こんにちは、シズワです。
ぼくがキャンプで愛用しているライターは、伸びる火口とタフそうな外見が人気の『SOTO・スライドガスマッチ』。
ターボライタータイプのスライドガストーチと共に、アウトドアでは定番のライターです。
ただ、『なかなか火がつかない』という意見をよく目にします。
でも不良や不具合を疑う前に、まずはガスを替えてみて。
すべてとは言えませんが、それで解決するケースも多いと思います。
スライドガスマッチ/トーチは便利カッコイイ!
スライドガスマッチは、日本の火器メーカーの雄、SOTOこと新富士バーナーの製品です。

兄弟分のスライドガストーチとあわせ、キャンプ好きなら知らない人はいないんじゃないか?ってくらいの定番アイテムですよね。
約1,500円とライターとしては非常に高価なのですが、使ってみると『人気もなっとく!』の良さがあります。
ぼくがスライドガスマッチに魅力を感じるのは、この3点。
- 火口が伸びる
- 燃料を充てんできる
- アウトドアライクな外見
場面によってはすごく便利だし、長い目でみればコスパだってイイ!
とてもおすすめ出来るアイテムです。
普通のライターのようなユラユラした炎が出るスライドガスマッチと、
風に強い、ターボライターのようなバーナー炎を出すスライドガストーチがあります。
火口が伸びる
火口が無段階で伸び、最長約75mm。

固形燃料やアルコールストーブなどに着火するとき、とても便利です。
『にゅん!』と伸びるギミックがそそる!
燃料が充てん式
使い捨てではなく、燃料を充てんする方式です。
カセットガスやライターガスを使用します。
長い目でみれば経済的だし、なにより、ライターを廃棄するのって面倒じゃないですか?
その手間がないだけでもイイ!
ライターの廃棄はしっかりガスを抜いたあと、各自治体のゴミ区分に従い処分します。そのまま捨てるのは大変危険です。
アウトドアライクな外見
タフそうな見た目は存在感があり、なんと言ってもカッコイイ!
焚き火などに火をつけるとき普通のライターでは気分がでませんが、こいつならバッチリ。
『アウトドアの道具』って感じが溢れてます。
普通のライターより一回り大きなサイズも、グリップが良くしっかりと握れてぼくは好き。

寒冷地用ガスで火つき良好に
キャンプではとても人気のスライドガスマッチ/トーチですが、『なかなか火がつかない』という声をよく耳にします。
何回もカチカチしないと点火しないのは、実際にぼくの持つ個体でも体験しました。100円ライターの方がまだつくよ!ってくらい。

でも、それで不良と判断するのはちょっと待って!
その前に、使用するガスを替えてみて下さい。
びっくりするくらい、すぐ点火するようになります。
それでもつきが悪いときは、30秒間握る。人間はけっこう暖かい。
もちろん中には良くならない、本当の不良もあるかと思いますが、ほとんどの個体はこれで改善するんじゃないかと思います。
寒冷地ガスをつかおう

スライドガスマッチ/トーチに入れるガスは、CB缶と呼ばれる、いわゆる普通のカセットガスです。
コスパの良さが特徴ですが、スライドガスマッチ/トーチに使う場合、よくホームセンターなどで3本200~300円くらいで売っている安いものではダメです。
少し寒くなると、すぐつかなくなってしまいます。
このCB缶、じつは寒冷地用のガスがあるのをご存じですか?
パワーガスとかゴールドガスという名称で、低温に強い『イソブタン』や『プロパン』が配合されています。
これらのガスを使えば、スライドガスマッチ/トーチは低温時でもしっかり着火するようになりますよ!

違う種類のガスを補充する場合は、もとのガスをしっかり使い切ってから入れましょう
他社製のガスでも大丈夫ですが、保証の観点からもSOTOのモノを使うのが安心です。
ぼくが使っているのは、イワタニのパワーゴールドです。このガスを入れるようにしてからは、-3~4℃の冬キャンプでもちゃんと着火するようになりました。
コスパが良いのはTOHO。
ただ、いくらガスを寒冷地用に変えても、圧電着火方式は【気圧・気温】が下がると火がつきづらくなるので、万全ではありません。
マッチやファイヤースターターなどと併用するのが安心です。
まとめ
ぼくも初めは、寒くなるとだんだん火のつきが悪くなるスライドガスマッチに、「これダメじゃん」と思いました。
でもガスを替えてみたら安定してつくようになり、評価は一変。
「これは良いものだ!」
と感じています。
ちなみに、ぼくが『バーナータイプのトーチ』ではなく、『ライタータイプのマッチ(ややこしいな!)』を愛用する理由は、勢いのあるバーナー炎より、柔らかな火で着火する方が好きだから。
完全に好みです。
アウトドアでの使用であれば、風に強いスライドガストーチの方が使い勝手は良いと思いますが、スライドガスマッチだって、【火を手で被う】【風上に背を向ける】等で問題なく着火できます。
というか、この一手間が好きなだけです。
どちらにせよ、両タイプともギミックとビジュアルで、アウトドア心を鷲掴みにしてくる良い道具です。
なかなか火がつかなくて「不良かな?」と判断する前に、寒冷地用のガスを試してみて!
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