今年の正月、アマゾンの初売りセールで中華製デジタルアンプを購入しました。ELEGIANTという謎メーカーで、タイムセール2500円と脅威のコスパ。
これがなかなかに良い音を出す、驚きの良製品でした。
ELEGIANT Bluetoothアンプ
アマゾンで安い中華アンプを探してみると、まず出てきたのがこの『ELEGIANT Bluetoothアンプ』。評価も悪くないし、なにより、タイムセール中で安かったので買ってみました。
Amazon's Choiceって付いてると、なんだか安心してしまうアマゾンの罠。
購入いきさつ
20数年使ってきたサンスイのアンプが、どうにも調子悪くなってきました。
子供が生まれてからというもの、電源を入れる回数もめっきり減ってしまい、たまに鳴らすとボリュームにガリが出るようになってしまったのです。
こういう機械って、適度に動かしていた方がいいんだよね。
2年ほど前には、これまた長い付き合いだったSONYのCDプレーヤーもお亡くなりになっていたので、ついでと言っちゃなんだけどアンプともお別れすることにしました。
これが去年の秋のお話。
ただ、残されたスピーカーはどこも悪くなっておらず、これまた古いモノなんだけれど、まだまだ使えます。
手放したくもないし、このまま活用しよう!
パソコンやスマホをCDプレーヤーの代わりに使うとして、デジタルアンプを買ってみようか。最近はキャンプ道具でお金使ってるから、なるべく安いやつ。
というわけで、PC脇で使える、小さな中華製デジタルアンプに手を出してしまいました。
製品レビュー

購入したのは、検索して真っ先に出てきたこのアンプ。ちょうど初売りタイムセール中だ!
セールとは言え2500円ってマジかよ?
それにしても、中華製のコンパクトなデジタルアンプって、いっぱい売っているんですね。
どれも意外と評判が良く、しかも安い!
ちょっと驚いた。

箱の中身はこんな感じです。
黒いコードはAVオーディオケーブル(150cm)。
赤いコードは3.5㎜AUXオーディオケーブル(約120cm)。
電源コードは全長約140cm。アダプターからコンセント側が約40cm。本体との接続側が約90cm。
アンプ本体

- 寸法:78x70x38mm
- 重量:約230g
- 材質:アルミ合金
- 色:ゴールド
- Bluetooth標準規格:Ver. 4.0 + EDR
- 最大通信距離:約10m
- 電源入力:DC9V-24V
- 最大出力:50Wx2
- インターフェイス:AUXジャック、Micro-B USBジャック、DC 9V-24Vジャック
まず小っさ!軽い!そしてなんだこのデザイン?
仏壇にお供えしてあっても違和感なさそう。
とは言え、本体の作りは悪くなく、アルミの質感もなかなかです。手に持つと『ヒヤッ』とした金属の感触。

ボリュームつまみもちゃんとアルミで出来ています。細かい溝があってグリップするので掴みやすい。回してみると適度な抵抗があって、それが軽すぎず重すぎず、絶妙な回し心地。

正面はいたってシンプル。デザインってなんですか?という主張をひしひし感じる。
使い勝手がどうのこうの言わせる隙もない潔さ。あえてひとつ言うならば、ON/OFFスイッチが小さすぎて操作しづらい。

背面には、スピーカーケーブルの接続端子と電源コードの差込口があります。

端子の穴径は約5㎜あるので、どんなケーブルでも大丈夫。バナナプラグも使えます。
ここもしっかりとした回し心地。安いわりにちゃんと色分けされてて感心しました。

取扱説明書には日本語の記載もあります。大したことは書いてないけど。
入力方法
音楽の入力方法は、USB(Micro-B)、 AUXジャック、Bluetoothの3種類。どれも問題なく使えますが、本体起動時の接続アナウンスがやかましいです。
CORAL DX-7で試してみた
スマホとBluetoothで接続して音楽を鳴らしてみました。
スピーカーはCORALのDX-7を使います。

接続はいたって簡単。スマホ側で『F900S』を認証してあげるだけで繋がりました。
さっそくジャズを流してみると、出てきた音はクリアで明快。想像以上に良く鳴ります。
よく言えばフラットで素直な音。悪く言えばクセがなくちょっと退屈。昔のアンプみたいに、メーカーの『味』みたいなのは感じません。
音楽を流して聴くには十分。ただ、『ソファに座り照明を落としてコーヒーでも飲みながら音楽を愉しむ』ような聴き方には物足りないかも。
それにしても、DX-7は能率の高いスピーカーとは言え、そのウーファーは30cmオーバーです。こんなオモチャみたいなアンプでどこまで動くかと思いましたが、いやいや立派に鳴っています。
さすがにサンスイと同じようにはいきませんが、値段を考えたら十分です。
アンプは重さと認識している世代としては、ちょっとした衝撃の結果でした。
気になったこと
欠点と言う程ではないのですが、前の方でふれた点も含め、ちょっと気なった事がいくつか。
起動時の接続音
やかましいです。ボリュームを絞ってから電源を入れれば良いだけなのですが、たまに忘れて『ビクッ』とします。Bluetooth機器って、このアナウンス音を入れなきゃいけない決まりとかあるんでしょうかね?
本体が動く
本体が小さく軽いため、スピーカーケーブルに引きずられて動いてしまいます。滑り止めマットの上に置いておけば、多少はマシになります。
持って歩くものでもないし、もう少し重さが欲しいです。
ヘッドフォン端子がほしい
ヘッドフォン端子が付いてないのが、このアンプの惜しいところ。値段を考えたら仕方がないね。不満ではなく『あったらいいな~』っていう希望です。
まとめ
中華製品はキャンプの道具でよくお世話になっています。そちらでも感じましたが、最近の中華製はよく出来ています。
このアンプも良い意味でオモチャ感のする楽しい道具です。もちろん実用性も十分。
あとは耐久性がどうなのか?という点と、アマゾンのレビューでは初期不良が散見されるので、そこを許容して購入できるかどうか?でしょうか。
ピュアオーディオを愉しむには物足りないでしょうけど、『PC周りの音を良くしたい』や『余っているスピーカーで遊びたい』といった用途にはぴったりですよ。
ビジュアル的には真空管タイプが素敵!
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