喫できることでしょう。
2人用テントでも濡らすことなく、タープの下に入ります。
たとえ天気が荒れたとしても、タープを低く張ってAフレームのようにしてやれば、雨が吹き込むこともない鉄壁の陣が出来上がります。

穴ぐらから雨の世界を望むのは楽しい。
どしゃ降りになると
「人類がまだ洞窟に住んでいた頃の、雨宿りを追体験するアトラクションかっ?」
って気分です。
チェア
チェアも、快適な雨のキャンプでは重要です。
ただでさえ動く機会の少ない雨キャンプ。
チェアがあれば
- イスに座る
- 地べたに座る
- 寝転ぶ
と、過ごし方にバリエーションが出てきます。
ずっと同じ姿勢でいるのはシンドいですからね。
ゆったりと寛ぐことのできるチェアも、雨のキャンプを快適にしてくれる道具です。

普段よりも座っている時間が長くなるので、積載より快適性重視のものを持って行きましょう。
娯楽
大きめのタープで居住空間をつくり、快適なイスに座ったら、あとは娯楽。
ぼくの場合は、本や動画です。

屋外で雨の音を聞きながらの読書は、なかなかに非日常的な風情があって堪らなく素敵です。
アマゾンのプライム会員だと、手軽に本・動画・音楽を持ち出せて、快適な雨キャンプが捗りますよ。
スマホでも見れますが、タブレットだとなお快適。
ただ、雨音でなにも聞こえないからイヤホンは必須です。
さらに追加したい道具3つ
ぼくの雨キャンプでは上記3つが最重要アイテムです。
それ以外に、これもあると「さらに便利」なのがこの3つ。
防水ランタン
今どきのLEDランタンなら多少濡れたくらいではビクともしないでしょう。
それでも、雨ざらしにしておく訳にはいきません。

そこで完全防水ランタンなら、雨でも気を使わなくてよいのでとても楽です。
ぼくはいつも、存在を忘れるほどにほったらかし。
フィールドラック
雨が想像以上に激しかった。
テント周りが水たまりになった。
そんなとき、地面に直置きでは道具が濡れてしまいます。
なので、雨キャンプでは道具を置けるラックがあると心強いです。

降水量の多い予報の時や、夕立がありそうな日などは、ユニフレームのフィールドラックが大活躍。
大きなゴミ袋
びちゃびちゃになったテントやタープは畳むのも大変です。
適当にまるめて、まとめてゴミ袋に入れ持ち帰るのがベスト。
忘れると結構めんどうな事になる、意外と重要なアイテムです。
道具のメンテナンスは忘れずに
雨のキャンプ後は、濡れた道具のメンテナンスは大切です。
ちゃんと乾燥させないとテントやタープなどはカビるし、金属はサビが出てしまいます。
面倒な作業ですが、頑張りましょう!
まとめ
楽しみにしていたキャンプも雨だとテンションが落ちがちですが、せっかくなので雨のキャンプを楽しんでみてはどうでしょう?
コツさえ分かれば難しいことはありません。
ぼくの楽しみ方は「雨の中、外でのんびり過ごす非日常感」を満喫すること。
あまり動きがとれない分、普段のキャンプよりチカラを込めてのんびりします。
過ごし方は人それぞれで、「レインウェアを着て散歩する」でもいいし「凝った料理を作る」も面白そう。
自分の心地良い過ごし方を見つけ、雨キャンプを満喫しましょう。
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