キャンプのスタイルは皆それぞれ。
ぼくはと言えば、いつもはまるで映えのない、質素で簡素なシンプルさを楽しんでいますが、ときどき金に糸目を付けない豪華なソロキャンプを嗜みます。
それが年に数回の、フォレストパークあだたら温泉キャンプ。
ちょっと良いお酒をのんでみたり、高いお肉を貪ったり。
普段は使わない大きめの道具を持ち出して、快適性全振りの、ゆったりのんびり吞んだくれライフを満喫するのです。
秋はキャンプに、そして温泉にも最高の季節。
3日間ほど時間を確保して、そのフォレストパークへ、恒例の豪華な温泉ソロキャンプへ行ってきました。
年に数回の恒例キャンプ!【フォレストパークあだたら】で温泉ソロ
自然の豊かさと文明の便利さが絶妙に調和するフォレストパークあだたらは、質素なスタイルを好むぼくが、唯一利用する高規格キャンプ場です。
高規格の利便性はそのままに、出来るだけ自然に寄り添うスタンスが大好き!
そして温泉も最高です。
前回泊ったとき、すっかり連泊の良さに目覚めてしまいました。
もちろん今回も連泊、2泊3日の予定です。
いつものように、ダンロップの4人用テント【VK40】を持ってきました。
やっぱり、山岳テントは設営がラクでいい。ラクなの大事。うんすごく大事。
4人用とはいえ大きすぎるコトはなく、210×210cmのサイズはソロでゆったりするのに丁度いい大きさです。
高さが120cmあるのもありがたい。
年のせいか、最近は腰痛が気になるのです・・・。
テント内は寝袋のほか、座椅子とテーブル、セラミックヒーターを設置して、すっかり寛ぎの空間。
テントの外には前室代わりに、普段なら雨の日くらいしか出番のないユニジアの4×3mタープを張って、のんびりすごす準備は万端です。
2ルームのような囲まれた安心感はありませんが、やっぱりぼくは、オープンタープの解放感が好き。
さあて、2泊3日、羽を伸ばすとしましょうか。
フォレストパークあだたらの心地良さ
できるだけ静かにすごしたいので、キャンプするのはほぼ平日です。
もちろん今回もそう。ぼっち気質なのは、自覚ありw。
多くのキャンパーさんで賑わうフォレストパークも、数年前までは平日ならCサイトに数組のみと、とても静かな環境だったのですが、今はブームの真っ盛り。
Cサイトの他に、Eサイトも解放されていました。
とはいえ混雑というほどでもなく、管理がしっかりしているおかげで騒ぐ人もおらず、相変わらずの快適さ。
高規格は頻繁に来る気にはならないけれど、たまの贅沢キャンプとして、やっぱりココ好きだなぁ。
そしていつもの散歩タイム。
場内の森はすっかり秋が色濃くなって、日陰は肌寒くぶるりと冷える。
でも、それが心地良い。
ぼくはもともと散歩が好きで、気付けば3時間歩いていた、なんてこともあるくらい。
それはもはやトレッキングでは?
って気もするけれど、あてもなくブラブラするのが良いのだから、やっぱり散歩なのだと思う。
そのお供にと、一時期はイヤフォンに凝ってみたりもしたっけなぁ。
でも結局、使わなくなってしまった。
当たり前だけど、その場には『その場の音』がちゃんと存在してて、それに意識を向けて耳を傾けるのを退屈と感じなくなったのは、いつからだろう?
『空気の波』としての音だけでなく、たとえば植物のグラデーションや、雲を抜ける陽の移り変わり、肌を撫でる風の温度など、視覚や触覚で感じるリズムにも音はある。
もちろん嗅覚も。
直接耳に響くわけではなく、なんというか、脳で感じる音の感覚、みたいな?
ちょっと抽象的だけど。
その感覚がね、フォレストパークはいつも心地良いのです。
おでんと焼き鳥、ラジオの夜
散歩をしたり本を読んだり、いつものキャンプのようにまったりとした時間がすぎていく。
けれど、そのまったりの純度が段違いに高いのが連泊の良さ。
それに身をゆだねるのが許されるのも連泊の良さ。
要するにね、何もしていないのですよ。
だからね、写真もないのです。
『ブロガーとしてそれってどうなのよ?』とは思うけれど、ぼくはブロガーの前にいちキャンパーとして、この時間を最大限に満喫したいのです。
というわけで写真が無いもんだから、時間は飛んで、夜。
夕食は久しぶりに持ち出した『キャプテンスタッグ・カマドスマートグリル』での卓上炭火調理です。
使ったのは1年以上ぶりだけど、やっぱりイイ道具だなぁと思う。
おでんと焼き鳥を、ビール飲みながらじっくりと調理していきます。
最近は、スーパーでも『ご当地おでん』なんてモノが手に入って、いろいろ食べてみるのも面白い。
けっこう違いがあるもんですね。
焚き火の炎で豪快に調理するのもアウトドアっぽくて良いけれど、こうやって卓上でチマチマやるのも楽しいです。
熱々のおでんをハフハフと頬張っていると、焼き鳥がじゅうっと火の通り具合を知らせてくる。
ワリと忙しい。けど、なんだかノンビリ。
そんな炭火とのやりとり。ビールの味わいは、確実に10倍は増しています。
おでんと焼き鳥はさらに倍。
もう美味すぎて、お隣さんにこの感動を伝えたいほど!
行動には移しませんけどねw
いつもの携帯ラジオでは電波の入りがイマイチなので、親父からちょっと大きめのラジオを借りてきてみたら、これが大正解。
「こんなにも違うものか!」
ってほど、しっかり受信してくれます。
ソロにとってラジオは防犯アイテムも兼ねていて、自分のサイトを離れる際テントの中でつけっぱなしにしています。
なので地味に重要アイテム。
ここまで受信具合に差があるのだと、買い替えも考えてしまうなぁ・・・。
けれど単1乾電池を3本も使うから、ちょっと重いのが難点。
まぁ、車なら関係ないか・・・。
寝袋に包まりながら、聞くともなしに聞いていると、やがて穏やかな睡魔がやってくる連泊キャンプ1日目の夜。
2日目に続きます。
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