【道具紹介】冬の雪中ソロキャンプ・バックパックの中身紹介

今は2021年3月。気が付けば、冬キャンプももうすぐ終わりの時期です。

今回の記事は忘備録。今シーズンの冬キャンプで使った装備をアップします。

バックパックで行くことが多いのでアイテム数は少な目ですが、マイナス10度くらいまでなら、ぼくはこの装備で問題なしです。

それ以下の気温になると寝袋まわりをちょっと付け足して、マイナス18度までなら過ごしたことがあります。

寒さ耐性は個人差もありますが、ちょっとでも冬キャンプ装備の参考になれば幸いです。

目次

雪中バックパックキャンプの道具紹介

ぼくのメインフィールドは裏磐梯

冬になると雪が積もり、マイナス10度も珍しくないガチな寒冷地です。

よく行くキャンプ地は雪原となって車は入っていけないので、バックパックを背負いスノーシューを履いて、だいたい200mくらい歩きます。

今回は、そのバックパックの中身を紹介していきます。

バックパック・テント等

バックパックはオスプレーのケストレル68。容量はそのまま68リットル。ぼくは、いろいろ外付けするより中に入れる派。オーソドックスだけど非常に使いやすいバックパックです。

テントはマーモットのフォートレス2P。収納袋はドライサックに替えています。大きく開く前後のドアと、メッシュをフルクローズできる作りで、夏でも冬でもどんとこい!な要塞テント。あとオレンジ成分。

オレゴニアンキャンパーのグラウンドシート、Mサイズ。荷物を置いたり尻に敷いたり。ちょっと重いけど風でめくれないのが良い。

焚き火台はベルモント・TABI軽さ全振りステータスかと思いきや、けっこう堅牢で使いやすさも上々。でも地味。イヤいぶし銀と言っておこう。

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下の緑のシートはオールウェザーブランケット。テントの中に敷いています。

手袋は安定のワークマンです。

小物入れ類

上段左の黒いケースには、ビニール袋新聞紙ウエス(布)使い捨てカイロなどが入っています。

上段右の黒いのは小物入れ。これはまた別途に。

コーラガムの袋は常備薬です。

下段右のシルバーの袋は細引きやカラビナなどが入っています。

小物入れの中身。

恥ずかしながら整理整頓が苦手なので、小物は全部ここに突っ込んでいます。

右側ジップロックにはコーヒーやお茶調味料などが入っています。

中央にあるのはライト類、ゴールゼロジェントスのヘッドライト

カトラリーはスノーピークのスクー1本のみ。これだけで済ませるのが好き。というか事足りてしまう、もはやスプーンとフォークの最終進化形態だよコレ。

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バーナーはプリムス・P-153。もう10年以上使っているけど、ぼくの個体の点火装置はいまだ健在。ガソリンのポンピングもアルコールの風情も捨てがたいけど、利便性はガスの圧勝。

下段真ん中の白いのは温度計です。過ごした気温が分かれば、装備を検討するときの参考になります。

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クッカー・テーブル・ナイフなど

メインのクッカーは、エバニュー・チロルコッヘル深型Wの小さい方。スノーピークのトレック900とほぼ同じサイズです。

そこに、同じくエバニューの400FD+トークスのリッド(蓋)、EPIガスのチタンマグ500が入ります。

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OD缶はEPIガスのエクスペディション。とっても寒さに強いヤツ。昔はガスは寒さに弱いって認識だったけど、極寒冷地用のガスを使えばマイナス10℃程度は全然平気。

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右上の黒っぽいのはオプティマスの風防。かなりいい仕事をしてくれるので手放せなくなりました。

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テーブルはカスケードワイルドのプラスチック製。冬は金属だと凍り付いちゃうからプラスチックの方が使いやすい。

ナイフはコールドスチールのフィンベアー。モーラのヘビーデューティーとほぼ同じサイズですが、刃厚が若干薄いぶん小回りがきいて使いやすいナイフです。

水入れはエバニューのウォーターバッグ2リットルと、ニトリの単層ステンレスボトル750ml。ステンレスボトルは昼間はケトル代わり、夜は湯たんぽと大活躍。

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ペグ・娯楽用

GeerTopのスノーペグダイソーのジャンボペグ。このジャンボペグが思いのほか優秀で、雪用ペグとして以外にも、凍り付いたスノーペグを掘り出すのに使える。

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クッションケースに入れるのは、タブレットとスタンドあとは欠かせません。タブレットでも読めるんだけど、やっぱり紙が好き。

寝具系

寝袋はイスカのニルギリEX

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マットはクライミットのインシュレーテッド・スタティックVライトと、モンベルのフォームパット180。スタティックVだけでもいけるのは、だいたい-2~3℃くらい。それ以下の場合はフォームパッド併用で寝心地が倍率ドンのさらに倍。安心感もさらに倍。あとオレンジ成分。

枕にクライミット・ピローXのラージ。ピローXはマジでいい。『服を詰めた袋で十分』そう思っていた時期がぼくにもありました。

あと、写真に写っていませんがダウンソックスは氷点下キャンプの必需品。ネイチャーハイクのが安くて使えます。

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折り畳みの座布団はダイソー。

真ん中左の黒い袋は、エアーポンプです。

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スノーシュー・スコップ

雪中キャンプの必需品、雪用アイテムたち。

スノーシューはGARNEAU(ガノー) コースBOA。スノーランニング用の軽量モデルです。

浮力はソコソコだけど、とにかく軽くて軽快。

あとモンベルのコンパクトスノーショベル。降りたてフワフワの新雪ならプラスコップが軽くていいけど、締まった雪には金属製じゃないと歯が立たない。

どちらも冬にしか出番のない道具ですが、永く使っていけるので、雪中キャンプをするなら持っておいて損はないと思う。

まとめ

寒さに応じて寝袋になにか足したり、食事内容でクッカーは多少変わるけど、今シーズンの冬キャンプは大体こんな装備で遊んでいます。

ここに、100均のクーラーバッグ一眼レフカメラ三脚着替え食料などが入ります。

これでバックパックの中身はだいたい80~90%。重さ14~5キロ位になることが多いかな。

ビールとカメラ関係が重いんだけど、お酒は絶対必要だし、カメラも最近たのしいのでやっぱり欠かせません。

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暖房は基本なし。昼間の寒さは服装で十分対応できるし、夕方からは焚き火で暖を取るのでけっこう平気

どうしても寒いときは、とっとと寝袋に入ってしまえばイイだけです。冬に対応できるちゃんとした装備があれば死にはしません。

薪はソリに載せて引いて持って行きますが、フカフカの新雪時はソリが安定しないので手持ちです。

膝まで埋まる雪のなか薪を運ぶのは大変ですが、焚き火は冬キャンプの醍醐味なので、持って行かないという選択肢はない!

ソリは雪遊び用の普通のやつです。

雪中キャンプ、とくにバックパックとなると道具選びに多少慣れと経験が必要かと思います。

でもリュックひとつで雪の中に入っていけると、キャンプの幅が広がって楽しいですよ。

誰もいない雪原でテント張るのは、ほんと気持ち良いです。

ぼくの経験が少しでも、これから冬キャンプを始めたい誰かの役に立てばうれしいかな、という記事でした。

紹介道具リンク

小型ランタンは荷物のコンパクト化に欠かせない。ゴールゼロは人気があるけど、高値が続いているので今は買い時じゃない。紹介しといてなんだけど。

高値のゴールゼロよりレッドレンザーが良さげ。使ったことないけど。申し訳ない。

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Ledlenser(レッドレンザー)
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冬キャンプするなら温度計は持っておきたい。INとOUTが測れるやつがオススメです。

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クレセル(CRECER)
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ステンレスボトルは水入れとしては勿論、夜には湯たんぽとして活躍します。

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Klean Kanteen
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記事で紹介し忘れましたがハクキンカイロは絶対必要。使い捨てとは比にならない暖かさ。これと湯たんぽは安眠の要です。

このインシュレーテッドスタティックVと、オールウェザーブランケット+100均のアルミシートで氷点下の雪中キャンプも大丈夫でした(個人差があります)。断熱材入りエアーマットの中では比較的買いやすい値段も魅力。

定番のテント内シート。暖かいとはいかないけど、有ると無いでは大違い。

エアーマットのお供に。酸欠防止に。

ピコグリルのコピーはイヤ、という人はコレ一択。

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Belmont(ベルモント)
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ダウンソックスは絶対効果を実感できます。湯たんぽでの低温やけど防止にもなる。

アルミのテーブルだと凍り付いて不便なので、冬はコイツの出番。

厚みのあるシートなので、コレ+100均折り畳み座布団で雪の冷たさから尻を守る。

寒い時こそ実感できる高火力。寒冷地用ガスと共に。

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プリムス(PRIMUS)
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使えるバーナーは選ぶけど効果は絶大。熱がこもるので湯の沸く時間がはっきり早い。

たぶん最強の寒冷地仕様ガス。マイナス18度までは体験済みです。バーナーとのメーカー違いは自己責任で。

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イーピーアイ(EPI)
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安価なスノーペグ。ちゃんと役に立ちます。というかコレで十分、MSRとか要らない。

ナイフは完全に好み。コールドスチールって冬っぽくない?(笑)。プラのシースはラフに扱えるけど、濡らすと凍り付いて抜けなくなるから気を付けて。

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コールドスチール
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なんでもコレ一本で済むので荷物が減る。

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スノーピーク(snow peak)
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冬はすぐ冷めるのでフタつきが良い。氷点下だとダブルウォールの保温力より、温めなおしが出来るシングルの方が強い。

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イーピーアイガス(EPIgas)
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おわり

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。

    最小限ギア派のわたし。
    shizuwaさんのバックパック装備、とても参考になりました!

    枕問題。
    わたしは現在は服を丸めて使っていますが、
    ちょこちょこ調べたりしています。
    shizuwaさんお使いのものはノーマークでした!
    ありがとうございます。

    マーモットのテント、色々種類はありますが、
    フルクローズできるモデル、他に見当たりません。
    さらに2面とも開くなんて、理想的ですね!

    shizuwaさんのギア、まねっこしたいものがたくさんあります。

    でも一番お伝えしたかったのは、これ。
    「あと、オレンジ成分」
    この表現、サイコーです。

    おかしなコメント、失礼しました。

  • さめじろうさん、こんにちは。

    お久しぶりです!

    枕は悩みますよね。
    欲しくても、結局は服を丸めたもので間に合ってしまうから後回しになりがちだったり。
    もともとエアー系のアイテムは苦手だったけど、クライミットは自分の身体に合うようでマット共々気に入っています。

    ぼくが海外テントを使う理由は、国内メーカーにくらべ一回り大きく居住性が良いからなんですが、フルクローズできるのは確かにあまりないんですよね。
    アレを見つけたときは、「これだ!」と即購入しました。
    理想的なオレンジでしたし(笑)

    次に欲しいのはニーモのクナイ。やっぱりオレンジ。

    最近は豪華なキャンプが流行のようですが、ぼくも最小限のギアでシンプルに過ごすのが好きです。

    こんな自分の好み100%で出来た趣味ブログでも、なにかの参考になればうれしいです。

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