こんにちは、シズワです。
先日、背中が痛くなってキャンプの予定を諦めました。
絶好の雪中キャンプ日和だったのでとても悩みましたが、無理をして行かなくてよかったと、今は胸を撫でおろしています。
楽しみにしているキャンプの中止や撤退は、なかなか決心がつきませんよね。
でも無理は禁物、そういう時こそ冷静に判断すべきと、改めて思いました。
泣く泣くキャンプの中止を決断
午後からキャンプに行こうとしていた日のことです。
数日前から降り続いていた雪も止んで、久しぶりに青空が広がりました。
引き続き、夜もきれいに晴れる予報。
裏磐梯はふわふわの新雪が積もっているだろうし、放射冷却で翌朝は-10℃以下まで下がるハズ。
絶好の雪中キャンプ日和です。
すごいウキウキして準備を進めていたんですが、なんだか背中が痛い。
痛すぎて、ときどき「オフゥッ!」って変な声がでるくらいです。
連日、家の前や店舗の駐車場の雪かたしをしていたから、そのせいでしょうか?
エステやマッサージを仕事にしている妻さんに相談すると、
「それ、ぎっくり背中だよ」
だそう。
「腰じゃなくて?」とびっくりしましたが、背中にも『ぎっくり』はあるそうです。
なんにせよ、シップ貼って安静にしてろというので、泣く泣くキャンプは中止に。
数時間後にぼくの背中は、その判断は正しかったと言わざるを得ない状態になりました。
行かなくてよかった。
迷った時こそ冷静に
なにかのトラブルで、『キャンプを中止にしようか?撤退しようか?』と迷った経験はありませんか?
その理由も、体調だったり予期せぬケガだったり、天気の急変だったりと色々なケースが考えられますが、せっかくのキャンプを中止するのは、なかなか心情的に迷うところですよね。
続行か撤退か、線引きが難しい・・・。
でも、何とかなったとしても、それはただの結果論。
やっぱり、不安がある時は中止する方にウエイトを置いて判断すべきだと思います。
ぼくが今回行こうとしていたのは、車の入れない雪中キャンプ。
動けなくなっていたら大変でした。
撤退か?続行か? 経験したトラブル3つ
ぼくもキャンプにはそれなりの回数行っているので、ちょっとしたトラブルは何度かあります。
幸い大事になったことはありませんが、予想外の事態というのは起きるもの。
撤退か?続行か?
自分が迷ったケースを3つ紹介します。
どれも普通にありがちな出来事です。
キャンプ中にぎっくり腰
ぼくのキャンプはロースタイル。
どうしても屈む姿勢が多くなって、腰に負担がかかるのでしょうか?
ある時ふとした瞬間に、腰が『ギクッ』となりました。
昨年、聖ヶ岩キャンプ場に行ったときの出来事です。
普段から腰痛持ちで『ぎっくり腰慣れ』していたのもあって、すぐさまテント内で横になり暫く安静にしていたら、痛みもだいぶ収まりました。
さいわい軽めの『ぎっくり腰』だったようで、キャンプはそのまま続行しましたが、その日の移動は苦労しました。
ペンギンみたいにヒョコヒョコ歩くしかなくて、外から見たらぜったい変な人だったと思う。
ふとした拍子に襲い掛かり、激痛で動けなくなる『ぎっくり腰』。
聖ヶ岩キャンプ場は管理人も居るのでまだ安心感がありましたが、まわりに誰も居ない完ソロキャンプの場合、けっこう怖い事態になりかねません。
動物や虫
キャンプは自然が相手ですから、動物や虫に出会うことも多いもの。
そういった生き物相手のトラブルの場合、たいてい奴らは不意を突いてやってきます。
「そうきたか!」みたいな。
まぁ、こちらがお邪魔している立場なので、仕方ないんですけどね。
ぼくは以前、キャンプ中に『マツカレハ』という大型の毛虫に刺されたことがあります。
そのときも予想だにしない、かなりの不意打ちでした。
まさか、ブーツの中に入るなんて・・・。
朝の薄暗いテントの前室、気づけるハズもありません。
毒毛が刺さりまくった指は、もはやビジュアル的にNGシーン。
刺抜きや虫刺され薬、粘着テープなどを持っていたおかげで患部は何とかなりましたが、精神ダメージは甚大でした。
このことがあって以降、ポイズンリムーバーも常備しています。
備えってホント大事。ホントに大事!
天気の予想外の荒れ
キャンプ中の天気の急変や、予定していた日の予報が荒天などで、中止・撤退を考えるのもよくあるケース。
『夜中に強風が吹きだした』とか、キャンプ場では珍しい事ではありません。
寝てるとき、上空で風が『ゴオーーッ』って音と立てて吹き抜けるのはけっこう怖い。
ぼくはよく猪苗代湖畔でキャンプしますが、あそこも頻繁に強風が吹く場所です。
しかも、まわりがそよ風程度なのに、防風林内側の湖上だけスゴイ風が吹いていることが多く、天気予報だけでは分かりづらい。
現地に行ってみたら強風で、あきらめて撤退してきたことが何度かあります。
いちど無理してテント建てようとしたら、風でひしゃげました。
見極めを誤った例です。
設営が難しいほどの荒天だと、なんとかテントを張れたとしてもあまり楽しいキャンプにはならないので、潔く諦めたほうが良いと思います。
まとめ
起こる時には起こる、想定外の出来事。
虫とか用心していたつもりだったのですが、まさか『イン・ザ・ブーツ』とはね。
出来事はいつも、自分の想定を超える可能性があるものです。
冷静に判断するのも大事だし、いざという時の備えも大事。まじ大事!
とはいえ、実際に痛い目をみないと分からないのが人間。ならせめて、他人の痛い目経験を知っておくだけでも違うんじゃないかなって思います。
キャンプは次もある。迷ったときは、無理しない!
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